若者が熱狂する1分格闘技 ブレイキングダウンとは?

2021年2月25日に設立発表会見とプレ旗揚げが行われて以降、怒涛の勢いで注目度急上昇中の格闘技イベント「ブレイキングダウン(BREAKING DOWN)」。その勢いは第8回を迎えた今でも衰える気配はなく、まだまだブレイキングダウンの躍進は止まりそうもありません。

国内にはRIZINやK1、RISE、DEEPなど様々な格闘技団体が存在するのにも関わらず、どうしてブレイキングダウンは格闘技ファン以外からも支持を集めているのでしょうか?

ブレイキングダウンとは

ブレイキングダウンとは、「格闘技や格闘家のありきたりなイメージを壊し続けること」をテーマに発足した「1分間最強」を決める格闘技イベントです。

代表取締役社長はRIZINのスター選手である朝倉未来氏、スペシャルアドバイザーは同氏の弟であり第3代RIZINバンタム級王者朝倉海氏が務めています。

「ストリートの喧嘩は1分で勝敗の決着が付く」という朝倉未来氏の話からブレイキングダウン構想が始まり、発足当初は何でもありのMMA(総合格闘技)ルールで「街の喧嘩」をイメージしていました。

しかし現在は「キックボクシングルール(1分1R)」が主体で、対戦カードによっては「10秒寝技あり」「無制限ラウンドの完全決着」「2 VS 2」などの特殊なルールが適用される場合もあります。

ブレイキングダウンの魅力

ブレイキングダウンの魅力と言えば、やはり対戦カードのストーリー性でしょう。他の格闘技イベントでもストーリー性のある対戦カードも多いですが、それは過去の対戦結果や因縁などから生まれたストーリーです。

しかしブレイキングダウンは違います。腕自慢の素人や現役・元関係なく様々な分野の格闘技選手が集まり、本線出場を目指したオーディションが開催されます。

ひな壇にはブレイキングダウンの注目選手が座り、オーディション参加者との過激な煽りや乱闘を経て、対戦カードが組まれます。その様子はまるで「ガチンコファイトクラブ(1999年-2003年TBS系列)」を彷彿させ、観る者全てを熱狂させます。

選手によっては個人的なストーリーで対戦カードが組まれる場合もありますが、基本的にはたった1回のオーディションがトリガーとなり、本戦で白熱した試合が行われます。

ブレイキングダウンはリアルと演出の狭間、そして誰もが熱狂しやすい「喧嘩マッチ」だからこそ、格闘技ファン以外からも絶大な支持を集めていると言えるでしょう。

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