ゴルフには、初心者には分かりにくいさまざまな専門用語があるため、初プレー時に言葉の意味を考えてしまうこともあるでしょう。
そうなるとプレーに集中できなくなってしまい、高いスコアが出せないだけでなくプレーの遅延などを招いてしまい、周囲に迷惑をかけてしまう可能性があります。
本記事では、そんなゴルフ専門用語の「ラウンド」について解説しています。
また、ゴルフラウンド時に必要な物や役立つアプリなども紹介していますので、ぜひご覧ください。
ゴルフラウンドとは
ゴルフにおける「ラウンド」とは、コースでプレーすることを意味します。
ただし、単にゴルフをプレーすることが「ラウンド」ではありません。厳密にいえば、18あるゴルフコースを周ることを、ラウンドと呼んでいます。
ここでは、ゴルフラウンドの種類や時間などについて、詳しく解説しています。
ラウンドの種類
ゴルフにおいて、全18ホールを周ってプレーすることを、ワンラウンドと呼びます。
ちなみに、18ホールは「アウトコース」「インコース」がそれぞれ9ホールずつ存在し、そのどちらか9ホールだけ周ってプレーすることをハーフラウンドといいます。
その他にも、「1人ラウンド」というゴルフ用語が存在。一般的に、ゴルフコースを周る場合、数人が組になって周ることが多いのですが、組ではなく1人でコースを周ってプレーするスタイルを指します。
たまに混同されることがありますが、1人予約と1人ラウンドは、それぞれに意味が異なります。
前述したように、1人でコースを周ってプレーすることを「1人ラウンド」と呼ぶのに対し、「1人予約」は、1名で予約した人が集まって組を作りコースを周ることです。
ラウンドの時間
ゴルフにおいて、ハーフラウンドは、約2時間で周るのが基本。2時間30分以内であれば、次の組の方に迷惑がかかることはないでしょう。しかし、ラウンドに2時間30分以上かければ、他の組にも迷惑がかかるため注意しなければなりません。
ハーフラウンドで約2時間ですから、その2倍のコースを周る「ワンラウンド」は、約4時間が目安といわれています。
ラウンド時に注意すべきこと
ゴルフにおいて、ラウンド時に注意すべきことは、他の方のプレーの邪魔をしないことです。
例えば、プレー中の「音」。ショットを打つ際に物音を立ててしまうと、集中できません。また、他人のプレー中に会話をするのも控えましょう。
音はしなくても、他人がショットを打つ際に近くで素振りをすることも、気が散るため注意しましょう。
ちなみに、打ったゴルフボールが他のホールに向かって飛んで行った場合は、大きな声で「ファー」と叫んで警告。しかし、叫ぶ際のタイミングも配慮することがポイントです。
そもそも、他のホールに打ち込まないことが大切ですが、ミスショットだけでなく、意識していなくても他のホールにボールが届いてしまうこともあります。そのホールのプレイヤーにゴルフボールが当たる危険性があるため、注意してください。
その他、ゴルフラウンド時に注意すべきことを、下記にまとめます。
- ショットに時間をかける
- だらだら歩いてコースを周る(ただしグリーン上は走らない)
- パットラインを踏まない
- 削ったグリーンの芝生や土・バンカーの砂をそのままにしない
- グリーンのボールの落下後もそのままにしない
これらの注意点を意識して、安全にゴルフを楽しみましょう。
ラウンドに必要なアイテム
ゴルフで、ラウンド時に必要な物や持っておいた方がよい物が分からないという方に必見です。
ここでは、ゴルフラウンドで必要なアイテムについて解説しています。
ラウンド時に必要な物
まずは、ゴルフラウンド時に必要な物を、下記にピックアップします。
- ゴルフボール
- ゴルフグローブ
- ティー
- マーカー
- グリーンフォーク
- タオル
- ラウンドバック
ゴルフは、プレー中にボールが紛失することもあるスポーツのため、予備のボールを準備しておく必要があります。
同じく、ティーも多めに所持しておきましょう。また、ティーはコースによる長さの使い分けが重要。すべて同じティーではなく、ロングとショートタイプの2つを準備しておくことがポイントです。
