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2019年7月1日
HALF TIME編集部

サッカー仏リーグ1、2020/21から名称を「Uber Eats League 1」に。Uber Eatsとパートナー発表 

■3年契約 2020/21シーズンからタイトルパートナーにも

フランスプロサッカーリーグ(Ligue de Football Professionnel:LFP)は、2019年6月14日、12日に開催した特別理事会での批准に基づき、Ligue 1とUber Eatsの大型パートナーシップを発表した。

 

2019/20シーズンからUber EatsはLigue 1 のオフィシャルパートナーとなり、翌2020/21シーズンと2021/22シーズンの2年間はタイトルパートナーとなる。リーグ名称は「Uber Eats League 1」に変更される。

 

契約期間は3年。契約金額は明らかにされていないが、地元の仏紙『レキップ(L’Équipe)』は、タイトルパートナーとなる2年間は年間1,500万ユーロ(約18.4億円)の契約であり、これは現在のスポンサーのコンフォラマ(Conforama)の2倍以上であると報じている。

 

リーグ1は、欧州で家具小売店を展開する仏コンフォラマが2017/18からタイトルスポンサーとなり「League 1 Conforama」の名称となっていたが、契約更新はなされなかった。

 

2014年に米国で始まったUber Eatsは、2016年3月にフランスでローンチ。現在110以上のフランスの都市でアプリを通して利用可能であり、1万5,000以上の提携レストランから、最低注文金額なく料理の配達を可能にしている。

 

リーグ1は、Uber Eatsのような国際的で、且つ若年層のオーディエンスを持つブランドの取り込みを歓迎している。「Uber Eatsが、その拡大と発展に向けて、ヨーロッパで初となるスポーツ・スポンサーシップとしてリーグ1を選んで頂いたことを誇りに思う。リーグ1が若い消費者の間で非常に強いブランドと関わることができ、大変嬉しく思う」と語るのは、LFPのエグゼクティブ・ディレクターであるディディエ・キロ(Didier Quillot)氏だ。

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【岡部恭英#3】欧州サッカービジネスを牽引する専門人材。そして日本人に求められる要素とは?

2019年7月5日

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サッカービジネスと言うと、なにか特別な分野で、特殊なスキルが要求されるような印象を持たれる方は多いかもしれない。だが「サッカー」という名前こそ付いていても、基本的にビジネスであることには違いはない。そのためサッカービジネスでも、通常のビジネスと同じようなスキルを持った人材が必要とされている。具体的に述べれば、その職種は下記のような内容になる。   前回コラム:【岡部恭英#2】キーワードは「Go West」と 「Go East」 欧州サッカーのグローバル戦略   ・財務、会計、法務 ・セールス、マーケティング、ブランディング ・デジタル、IT ・戦略、リサーチ ・PR、コミュニケーション ・HR   とりわけ核となるスタッフや幹部を見ると、弁護士、コンサルタント、MBA、会計士、投資銀行家、マーケターなどが多い印象を受ける。   まず弁護士では、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長、スペインのラ・リーガのハビエル・テバス会長などは、いずれも弁護士出身である。   身近な例を引けば、弊社TEAMマーケティングの先代のCEO、先々代のCEOも弁護士だった。さらに言えば、弊社は100人強の会社だが、法務部の人間は全員弁護士としての資格を持っている。これは日系企業との大きな違いだろう。またセールス部門やイベントマネージメント部門ですら元弁護士がいるため、スタッフの約10%は現役もしくは元弁護士という状況になっている。   サッカービジネスは過去20年で急速に発達してきたが、特にこの10年間は、コンサルタントやMBAの資格保持者が増えてきた印象が強い。事実、弊社のCOOも元々コンサルタントだし、私が以前働いていた、英プレミアリーグのエバートンFCのCEOも元コンサルタントだった。ビッグクラブや5大リーグにも、数多くのコンサルタント出身者やMBA保持者がいることは指摘するまでもない。   最近、英国の名門クラブであるマンチェスター・ユナイテッドの取締役をやめて、アメリカNFLのチームに転職したカナダ人の友人がいる。彼はもともとスタンフォード大学でMBAを取得した後に、モルガン・スタンレー証券に勤務。アメリカの富豪グレイザー家によるクラブ買収を投資銀行側からサポートして、買収完了後にヘッドハントされてユナイテッドに加わっていた人物だった。     ■アングロサクソン系が支配する世界   どの国のリーグによるかによっても変わってくるが、基本的にはビッグクラブであればあるほど、アングロサクソン系の影響力が強くなる傾向にある。例えば英国人にとってプレミアリーグはお膝元になるし、アメリカはスポーツマーケティングをリードする米国4大スポーツから、多くの人財を欧州サッカーにも送り込んでいる。また遠く離れたオーストラリアやニュージーランドからも、かなりの人数が欧州サッカー界に流れ込んできているのが実情だ。   ただしオセアニアは、日本よりも欧州から遠く離れている。そのオセアニアから多くの人材が流れ込んでいるにもかかわらず、欧州のサッカービジネスで活躍する日本人はほぼ皆無に近い。現状ではUEFAに一人、その専属マーケティング代理店である弊社に私一人だけがいる状況になっている。   そこで浮かび上がってくるのが、日本人が海外に移って活躍するために不可欠な3つのツール、「3種の神器」だ。

