オリンピック開催中は、各放送局で連日オリンピックの競技が放映されますが、それぞれの放送局がメインキャスターを誰にするのかということにも注目が集まっています。NHKは、2020年に活動休止予定の嵐をナビゲーターに大抜擢。国民的アイドルと世界的スポーツの才能が交わるという豪華なコラボレーションを実現しました。この記事では、嵐のオリンピックとの関係やNHKで放送している番組の内容などを紹介。嵐がどのようにオリンピックの素晴らしさを伝えていこうとしているのか、彼らの意気込みなども解説します。
2020東京オリンピック、NHKスペシャルナビゲーターに嵐が就任
2020年いっぱいで活動を休止する嵐が、オリンピック・パラリンピックの魅力や感動を伝える「NHK東京2020オリンピックパラリンピックスペシャルナビゲーター」に就任しました。
オリンピック期間中、嵐はNHKに出演し続けることが決定。活動休止前の大役となったのです。
また、オリンピック開会前の1年前から始まる特集番組「2020スタジアム」にも出演中。
開会中はもちろん、開会前からオリンピックを盛り上げています。
嵐ファンにはたまらないですね。
NHKスペシャルナビゲーターとしてどんな活動をする?
NHKスペシャルナビゲーターは、NHKでオリンピックを盛り上げる役割を担います。
ここからは、具体的な活動について紹介します。
特別番組「2020スタジアム」
特別番組の「2020スタジアム」第一回は、オリンピックの1年前となる2019年7月24日に放送されました。さらに、8月28日にはパラリンピック1年前の記念番組が放送されています。
「2020スタジアム」は、2020年1月からオリンピック開催まで、毎月放送される予定です。
番組の内容は、嵐がアスリートやオリンピックを支える人たちと交流し、オリンピック・パラリンピックの魅力や裏側を伝えるというもの。
嵐のメンバーは番組放送にあたって、「選手の努力を支える人たちの想いを伝えたい」「テンションを上げてオリンピックを盛り上げていきたい」「非常にワクワクしている」など前向きなコメントを発表していました。
実際に放送された内容は、IOC国際オリンピック委員会の会長を務める「バッハ氏」に東京オリンピックを成功させるために必要なポイントをインタビューしたものや、競技強化合宿を訪ねて、メダル獲得を目標に努力する選手たちやコーチにインタビューにしたものなどがありました。
また、聖火ランナーを務めた人たちを訪ねて聖火リレーへの思いを伝えたり、パラリンピックのすごいアーティストを訪ねて、その凄さを伝える放送も。
さらに、嵐のメンバーが選手をサポートするボランティアを体験した様子も放送されました。
さまざまな角度から、オリンピックの見どころや楽しみ方を伝えたのです。
放送2回目のパラリンピック大特集では、世界を舞台に活躍する超人アスリートを集め、スゴ技を披露。パラリンピックの面白さと凄さが分かる内容でした。
限界に挑むアスリートの素顔だけでなく、アスリートを支える人たちの様子も取り上げるなど、選手と裏方の両方にスポットライトをあてました。
東京2020大会の準備の舞台裏にもカメラが潜入。華やかなパラリンピックの裏でどのような準備が行われているのかも放送されました。
この番組を観ることによって、オリンピックについての知識や関心を深めることができる内容です。
放送後には、
- ためになる内容だった
- オリンピック、パラリンピックが楽しみになった
- 嵐の司会は無駄がなくていい
など、多くの称賛の声が書き込まれました。
再放送や次回放送を望む声も多いようです。
競技会場や特設スタジオからの中継
2020年の「東京オリンピックパラリンピック」本番では、嵐のメンバーがNHK特設スタジオだけでなく、競技場に足を運んで生の迫力と感動を伝えます。
実際に足を運んでのリポートで、オリンピックの感動がダイレクトに伝わってきそうです。
NHKのスペシャルナビゲーターとなることで民放のキャスター就任は困難に?
NHKのナビゲーターに就任した嵐。
これまで、日本テレビでニュースやスポーツを担当してきた櫻井翔にとって、東京オリンピックのキャスターはこれまでの仕事の集大成であり、NHKのスペシャルナビゲーターとなったことは、彼にとって、とても大きなことといえるでしょう。
しかし、その一方で、日本テレビでのキャスターを務めることは難しくなりました。
櫻井翔を起用できない日本テレビは、正式キャスターをまだ発表していません。6大会連続でキャスターを務めた櫻井の代わりはだれなのか。ネットでは予想合戦が繰り広げられています。
民放各局において、オリンピックキャスターを発表しているのはフジテレビとTBSなど。
フジテレビは、関ジャニ∞の村上氏がメインキャスターに、そして、TBSは安住アナウンサーが総合司会を務めることが発表されました。
オリンピックという巨大なコンテンツの放送を担当するキャスターを誰にするか、という問題は各局にとって重要です。
オリンピックでは、出場選手の選考と同様に、各局のキャスター選びも真剣に行われているといえるでしょう。
まとめ
2020年でグループとしての活動休止を発表した嵐。
彼らにとってオリンピックの公式ナビゲーターは、活動休止前の最後の大舞台となるでしょう。
東京で開催されるオリンピックが盛り上がることは間違いありません。
嵐の活動休止前の花道ともいえる今回の就任は、私たちの心に大きく刻まれることでしょう。
国民的アイドルとスポーツの祭典のコラボレーション。
素晴らしい放送になることを期待したいものです。
(TOP写真提供 = Paolo Bona / Shutterstock.com)
《参考記事一覧》
櫻井翔、日テレ五輪キャスター断念か!? 嵐「NHK五輪ナビゲーター」就任で気になる立ち位置 (1/2ページ) ( zakzak)
嵐は「東京オリンピック」でも活躍する? 2020年末で活動休止ということは... : (J-CASTニュース)
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