「川崎フロンターレSDGs」がスタート。地域・社会貢献活動を包括的に推進へ

Jリーグ・川崎フロンターレは今月、地域貢献や社会貢献に向けた活動を「川崎フロンターレSDGs」と名付け、活動を包括的に推進していくことを発表した。

「スポーツで、人を、この街を、もっと笑顔に」をミッションとするフロンターレは、クラブ創設時から地域貢献活動や社会貢献活動に積極的に取り組む。小児科病棟を訪問する「ブルーサンタ」や、地域の幼稚園や保育園、学校にコーチを派遣する「巡回サッカー教室」、指定管理者となっている富士通スタジアム川崎を活用した地域住民向けの健康事業はその代表例だ。

他にも、川崎市教育委員会と共同で取り組む「フロンターレ算数ドリル」や、多摩川の清掃活動「多摩川“エコ”ラシコ」など、地域に根差したユニークな活動も行っている。2021年には川崎市から「かわさきSDGsゴールドパートナー」の認証も受けた。

クラブでは今後、これらの活動を「川崎フロンターレSDGs」の名の下に展開。一層の活動の進展を図るという。

SDGsに関する取り組みはJリーグクラブでも進んでいる。2019年には、清水エスパルスがJクラブとして初めて優先的に取り組むSDGs項目とロゴ・キャッチフレーズを定めて活動をスタートさせた。名古屋グランパスは昨年、クラブが掲げる「SDGsアクション」の一環として、「名古屋グランパスSDGs ACADEMY」を立ち上げている。

昨シーズンのJリーグ王者が、一層、地域・社会貢献活動に力を入れるのは、他クラブや他スポーツに与える影響も大きく、意義深いといえるだろう。