ウィンブルドン、OPPOと公式スマートフォンパートナー契約

ヨーロッパ・中国での拡大へ。両者の思惑が一致

All England Lawn Tennis Club(AELTC)は、2019年4月、中国のスマートフォンブランドであるOPPOと、ウィンブルドン選手権における公式スマートフォンパートナーの契約締結を発表した。契約期間は2019年から5年間となる。

AELTCにとっては初となる公式スマートフォンパートナーとなり、ウィンブルドン選手権にとってはアジア初のパートナーとなる。OPPOは現在、FCバルセロナと国際クリケット協会とも公式スマートフォンパートナーの契約を結んでおり、同社のスポーツ投資がテニス界にも広がることとなる。

今回の契約を通し、ウィンブルドンとOPPOは、中国とヨーロッパという双方の重点市場での成長を目指す。ウィンブルドンにとっては、アジアで高い市場シェアを誇るOPPOのリーチは魅力的だ。

調査会社カウンターポイントの調査では、2018年1月時点で、OPPOのスマートフォン出荷台数ベースでのアジアでの市場シェアは15%で、Vivo(13%)、Xiaomi(12%)、Samsung(12%)を抑えて首位[1]。一方、中国で比較的新興企業であるOPPOにとっては、ヨーロッパで長い歴史を持つウィンブルドンのブランド力を活用したい狙いだ。

OPPOのバイスプレジデントであるブライアン・シェン氏は、以下のように語っている。

「ウィンブルドン選手権には、イノベーションと製品デザインという、当社が取り組むブランド価値に相乗効果がある。このパートナーシップは、欧州市場への拡大だけでなく、OPPOのグローバル・コミュニケーションをさらに強固なものにするだろう」[2]

多様なスポンサー。コート内外「華麗」なウィンブルドン選手権

ウィンブルドン選手権は、長い歴史の中で、スポーツ用品から飲料、IT、車、金融機関までパートナーシップを広げている。大会の運営に直接的に必要となるモノ・サービスの提供から、間接的な支援まで様々だ。近年は特にアクティベーションに着目するスポンサー企業も多い。

古くは1902年から英スラセンジャーが公式ボール、1935年からロビンソンズ(現在は英ブリトヴィックの保有ブランド)が公式ソフトドリンクとなっている。1990年にはIBMが公式ITとなり、リッチでインタラクティブなウィンブルドンの公式サイトなどを提供してきた。

2006年からはラルフローレンが公式ウェアとなり、アンパイアやボールパーソンのウェアを提供。公式シャンパンのランソン(2001年〜)公式ウォーターのエビアン(2008年〜)、公式コーヒーのラバッツァ(2011年〜)、公式ビールのステラ・アルトワ(2014年〜)、公式パートナーのジンリキュールであるピムス(2017年〜)は会場で広く親しまれている。

また、ジャガー・ランドローバー(2015年〜)は100 台以上の車両を運営に提供しながら、最新モデルの展示なども実施。公式ペイメントパートナーのアメリカン・エキスプレス(2018年〜)はカード会員向けのプレ・セーレスを行うなど、アクティベーションの幅も広がっている。

OPPOは、今回のパートナーシップで「スマートフォン技術の活用」を目指すとし、フラッグシップ商品であるFind Xや新商品のRenoなどOPPOスマートフォンで撮影された写真を「OPPOウィンブルドンフォトギャラリー」で紹介する。また、ウィンブルドン選手権で大きなブレークスルーを果たした選手を表彰する「OPPO Breakthrough Award」の創設も発表している。

AELTCのコマーシャル及びメディア担当ディレクターであるミック・デズモンド氏は、次のように語っている。

「ウィンブルドン選手権の公式スポンサーファミリーにOPPOを迎えることを嬉しく思う。OPPOのスマートフォンが、ウィンブルドンのアイコニックな美しさに命を吹き込み、世界中のオーディエンスに提供されることを楽しみにしている」[2]

◇参照

1. OPPO

2. OPPO

 
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