意外と知られていない!?Jリーグ「賞金事情」に迫る!

1993年に開幕したJリーグ。初年度はわずか10チームでの発足でしたが、2019年現在ではJ1、J2、J3を合わせて58チームに膨れあがりました。ところで、そんなJリーグの賞金事情については意外に知られていないようです。実は、2017年シーズンにDAZN(ダゾーン)が独占放映権を獲得したことで、Jリーグの優勝賞金や分配金が大幅にアップしたのです。2017年よりDAZN(ダゾーン)を運営するイギリスの動画配信会社、パフォーム社がJリーグと10年で2100億円もの独占放映権を結んだことから、Jリーグの賞金事情は大きく変わりました。ずばり、その恩恵で賞金額が大幅にアップしたのです。そこで、Jリーグの優勝賞金をはじめ、各種の賞金にまつわるあれこれをご紹介します!

Jリーグの賞金はどれくらい?

明治安田生命J1リーグでは、年間優勝チームに3億円の賞金が贈られるほか、2位チーム、3位チームにも賞金が贈られます。

ほかにもJ2やJ3の賞金事情をはじめ、フェアプレー賞や個人表彰の金額もクローズアップしてみましょう。

年間表彰

明治安田生命J1リーグでは、年間優勝チームに賞金3億円が贈られます。さらに、Jリーグ杯(優勝銀皿)、日本サッカー協会会長杯、メダル、チャンピオンフラッグも贈呈されます。

2位チームには、賞金1億3,000万円とJリーグ杯(準優勝銀皿)が、3位チームにも賞金6,000万円が贈られます。

ちなみにJ2、J3リーグにもそれぞれ賞金が贈呈されます。J2の優勝チームには賞金2,000万円とJリーグ杯(優勝銀皿)、同2位チームには賞金1,000万円とJリーグ杯(準優勝銀皿)、同3位チームには賞金500万円が贈られます。

J3の優勝チームには賞金500万円とJリーグ杯、同2位チームにも賞金250万円が贈られます。

フェアプレー賞

フェアプレー賞は、J1リーグ戦における反則ポイントの年間合計数が 34ポイント以下のチームに対して記念品が贈られます。

反則ポイント数が最少だったチームに対しては高円宮杯が授与され、反則ポイントが少ない上位3チームに対しては、それぞれ賞金500万円が授与されます。

また、J2リーグの場合はリーグ戦の反則ポイントの年間合計数が 42ポイント以下のチームに対してフェアプレー賞として記念品が贈られます。

さらに反則ポイント数が最少だったチームに対しては、賞金250万円が贈られます。

同様にJ3にもフェアプレー賞があります。リーグ戦における反則ポイントの年間合計数が32ポイント以下のチームに対して、記念品が授与され、反則ポイント数最少チームに対しては、賞金100万円 が贈られます。

個人表彰

J1リーグの個人表彰の賞金額は、以下の通りに定められています。

  1. 最優秀選手賞=賞金200万円&記念品
  2. 優秀選手賞=メダル
  3. ベストイレブン=賞金100万円&記念品
  4. 得点王=賞金100万円&記念品
  5. 最優秀ゴール賞=賞金50万円&記念品
  6. ベストヤングプレーヤー賞=賞金50万円&記念品
  7. フェアプレー個人賞=賞金50万円&記念品
  8. 優勝監督賞=賞金100万円&記念品
  9. 優秀監督賞=賞金50万円&記念品
  10. 最優秀主審賞=記念品
  11. 最優秀副審賞=記念品

続いて、J2リーグ、およびJ3リーグの個人表彰の賞金額は以下の通りです。

J2リーグ

  1. 最多得点者=記念品
  2. 優勝監督賞=賞金50万円&記念品
  3. 優秀監督賞=賞金25万円&記念品
  4. 得点王=賞金10万円&記念品

J3リーグ

  1. 最多得点者=記念品
  2. 優勝監督賞=賞金20万円&記念品
  3. 優秀監督賞=賞金25万円&記念品
  4. 得点王=賞金100万円&記念品

5.最優秀ゴール賞=賞金50万円&記念品

6.ベストヤングプレーヤー賞=賞金50万円&記念品

7.フェアプレー個人賞=賞金50万円&記念品

8.優勝監督賞=賞金100万円&記念品

9.優秀監督賞=賞金50万円&記念品

10.最優秀主審賞=記念品

11.最優秀副審賞=記念品

リーグカップ表彰

次は、リーグカップ戦の賞金についてご紹介します。

ちなみに、リーグカップ戦とは、Jリーグが主催するカップ戦で、J1リーグ、天皇杯と並んで、国内3大タイトルと呼ばれる大会。「JリーグYBCルヴァンカップ」や「ルヴァンカップ」と表記されることが多いです。