【岡部恭英#2】キーワードは「Go West」と 「Go East」 欧州サッカーのグローバル戦略

2019年7月4日

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前回コラム:【岡部恭英#1】欧州CLやELから浮かび上がる、欧州サッカーのビジネストレンド   サッカービジネスには通常のビジネスと同様に、「戦略的重点市場」が存在する。   最近の動向を見ればわかるように、欧州サッカーにとっての最重要海外マーケットは、アジアとアメリカになっている。むしろ彼らにとってのグローバル戦略とは、アジア&アメリカ戦略、つまり「Go West」と「Go East」だと言い切っても過言ではないかもしれない。   もちろん、世界的なスカウト網の拡充など、サッカーの「現場」で起きている現象は異なる。だがビジネスにフォーカスした場合には、その方向性はきわめて明らかだ。   またアメリカとアジアが最重要マーケットとして位置づけられている背景には、相応の必然性もある。ターゲットを設定する際には様々な要因が影響するにせよ、マクロ経済のデータを見ると、その根本的な理由は一目瞭然になる。   経済大国トップ5=(1)アメリカ、(2)中国、(3)日本、(4)ドイツ、(5)インド 人口大国トップ5=(1)中国、(2)インド、(3)アメリカ、(4)インドネシア、(5)ブラジル   私はサッカービジネスを志した時に、日本サッカー協会の小倉名誉会長にアドバイスを頂いたことがある。FIFAの元理事でもある小倉さんがその際に仰った内容の一つは、「Population is power(人口の多さは、それだけで大きな力を生む)」ということだった。現在のサッカー界では、中国、インド、アメリカなどが魅力的な市場としてクローズアップされている。そのような状況が生まれるかなり前から、現在のトレンドを予想していた小倉さんの先見性は、さすがと言うしかない。

【岡部恭英#1】欧州CLやELから浮かび上がる、欧州サッカーのビジネストレンド

2019年7月3日

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先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝と、ヨーロッパリーグ(EL)の決勝は、現在の欧州サッカー界におけるクラブ経営のトレンドを如実に示す結果となった。   まずマドリードで行われたCLのファイナルでは、2年連続で決勝に駒を進めたリバプールと、初めて決勝に進出したトッテナム・ホットスパーが対戦。リバプールが久しぶりに欧州王座に返り咲いている。これに先立って、アゼルバイジャンのバクで行われたCLの決勝では、チェルシーとアーセナルというロンドンのクラブ同士が激突し、チェルシーが優勝を収めた。   このような結果から導き出せる1つ目の結論は、「Money talks(資金力が物を言う)」という事実だ。デロイト社による欧州サッカークラブ年間収入ランキングを見れば明らかにように、CLとELの決勝に進出した4チームは、いずれも年間収入ランキングで上位10位に入っている。しかも興味深いことに、それぞれ優勝を収めたのは収入ランキングが高い方のチームだった。   第7位:リバプール(CL優勝) 第8位:チェルシー(EL優勝) 第9位:アーセナル(EL準優勝) 第10位:トッテナム・ホットスパー(CL準優勝)   上記4チームを合わせた年間収入は、1億8,870万ユーロ(約2,300億円)に上る。先日Jリーグで史上最高収入記録を大幅に塗り替えたヴィッセル神戸の年間収入が100億円にも満たないことを考えれば、これらの額が如何に桁外れであるかが伺える。   たしかに年間収入ランキングで上位6位に入ったチームは、いずれも決勝に進出していない。その意味では、必ずしも資金力だけで勝てるほどサッカーは甘くないとも言える。しかしリバプールが2年連続でCL決勝に進出したことや、昨季の優勝チームであるスペインのレアル・マドリーが、世界一の年間収入を誇っていることなどを踏まえれば、潤沢な資金力がピッチ上の成績に好影響を及ぼしていると見て間違いないだろう。