ゴルフ初心者が上達するためのコツは、目標を立てることです。
そして、その目標に向かって練習を継続することが重要なポイントですが、明確な目標に使える指標に「スコア」があります。まずは、ゴルフ初心者の平均スコアを目標にしてみるとよいでしょう。
本記事では、ゴルフ初心者の平均スコアや目標について解説しています。また、コースデビューするまでにすべきことなども紹介しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
ゴルフ初心者の平均スコア
ここでは、ゴルフ初心者の平均スコアや目標スコアなど、スコアの基本を解説していきます。
ゴルフスコアの基本
ゴルフは全部で18ホールあるコースをまわり、その合計スコアを競い合う競技です。
そんな18コースは、一般的にアウトコース・インコースに分かれており、前半の1～9番ホールがアウトコース、後半の10～18番がインコースと呼ばれています。
しかし、絶対に18ホールでプレイしなければならないということではなく、半分の9ホール（ハーフラウンド）での合計スコアで競うことも可能。ゴルフ初心者にとって、ハーフラウンドはおすすめです。
スコアの計算方法
「スコアの計算が難しい」と感じているゴルフ初心者もいることでしょう。
そんなゴルフ初心者に必見。ゴルフでは、ホールが終わるまでの打数（ストローク）に、課せられた打罰（ペナルティー）を足した総数が1ホールでのスコアになります。
計算方法は、下記のとおり。
”スコア＝打数（ストローク）＋打罰（ペナルティ）”
そもそも、ゴルフにおいて打数とは、ボールを打った数ではなく、打つ意思を持ってクラブを振った回数のこと。当たらないに関わらず、クラブのヘッドがボールよりも前に出た瞬間、打数が1プラスとなります。
そして、打罰とはボールが物理的に打てない状況に陥ったり、紛失するなどの理由で救済を受けた場合にルールで禁止されている行為をした場合に課せられる罰のこと。スコアに1～2打プラスされます。
1打プラスとなる打罰と、2打プラスとなる打罰を下表にまとめました。
| 1打プラスとなる打罰 | 2打プラスとなる打罰 |
| ・OB ・ロストボール ・1ペナ区域内にボールが入った ・ペナルティエリアからの救済 ・アンプレヤブル宣言して1打罰を受け入れる 以下のことでボールを動かした ・アドレスを取る際にクラブが触れた ・クラブをソールしたことで動いたアドレスを取るために足で芝をかき分けたことで動いた ・グリーン上でボールを拾う際にマークし忘れた | ・バンカー内の砂にクラブが触れる ・誤球（誤球時の打数はカウントされない） ・誤所からショットした ・パットが他のボールに当たった ・他の方のキャディーや観客にプレーに係わるアドバイスを求めた |
ちなみに、ティーショットがOBだった場合、「1打+打罰」で「1打+再ショットで1打」となるため、3打目が再ショットになります。
しかし、空振りの場合は打罰は課せられず「1打+再ショットで1打」となるため、再ショットは2打目になります。
ゴルフ初心者の平均スコアと目標スコア
ゴルフ初心者にとって、平均スコアの理解と目標スコアの設定は、上達するためには重要なポイント。そもそも、ゴルフスコアの呼び方は規定打数より多いか、少ないかによって変わります。
まず、そのホールの打数が規定打数だった場合は「パー」。そして、規定打数より1打多ければ「ボギー」で、2打多ければ「ダブルボキー」。逆に、-1打は「バーディー」、-2打は「イーグル」です。
この規定打数はホールの距離によって異なっており、通常はショートホールが3打ですが、ミドルホール4打。また、ロングホールだと5打となっています。
そして、18ホールすべて規定打数で終えた場合、スコアは「72」です。
ゴルフ初心者にとっては少し難しく感じる話かと思います。わかりやすく、ゴルフ初心者の平均スコアを下表にまとめました。
| 性別 | 平均スコア |
| 男女 | 120～160 |
| 男性 | 120～150 |
| 女性 | 130～160 |