まず優勝チームには、賞金1億5,000万円とJリーグカップ、メダルが贈呈されます。

2位チームには賞金5,000万円と楯、メダルが贈呈され、3位チームには1チームにつき賞金2,000万円と楯が贈られます。

功労賞

Jリーグには、功労賞もあります。公式戦の通算出場試合数が一定以上に達した選手が表彰され、出場試合数に応じて以下の通りに功労金が贈られます。

なお、公式戦の試合数は、各カテゴリーのリーグ戦をはじめ、日本代表戦やリーグカップ戦も対象となります。

  1. 出場300試合以上400試合未満=功労金100万円
  2. 出場400試合以上500試合未満=功労金200万円
  3. 出場500 試合以上=功労金300万円

2017年からDAZNと契約したことにより賞金が増額

dazn
写真提供 = matteo_it / Shutterstock.com

2017年のシーズンから、Jリーグの独占放映権がスカパーからDAZN(ダゾーン)に移行しました。

DAZN(ダゾーン)は、イギリスの動画配信会社である、パフォーム社が提供するスポーツのライブストリーミングサービスです。同社との契約では、2017年より10年間、約2,100億円の放映権契約を締結しました。

そんなDAZNマネーの恩恵により、Jリーグの賞金が増額されたのです。

2017年から新設された「理念強化配分金」とは?

2017年シーズンからは、新たな制度がスタートしています。J1リーグでの成績上位のクラブが受けることになる「理念強化配分金」です。

これは最長3年かけて分配されることが特徴で、支給には審査があり、Jリーグの理念に沿って強化や普及、若手育成、施設整備、地域交流やスポーツ文化振興に使い途が限られます。

1位チームには初年度に10億円、翌年に4億円、2年後に1億5,000万円が渡されます。

理念強化配分金は年間4位のチームにまで支払われ、2位チームは初年度に4億円、翌年に2億円、2年後に1億円が支払われます。

3位チームには初年度に2億円、翌年に1億5,000万円となり、2年後には配分されません。

なお、4位チームは初年度の1億8,000万円のみとなっています。

ACL出場チームにはサポート費の分配も

Jリーグの成績が上位のチームおよび天皇杯の優勝チームは、翌年のACL(AFCチャンピオンズリーグ)の出場権を獲得します(日本からの出場枠は最大4チーム)。

AFCは、アジアのクラブチームナンバーワンを決める権威のある大会で、ACL出場チームには、Jリーグから「ACLサポート」の配分金が支払われます。

「ACLサポート」は総額8,000万円を原資とし、文字通りにACL出場クラブに対しての強化費の補助を目的とするものです。

ただし、天皇杯とJ1リーグ戦の優勝チームが重複する場合は、4チーム出場として2,000万円ずつが均等に配分されます。重複しない場合は、天皇杯の優勝チームが8,000万円をまとめてもらうことになっています。

その理由は、リーグ戦の上位チームには、「理念強化配分金」が贈られるので、それとの重複を避けるためです。

まとめ

以上、Jリーグの賞金事情について説明しました。DAZNマネーの恩恵で、賞金額が大幅にアップしたことで、優勝チームには22億円というビッグマネーが贈られるようになりました。

その恩恵を受けたチームは、チームの基盤を固めるために育成環境の整備に資金力を投資しています。

つまり、長期的な視野でチームを強化できることになり、強いチームがますます強くなるという現象が、今後は強まっていくかもしれませんね。

(TOP写真 = GConner Photo / Shutterstock.com)


《参考記事一覧》

Jリーグの優勝賞金や分配金は何位まで貰える?DAZNマネーで大幅アップ!(Soccer-Mania)

Jリーグ表彰規定(Jリーグ)

今季より3年間のJ1優勝賞金&配分金が正式決定!優勝なら総額22億円(ゲキサカ)

 
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