また、グリーンフォークとは、グリーンに残ったボールの落下跡を修復するための器具のこと。前述したように、ラウンド時にはグリーンのボールの落下後はそのままにせず、きれいにしておく必要があるため必ず持っていきましょう。
そして、ラウンドで必要な物を入れるバッグがラウンドバック。プレー時はカートに置いておけるため、携帯性よりも収納力で選ぶことをおすすめします。
持っておいた方がよい物
次に、必ず必要ということではありませんが、ラウンド時に持っておいた方がよい物をピックアップしています。
- 傘
- サングラス
- アウター
- 日焼け止め
- 虫よけ
- 虫刺され薬
- 目土ボトル
ゴルフ場は、山の上にあるため、急に天候が悪くなることがあります。
雨や雪が降った場合、ゴルフ場で傘をレンタルすることも可能ですが、その傘が重たかったり・小さかったりする可能性もあります。そのため、自分専用の傘を準備しておくとよいでしょう。
さらに、雨や雪が降ると気温が下がるため、すぐに羽織れるアウターも準備しておくと便利です。
また、炎天下でのプレー時にはサングラスや日焼け止めがあると便利。さらに、ゴルフ場は虫が多いため、プレー中に蚊などの虫に刺される可能性も考えられます。そのため、虫よけや虫刺され薬を所持しておくとよいでしょう。
それと、可能なら目土ボトルも用意しておくとよいです。ショットの際に、芝生や土を削ってしまった場合は、目土をすることがマナー。ラウンドバックに入れておけば、すぐに目土ができて、プレー時間にも影響が出ないためおすすめです。
ラウンドで便利なアプリ
ここでは、ゴルフラウンドに役立つアプリを紹介しています。
- GPS距離測定アプリ
- スコア管理アプリ
- ゴルフ場予約アプリ
それでは、詳しくみていきましょう。
GPS距離測定アプリ
ゴルフラウンド時に持っていると便利なアイテムとして、距離計測器を挙げている方は多いです。
なぜなら、スコアアップを目指すためには、正確な距離の把握がとても重要となるため。距離計測器としてレーザー距離計測ツールなどもあります。しかし、レーザー距離計測ツールと違ってGPS距離測定アプリは、スマホのGPS機能を活用して現在位置からグリーンやハザードなどの目標地点までの距離情報を算出してくれます。
なかには、事前にコースデータをダウンロードして、ネットに繋がらない場所でもGPSによる距離測定が行えるアプリもあるため大変便利です。
スコア管理アプリ
スコアカードを使って、記録するのが面倒な方におすすめのアプリが「スコア管理アプリ」です。
また、スコアの記録だけでなくラウンドするコースの情報なども見ることができるため、スコアアップにも役立ちます。
なかには、自分のスコアの分析ができるアプリや、SNS機能(TwitterやFacebook、インスタなどにスコアを投稿できる機能)も付いているアプリも存在するため、自分に合ったスコアアプリを見つけましょう。
ゴルフ場予約アプリ
アプリと提携している全国のゴルフ場のなかから、希望する日時・人数で予約を入れることができるツールといえば「ゴルフ場予約アプリ」です。
このアプリを使えば、仕事の合間や気がついたとき、気軽にゴルフ場の予約が可能。1人ラウンドできるプランのあるゴルフ場も探せるため、自分に合ったスタイルのゴルフ場探しに役立ちます。
まとめ
今回は、ゴルフラウンドで必要な物や役立つアプリなどを紹介してきました。
ラウンドとは、ゴルフコースを周ってプレーすること。今回紹介したように、ラウンド時の必需品・持っていた方がよい物を参考に、ゴルフを楽しみましょう。
また、便利なアプリで、自分に合ったゴルフ場探しや楽しみ方ができます。
ラウンド時に注意すべきこともいくつかあるため、安全に楽しくゴルフをプレイしてください。
(TOP写真提供 = Catharina Short Sundberg / Unsplash.com)
《参考記事一覧》
ゴルフのプレー時間はどのくらい?ゴルフ初心者が知っておきたいラウンドについて(鎌倉パブリックゴルフ場)