ゴルフ初心者は、「100切り」のスコアを目標にすべきといわれているため、頑張ってスコアを伸ばしましょう。
平均スコア以上を出すために意識すること
ここでは、目標としたスコアを達成するために、ゴルフ初心者が意識すべきポイントを紹介します。
- ミスを減らす
- アプローチの練習
- 理想的なフォーム
それでは、詳しくみていきましょう。
ミスを減らす
スコアとは「打数+罰打」です。
ミスショットでOBを出してしまうと、罰打1にさらに打ち直しで、計+2打となってしまいます。OBはなるべく避けたいところですが、初心者のクラブ選びによって、上達度が変わるため意識しなければなりません。
ゴルフ初心者におすすめは、安全で確実に目標地点に打てるクラブです。
また、ティーショットは必ずしもドライバーで打つ必要はなく、ドライバー以外のウッドやアイアンで打っても問題ありません。そのため、ゴルフ初心者は、無理して長く使いにくいクラブで飛距離を出すより、短いクラブでフェアウェイを刻んでいった方が、結果的によいスコアとなることが多いです。
ゴルフではミスで罰打となってしまうことがあるため、平均スコアを出すためにもこれらを注意することが重要です。
アプローチを練習する
ゴルフ初心者は、ショットの飛距離を伸ばす練習をするよりも、アプローチをしっかり練習することでスコアアップに繋がります。
グリーンにのせるまでに打数がかかり、乗せることができてもピンそばに寄せるショットが困難だと感じるゴルフ初心者も少なくありません。
練習をしっかり行い、少ない打数でピンそばに寄せるアプローチができれば、スコアを伸ばす事ができるでしょう。
理想的なフォームにこだわり過ぎない
ゴルフ初心者が、理想的なフォームで打った方がよいのは間違いありません。しかし、フォームにこだわり過ぎるのはよくありません。
そもそも、自分で理想としているフォームでショットができたからといって、必ずしもボールが思ったように飛んでくれるとは限りません。
そのため、ゴルフ初心者がスコアを伸ばすためには、フォームにこだわるより確実にボールを捉えて目標地点までボールを飛ばせるようになりましょう。
コースデビューまでにするべきこと
ここでは、ゴルフ初心者がコースデビューまでにするべきことについて解説しています。
体調管理
ゴルフ初心者に限ったことではありませんが、コースデビューの前日は体調管理をしっかりとしておきましょう。
プレー中に体調を悪くしてしまうと、スコアに影響が出るだけでなく、一緒にプレーしている方にも迷惑がかかってしまいます。
また、ゴルフ場は山の上にあるため、行くのに時間がかかります。
そのため、出発が夜明け前になることもあり、睡眠不足でプレーするケースも珍しくありません。睡眠不足の状態が続くと、プレー中に体調を崩してしまう恐れもあるため、体調管理はしっかりと行いましょう。
最低限のルール・マナーを身に付けておく
ゴルフには、ラウンド中のマナーやルールがいくつもあります。
そもそもゴルフは、1人で行うスポーツではありません。同じ組でプレーしている方もいれば、前後の組の方もプレーしています。
そうした方に迷惑をかけないためにも、ゴルフ初心者は、最低限のルール・マナーを身に付けておかなければなりません。
まとめ
今回は、ゴルフ初心者の平均スコアや目標スコア、コースデビューまでにすべきことなどについて、解説してきました。
ゴルフ初心者が上達するためには、スコアの目標を定め、それをクリアできるように意識しながらプレーすることがポイント。しかし、初心者がスコアを意識し過ぎるのはよくありません。
ゴルフ初心者がスコアを意識し過ぎれば、緊張して体がかたくなり、逆にスコアを下げてしまう恐れがあります。また、それによってプレーが遅延し、周囲に迷惑をかけてしまうかもしれません。
スコアはあまり意識しすぎず、ゴルフを楽しむことと、他人に迷惑をかけないプレーを心掛けましょう。
（TOP写真提供 = Edewaa Foster / Unsplash.com）
《参考記事一覧》
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