オリンピックには、格安で観戦ができる「応援チケット」というものがあります。通常のチケットよりも安く入手できるので、贅沢な席でなくていいので、オリンピック観戦の思い出を作りたい方におすすめです。しかし、注意しておかないといけないこともたくさんあります。今回の記事では、「応援チケット」についてより詳しく紹介していきます。
オリンピックをオトクに観戦できる「応援チケット」とは?
オリンピックを会場で観たいけど、高くて見られない。できるだけ安く観戦したい。そんな悩みや願いを叶えてくれるのが、「オリンピック応援チケット」です。
条件さえ満たせば、1枚2,020円で購入可能であるお得なチケット。どのような内容になっているのでしょうか。
応援チケットの条件
応援チケット購入には、条件があります。具体的には、このような内容です。
- 競技開催時点で、60歳以上の方、12歳以下の子ども、または障がいのある方を1名以上含む家族やグループ
なお、購入時や会場で、本人確認を行うこともあります。
見られる競技
「応援チケット」では、すべての競技が観戦可能です。また、開会式と閉会式も観覧できます。
ちなみに、競技を見る場合は予選が中心になっています。また、ランクが一番低い席のみですが、2,020円でオリンピックの緊迫した空気を感じられるので、かなりお得といえるでしょう。
オリンピック応援チケットは通常のチケットよりどのくらい安い?
前述のとおり、オリンピックの「応援チケット」は、各競技の最低ランクの席、かつ予選が中心で準備されます。では、実際にノーマルのチケットに比べてどの程度やすいのでしょうか。表で紹介します。
競技名 | 一番高い座席 | 中間の座席 | 一番安い座席 | 応援チケット |
開会式 | 300,000円 | 107,000円 | 12,000円 | 2,020円 |
閉会式 | 220,000円 | 82,000円 | 12,000円 | 2,020円 |
野球予選 | 13,500円 | 7,000円 | 4,000円 | 2,020円 |
テニス予選 | 12,000円 | 9,500円 | 4,000円 | 2,020円 |
陸上午前決勝 | 30,000円 | 16,000円 | 5,000円 | 2,020円 |
なお、詳しくは、こちらのサイトに記載してありますので、参考にしてください。
このように、もっとも高額なチケットと比べるとかなり安くはなりますが、競技によってはそれほど差がないものもあり、両方に申し込んでおいて、当たった方に行くという作戦も考えられます。
応援チケットはどうして安いの?
なぜ、応援チケットは安いのでしょうか。それは、座席の種類と競技の種類をみると明らかになります。
座席の種類
東京オリンピックの「応援チケット」では、各競技もっとも安価な座席が用意されています。また、開閉会式も観覧可能です。ただし、後方列が用意されます。このように、もともとの価格が一番安い座席なので、自然と価格が下がっているのです。
セッション、競技の種類
東京オリンピックの「応援チケット」では、全競技観戦可能です。しかし、観戦できる試合は予選が中心になっています。そのため、人気の高い競技の予選であれば観戦可能ですが、準決勝、決勝といった人気の試合は残念ながら観戦不可能です。
そのため、観戦したいセッションが決まっている場合は、すでに表明されているチケット価格と比較しておきましょう。そのうえで、「応援チケット」対象となっていたらラッキー!と考えておくといいかもしれないですね。
応援チケットの注意点
応援チケットには、「座席はもっとも安価なもの」、「競技予選がメイン」ということのほかに注意点があります。それは、抽選倍率です。
普通に買うよりも倍率が高いかもしれない
「応援チケット」は前述の通り通常のチケットよりも安く購入できます。しかし、その分倍率も高くなることが考えられます。
とくに、予選を観戦しようという方であれば、両方に申し込んでいる可能性も高く、人気競技になればなるほどその倍率も高くなることでしょう。
そこでやはり、応援チケットと一般チケットの両方に申し込むという作戦がおすすめといえそうです。
まとめ
いかがでしたか。
オリンピックの「応援チケット」は、気軽にオリンピック観戦したい方やにはおすすめのチケットです。
ですが、応募条件があること、そして、競争倍率が高いことなど注意しなければならないことも多々あります。
応募する際は、外れることを想定して他の競技や、同じ競技の他の席を申し込みしておくなどあらかじめ準備しておきましょう。
(TOP 写真提供 = Shahjehan / Shutterstock.com)
《参考記事一覧》
「東京2020みんなで応援チケット」とは?安い理由と注意点や申し込み方法も!(KURONEKO NEWS)