企業がスポーツのスポンサーをする意味とは?

プロスポーツ選手のユニフォームを見ているとさまざまな企業のロゴが見受けられます。また野球場やスタジアムのフェンスなどを見ても同じようにたくさんの企業のロゴが描かれているのをテレビ中継中に見かけるでしょう。このように、スポーツにはさまざまなスポンサーがついています。ここでは企業がスポーツのスポンサーをする意味について解説していきます。

企業がスポンサーをしている企業はこんなにたくさん

企業の支えが無くてはスポーツは成り立たないといっても過言ではないくらい、企業のスポンサーはスポーツを運営し続ける上で必要不可欠なものとなっています。特にオリンピックやJリーグなど大きなスポーツにはたくさんのスポンサーが協賛し、運営の手助けをしています。

オリンピックやJリーグなどのスポンサーがついている事例を紹介

毎回オリンピックのスポンサーとなっている企業の1つにコカ・コーラ社があります、コカ・コーラ社がオリンピックのスポンサーに初めてなったのは1928年の第9回アムステルダム大会からととても古く、もう90年以上もオリンピックのスポンサーを企業はどんな目的でスポーツのスポンサーになるのか続けています。コカ・コーラはアメリカで誕生した飲み物ですが、今や日本のみならず世界中で愛されている飲み物となっています。コカ・コーラが現在のように世界中で飲まれる飲み物となったのはオリンピックのスポンサーとなって商品が世界的に認知されたからだといっても過言ではありません。

スポンサーとなった企業がチームを消滅危機から救ったという事例もあります。長崎にあるJリーグチーム「V・ファーレン長崎」は2017年にJ1リーグに昇格したこともある強豪チームですが、当時合計で4億円以上の大幅な赤字を出しており、最悪の場合チームが解散するという最大の危機を迎えていました。そんな中チーム再建のためにスポンサーになると名乗りを上げたのが英会話スクールの大手NOVAと長崎で創業したジャパネットです。はじめは大きな金額提示があったNOVAにスポンサーになってもらう計画だったのですが、地元のサポーターからの強い反発もあり、最終的にジャパネットがスポンサーとなりました。当時社長だった高田氏はお金を出資する一方でチームの運営には一切口を出さないだけではなく、選手を招いてバーベキュー大会やカラオケ大会を開くなど選手との親睦を深めました。すると選手側にどんどん団結力と闘志が増していき、ついにその年J1昇格を果たしたのです。

企業はどんな目的でスポーツのスポンサーになるのか

スポーツのスポンサーになるというのは巨額の出費を伴います。それでも企業がスポーツのスポンサーとなるのには明確な目的があるからに他なりません。企業側はどういった目的でスポーツのスポンサーに名乗り出るのでしょうか。

広告宣伝を目的とするパターン

企業がスポーツのスポンサーになる目的は大きく分けると2つのパターンに分けられます。1つ目は明確に自社を宣伝する目的でスポーツのスポンサーとなるパターンです。先ほどの事例で言えばオリンピックのスポンサーとなったことによってその知名度を世界的なものとし、売り上げを爆発的に伸ばしたコカ・コーラ社はまさしくこの広告宣伝を目的としたパターンの好例と言えるでしょう。広告宣伝を目的とする場合はスポーツそのもののスポンサーをするというよりもそのスポーツ界におけるトップアーティストやオリンピック、またはワールドカップといった大規模な大会のスポンサーとなるケースが多いです。ビジネスライクな考え方で見れば、有名選手や大きな大会のスポンサーとなった方が費用対効果は大きいでしょう。

CSR活動の一環とするパターン

特に大企業は利益を追求するだけではなく社会的貢献がどれだけできているかを見られる傾向にあります。環境保全が叫ばれていることもあり、エコや緑化活動を積極的にしている企業が増えているのはこのためです。したがって、宣伝を目的としてではなく、CSR活動(企業の社会的責任を果たすための活動)の一環としてスポーツのスポンサーになるという企業も出てきています。例えば、その企業の地元のスポーツチームのスポンサーとなり、イベントを通じて地域の子供たちなどとふれあいを持たせるというような地域密着型の活動はCSR活動を目的としたスポンサー活動の一例と言えるでしょう。

スポーツのスポンサーになることで得られるメリットとは

企業側はスポーツのスポンサーになることによってどのようなメリットが得られるのでしょうか。

商品の売り上げアップにつながる

選手のユニフォームや会場のフェンスなどを見るとその企業の主力商品名が記載されているのをよく見かけます。それと同時に試合前に掲示している商品のサンプルを配布することもあります。こうすることで自社の商品のことを知ってもらい売り上げアップを図っているのです。

会社の認知度をアップさせる

まだあまり名前が知られていないベンチャー企業などは、自分の会社の名前を知ってもらいたいという目的でスポーツのスポンサーとなることも多いです。多くの観客が集まる場所に自社の看板を掲げれば会社の知名度アップになることは間違いありません。

会社の好感度を上げる

勝利に向かって必死に選手たちが頑張るスポーツは総じて高感度が高いものです。そういったスポーツや選手に協賛することによってスポーツのイメージとリンクし、スポンサーとなっている企業自体の好感度もアップしていきます。

スポーツとビジネスは密接なつながりを持っている

これまでの解説を見ていけばスポーツとビジネスが強くつながっていることが少しは理解できたのではないでしょうか。

企業がスポンサーになることでそのスポーツはどんどん発展していく

スポーツが発展していくためには企業の協力が必要不可欠です。企業がスポンサーとなり、そのスポーツや一流選手に対して出資をするからこそ施設を充実させるなど、練習する環境をより良いものにすることが可能となっています。競技施設がより充実したものとなればプレイする選手にとってもより本来のパフォーマンスを発揮できるようになるので白熱した試合が展開されますし、観客側も観戦しやすい環境が整っていればリピーターが増えていくきっかけになります。そして、選手にとってはより良い練習環境を提供してもらえることによって更なるスキルアップを図ることが可能です。

スポンサーはスポーツ側にも企業側にもメリットがあります

企業は自社の宣伝目的、またはCSR活動の一環としてスポーツのスポンサーとなります。実際にスポンサーとなったことで企業が大きく成長するきっかけとなった事例や消滅寸前のチームがスポンサー企業によって復活を遂げたという事例もあり、企業とスポーツというのは切っても切れない関係です。お互いに良い関係を築くことによって企業側もスポーツ側も大きく発展する要因となります。

<参考>

なぜコカ・コーラ社は90年も五輪スポンサーを続けているのか?(前編)

成功事例:Vファーレンの奇跡

スポンサー企業によるスポーツ支援の2つのタイプ~PRか?CSRか?

スポンサー メリット 企業が期待する7つのこと

スポーツビジネスとはカッコいい仕事【メリットとデメリットを問う】

 
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