面接が目前に控えている人の中には、「そろそろ準備しなくては」と考えている人もいるでしょう。
しかし、具体的に何を準備すればいいのか分からずに困ってしまうこともめずらしくありません。
そこで今回は、面接に必要なものの説明はもちろん、やっておくと面接に通る可能性をグッと上げる行動までまとめて紹介します。
- 面接に向けて何を準備するべきか分からない人
- 面接まで目前の人
- 面接に通る確率をできるだけ上げたい人
はぜひ参考にしてください。
面接では「事前準備」が重要。その理由とは
面接は、事前準備なしで合格することももちろんありますが、面接に通る確率を最大限にするためには事前準備が必要です。
もし面接に落ちてしまったときに「事前に準備しておけば合格できたかもしれない」と後悔しないためにも、これから紹介する事前準備をしっかり行うことをおすすめします。
面接前に準備しておきたいこと
面接を控えている人に向けて、前日までに準備すべきもの・ことを順番に紹介します。
面接に通過する可能性を少しでも上げるために、これから紹介するもの・ことをしっかり準備してください。
正しいマナー
面接官は、面接者の入室時、面接中、退室時にきちんとマナーを守った行動をとっているかよく見ています。
どれだけ素晴らしい経歴を持っていても、魅力的な自己PRができたとしても、正しいマナーが身についていなければ相手に不快な気持ちを抱かれてしまうでしょう。
当日は緊張し、自分の普段の癖が出てしまう可能性が高いため、直前に正しいマナーをチェックしても、面接本番で活かせないことが多いもの。
できれば、面接の数日前には正しいマナーについて学び、自宅や学校などの部屋を使って入室の練習をしたり、友人や家族に面接中の話し方をチェックしてもらったりするといいでしょう。
正しいマナーを身に付けているだけでも、面接官が話をしっかり聞いてくれたり、評価してくれたりする可能性が高くなります。
ついつい質問対策に力を入れてしまう面接ですが、正しいマナーを身に付けて面接者としてのスタートラインに立つことが大切です。
身だしなみ
面接時の身だしなみで気を付けたいポイントは、以下の通りです。
- 清潔感がある髪型、セットにする
- 髪色は黒(もしくは落ち着いた茶色)
- スーツの色はダークカラー
- シャツは白
- 屋内ではフラップをポケットに入れる(屋外では出す)
- 靴は磨いて汚れを落とす
- 靴下は長い紺か黒のものを履く
- 【女性】ストッキングを着用する
- 【女性】派手なネイル、髪ゴムは避ける
心理学では、話をする人の身だしなみが聞く人に与える影響はかなり高いとされています(視覚情報が55%)。
つまり、すごい経歴を持っている人でも、身だしなみが悪いと聞き手からの評価が低くなる可能性があるということ。
身だしなみができていなければ面接官からマイナス評価を受ける原因になるので注意しましょう。
会場・スケジュールの確認
面接会場までのルートを確認したり、当日のスケジュールに目を通したりするのも面接準備の大切なことの1つです。
初めて訪れる会場で面接が行われる場合は、交通機関の確認や徒歩のルートをしっかり確認しておきましょう。
方向感覚が優れている人でも、面接当日に緊張から道が分からなくなってしまうケースも。
交通機関の遅延や道に迷ったときのことを考えて、面接会場には開始時間の30分前までに到着するようにスケジュールを組みましょう。
また、面接によっては、当日のスケジュールを事前に教えてくれることがあります。その日の流れを頭に入れているだけでも落ち着けることがあるので、目を通しておくといいでしょう。
持ち物
面接の種類や場所にもよりますが、当日必須の持ち物は以下の通りです。
- カバン
- スマホ
- 現金(カード)
- ハンカチ
- ティッシュ
- ES、履歴書
- 印鑑
- 筆記用具
- 腕時計
どれか1つでも忘れていると、面接官に「きちん準備していない人だ」と判断されてしまう可能性があります。元より、必要なものがないことで自分自身が焦ったり、困ったりして面接に影響が出ることもあるので注意しましょう。
また、先に紹介した持ち物にプラスして次のものを持っていくと便利かもしれません。
- 靴磨き(携帯用)
- 予備のストッキング、靴下
- 鏡
- 整髪料
- モバイルバッテリー
- スケジュール帳
- 歯ブラシ
企業・業界の情報
面接に行くと面接官からさまざまな質問をされますが、数ある会社の中からなぜその会社を選んだのか、また、なぜ他の業界ではなくこの業界を選択したのか、などは、ほぼ確実に問われることになるでしょう。
こうした質問にしっかり回答するためには、面接の前に企業や業界に関する情報を集める企業研究・業界研究が欠かせません。
企業研究は企業の歴史や現在取り組んでいる事業、強み・弱みなどを、そして、業界研究は、他の業界と比較しながら自分が面接を受ける業界の特徴を掴むことが大切です。
企業研究や業界研究は志望動機の深堀にもつながります。
他の準備よりも時間がかかるので面倒に感じるかもしれませんが、ここに力を入れることで面接に通過する可能性をグッと上げることができるでしょう。
面接前に準備したい「質問への回答」
面接官からの質問を100%当てるのは難しいものですが、頻出の質問として
- その会社を志望した理由
- 学生時代に頑張ったこと
- 自己PR
があります。
どれだけ忙しくても、以上3つの質問に対する回答は準備しておきましょう。
面接者の緊張をほぐすために簡単な質問をしてくる面接官もいますが、それ以外はすべて選考結果を左右する質問がなされます。
質問への回答をあらかじめ準備しておけば、面接で焦ることも少なくなります
「面接で緊張してうまく話せない」「いつもの自分ならもっとアピールできるのに」と悩んでいる人は、ぜひ事前準備に力を入れてみてください。
まとめ
今回は、面接前にやっておくべき準備について紹介しました。
面接は誰しも緊張するものです。
本記事で紹介した内容を参考に、面接当日に自分の魅力を最大限に引き出せるよう、事前準備をしっかり行っておくようにしましょう。
(TOP写真提供 = shutter_o / Shutterstock.com)
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