栃木県日光市をホームタウンとして、 アイスホッケーのアジアリーグAsia League Ice Hockeyに参戦するプロアイスホッケーチームのH.C.栃木日光アイスバックスは、新型コロナの影響によるホーム戦中止や試合数減少という状況を受け、チームの活動資金を捻出するためクラウドファンディングを開始。「アイスバックス 栃木・日光応援プロジェクト」と銘打ち、チーム、ファン、パートナー企業が一丸となって苦境を乗り越えるために呼びかけを始めた。
国内リーグのホーム戦中止や試合数減少に直面
栃木日光アイスバックスが誕生したのは1999年。日本最古のアイスホッケーチームである古河電工アイスホッケー部を母体に、日本トップリーグ史上初のプロクラブとして誕生した。度重なる不況やウインタースポーツの競技人口減少に見舞われながらも、90年以上の歴史を刻んできた国内随一のアイスホッケーチームだ。
現在は日本人初の米NHLプレーヤーである福藤豊選手をファーストゴーリーとし、初のアジアチャンピオンを目指す。昨年10月に開幕となった国内5チームのリーグ戦であるジャパンカップ2020では2位につけるなど、チームの状態は良い。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大とそれによる緊急事態宣言の発出により、ジャパンカップ2020は試合数の減少を決断。チームはホームゲームの中止によりチケットやグッズ収入の減少に直面しているだけでなく、ファンに試合を届けられず、またスポンサー企業への機会提供もなかなか行えない。
チーム、ファン、パートナー「一丸」でコロナ禍を乗り越える
そこで今回打ち立てたのが、「アイスバックス 栃木・日光応援プロジェクト」と名づけられたクラウドファンディングだ。チームの活動資金の捻出のほか、チームを支える地域のスポンサー企業への支援も目指す。
500万円を目標として、リターンにはチームの関連商品や、チームのスポンサー企業の返礼品が提供される。選手のサイン入りグッズや実際に使用したユニフォームから、ホテル宿泊券や食品など、支援金額に応じて30種類以上のリターンを選ぶことができる。
全ての支援者には、チームロゴ入りのオリジナルタオルマフラーも贈呈される。その理由は、晴れて試合が開催でき、観客が集えるようになった時には、「タオルマフラーを掲げて会場が一体となり、試合ができる喜びを共に分かち合えれば」という想いからだ。
ぜひ、タオルマフラーで埋め尽くされ、チームカラーに彩られた会場を見てみたい。
▶︎H.C.栃木日光アイスバックス『アイスバックス 栃木・日光応援プロジェクト』
栃木日光アイスバックスのほか、様々なスポーツクラブ、団体、企業がクラウドファンディングを活用中。資金調達、PR、ファンエンゲージメントに向けた、クラウドファンディング支援に関してのお問い合わせは〈info@halftime-media.com〉から。