日本のゴルフ界は今、大きな転換点を迎えている。2025年にゴルフ愛好者の多い団塊世代が75歳以上の後期高齢者となることで、ゴルフ人口の大幅な減少、ゴルフ場の経営悪化が危惧されている。そんな中、大きな注目を集めているのがインバウンド需要を取り込む「ゴルフツーリズム」だ。
「これ以外に日本のゴルフ界が持続していく道はない」と話すのは、株式会社ゴルフツーリズムジャパン代表取締役の小嶋崇文氏。インバウンドゴルフツーリズムの可能性と、その先に見る事業ビジョン、そして目下の人材採用について話を聞いた。
市場規模は4兆円。世界で注目される「ゴルフツーリズム」
日本中がインバウンド需要に沸いている。2024年の訪日外国人旅行者数は過去最多となる3600万人を突破し、その消費額は8.1兆円にまで達した。今年はさらなる増加が見込まれている。
「日本は素晴らしい国ですよね。治安が良くて、食事が美味しい。歴史的な文化があり、四季が豊か。にもかかわらず、失われた30年を経て、日本人自身が、日本は素晴らしい国であるというのを見失いつつある。我々は事業を通じて、日本人が本来持つべき自信や誇りを取り戻し、世界で活躍することで、日本と日本人を、そして世界が豊かになる未来を実現していきたい」
そう語るのは、「ゴルフツーリズムで日本と世界の架け橋になり、日本と世界を豊かにする」をミッションに掲げ、株式会社ゴルフツーリズムジャパンの代表取締役を務める、小嶋崇文氏だ。

ゴルフと観光を掛け合わせた旅行スタイルである「ゴルフツーリズム」は、世界でその注目度を年々高めている。一般的な旅行と比べて滞在日数が長く、消費額は約2.2倍に上るといわれており、世界の市場規模は約4兆円で、年平均成長率(CAGR)は6.6%と着実に成長している。
日本のゴルフツーリズムは、「眠れる2200億円市場」
残念ながら、日本のゴルフツーリズムは世界に後れを取っているのが実状だ。国内市場規模は数十億円にとどまっており、これは世界全体の1%以下にすぎない。
だが小嶋氏は「我々の調査では、日本のゴルフツーリズムには2200億円規模の市場が未発掘のまま眠っている」と、その高いポテンシャルを確信しているという。
実際、日本には約2,200以上ものゴルフ場がある。これは世界で第三位の数字だ。メンテナンスが行き届いたコースコンディション、質の高いレストランと大浴場、リモコンカートやGPSナビといったテクノロジーなど、日本のゴルフ場を訪れた外国人利用者からは高い評価を受けている。
現在国内のゴルフ人口は、約600~660万人といわれていが、今後5~10年の間で、そのうちの30%にあたる200~220万人が減少すると予測されている。日本のゴルフ場、ゴルフ文化を持続させていくためには、「ゴルフツーリズムでインバウンド需要を拡大させることが必須」と話す。

ゴルフツーリズムでゴルフ場の再興と地方創生へ
そこで同社が現在、重点的に取り組んでいるのが「インバウンドツーリズム事業」だ。長期滞在の海外富裕層に向けて、予算・要望を基にゴルフ場・宿泊施設・移動手段・観光・ガイド・コンテンツを組み合わせた旅行パッケージを開発し提供している。
例えば、着物を着て京都の街なかを歩きながらのフォトセッション、一流シェフのオーナーレストランで伝統的な日本料理と神楽の鑑賞体験、お寺に宿泊して精進料理や瞑想を行うZen(禅)体験などのコンテンツは訪日外国人に魅力的に映るといい、ゴルフツーリズムをフックに日本の魅力を伝えていくことに注力している。
またこうした個別事案だけでなく、ゴルフツーリズムを地域の新しい観光産業の一つとして確立することを目的に、地方自治体や官公庁の事業を受託して、地域の事業者のプロジェクトマネジメントを行うBtoG事業にも尽力している。
現在は観光庁、静岡県、栃木県と協業しているが、今後も日本全国に展開していくことで、「日本各地での地方創生を実現したい」とも小嶋氏は話している。

BizDev人材募集「ビジョンを一緒に実現していきたい」
ゴルフツーリズムジャパンでは現在、BizDev(Business Development/事業開発)人材を募集している。
具体的な業務内容としては、プロジェクトリーダーとしてゴルフツーリズム事業の企画・運営・推進、代表である小嶋氏の右腕として戦略立案および施策実行などがあり、将来的には新規事業の立ち上げ、法人化した事業子会社の代表といったキャリアパスまで視野に入れたポジションとなる。
小嶋氏が応募者に求めるのは、その人の人生の軸となる“ビジョン”だ。
自分がこの会社で何をやりたいのか、将来的に人生で何を成し遂げたいのか――。「ゴルフツーリズムジャパンの理念、目指す未来と根底の部分でつながっていれば、一緒にその人のビジョンを実現していくことができる」と小嶋氏は語る。
例えば、ゴルフを愛してやまない人であればゴルフツーリズムやゴルフ場の価値をいかに高めるかに力点を置いた事業を、日本の旅行・文化体験をもっと世界に広げたいと考えている人であればツーリズムを強化した事業を、地方創生に思いを持つ人であれば各地域のBtoG事業を主導するなど、柔軟に役割を任せたいと考えている。
もちろんこれまでに同社が取り組んだことのない、まったく新しい事業アイデアを提案して実現化させていくこともできるだろう。
「可能性は本当に無限大。その人ならではのビジョンと尖った武器を最大限に生かせるような、柔軟性を持った経営スタイルが我々の強みです」(小嶋氏)

ゴルフツーリズムジャパンの事業を通じて、世界から人・物・お金・情報を呼び込み、日本全体が豊かになる。日本が豊かになれば、日本人も豊かになり、自信と誇りを取り戻していくはず。その日本人が、国際社会の中でプレゼンスを発揮し、第一線で活躍し続ける。その結果、持続的な日本の未来が創出され、2700年以上続く歴史が未来に向かって紡がれていく――。
それが、小嶋氏が願ってやまない世界線だ。
「もしかしたら、私が生きている間には達成できないかもしれません。でも、それでもいいと思っています。今この事業を始めることが、30年、50年、100年先の未来に向けた種まきになるのなら、喜んでその礎になりたい」(小嶋氏)
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