テニスはいろんな道具を使うスポーツです。なかでもラケットは、各メーカーが力をいれ、開発や制作を行っています。
また、プロ選手も人気のラケットメーカーの道具を使っており、それらはスポーツショップで購入できるものも多々あります。
こちらの記事では、そんなラケットにつて学べるほか、テニス界の人気選手の使っているラケットについても紹介しています。
人気のあるテニスラケットのメーカーは?
現在、人気のあるテニスラケットのメーカーは、日本メーカーのヨネックス、操作性の高いウィルソン、老舗メーカーのプリンスなどです。
今回は、その3つのメーカーがどういった特徴を持っているのか紹介します。
ヨネックス
ヨネックスのテニスラケットは、振動吸収力が高いため初心者や、初級テニスプレーヤーにおすすめです。
さらに、他メーカーのラケットと比較してスイートスポットが広いのもポイント。テニスラケットの中心でボールを捉えられなくても、打球感の良さを損なわないのも初心者には嬉しいところです。
広いスイートスポットを可能にしているのが、縦と横のガットの長さを均等化した独自の形。そのため、ラケット面が長方形に近くなっています。
ウィルソン
ウィルソンのテニスラケットは、中級者以上のプレーヤーに人気があります。
特徴は、なんといっても操作性の高さです。スピンをかけやすいだけでなく、いろんな種類のショットを打ちやすく、小回りが効くといえるでしょう。
その操作性の高さから、トッププロからも人気を集めています。しかし、その分初心者、初級者にとっては扱いが難しいかもしれません。プロ好みのラケットです。
ウィルソンはかつての名プレーヤー、エドバーグやサンプラスなどが数多く使用していたメーカーです。最近では独創的で挑戦的なラケットを製造しています。
プリンス
プリンスは、老舗のテニスラケットメーカーです。ひじや腕への負担も少ないラケットが販売されているのも特徴です。
また、マイケルチャンが、プリンスのラケットを使って史上最年少での全仏オープン優勝
を果たしました。
O3構造と呼ばれる、プリンス独自のラケット構造を採用。少しの力でスピードのある力強いボールを打ち込むことができます。
あのプロテニスプレーヤーの使っているラケットはどこのメーカー?
日本でも、大きなテニスブームが起こっています。ここからは、日本でも人気のあるテニスプレーヤーや、世界のトッププレイヤーが使っているラケットメーカーを紹介。彼らが使っているラケットを紹介します。
錦織圭
日本を代表する男性プロテニスプレーヤーの錦織圭選手。世界ランクでは最高4位を記録するなど、日本国内歴代最高のテニスプレーヤーといえます。そんな錦織選手が使っているラケットのメーカーは、ウィルソンです。
細かくいうとウィルソンの弾きが強いモデル「バーン」を使っていました。しかし、2019年からボレーに適したウルトラへ使用モデルを変更しています。
大阪なおみ
2019年6月現在、女子テニスランキングで1位を走る大坂選手。
そんな大坂選手が使っているラケットのメーカーは、ヨネックスです。
ヨネックスは、ジュニアのテニスプレーヤーへのサポートに力を入れています。実際、大坂選手が活躍する前から支援を行ってきました。
ヨネックスのラケットの中で、大坂選手が使用しているのはEZONEと呼ばれるモデルです。ボールの弾きが良いのが特徴。パワーヒッター向けのラケットで、大坂選手だけでなく、キリオス選手も使用しています。
ジョコビッチ
ジョコビッチ選手は、世界中のテニスファンであれば必ず聞いたことがあり、知名度、実力ともに最高の選手です。
世界のトッププレイヤー、ジョコビッチ選手が使用しているラケットメーカーは、HEADです。
HEADのラケットには、様々なプレースタイルに合わせて選べるメリットがあります。強い打球感が好きな方におすすめのプレステージ、トップスピンをかけるタイプににおすすめのエクストリームなど、やりたいプレースタイルに合わせてラケットを見つけられるのです。
メーカーごとの特徴は?
テニスのラケットはメーカーによって、特徴があります。ここでは、代表的なラケットメーカーの特徴、その中の種類を紹介します。
ウィルソン
ウイルソンのモデルはプロ選手から大きな評価を得ており、先述した錦織圭選手だけでなく、フェデラー、ウィリアムジ姉妹なども使用しています。
ウィルソンのラケットは、大きく4シリーズに分けることができます。
・薄ラケの王道のプロスタッフ
・ツアー使用率No1でしなりが武器のブレード
・ボールにスピードを込められるバーン
・ボレーヤー向きのウルトラ
の4種類です。購入する際は、必要な性能をはっきりさせて、使用シリーズを決めるようにしましょう。
ヨネックス
ヨネックスは、国内最大手のラケットメーカーです。そんなヨネックスの王道ラケットはVコアと呼ばれる標準もあります。
Vコアをよりハードヒット可能にアレンジし、競技性の中で役に立つようにしたモデルがVコアプロと呼ばれるモデルです。
また、EZONEはVコアよりもボールの飛びが良く、コート奥に落としスピードを出して強気に出るタイプの選手にピッタリのモデルです。
これらの3タイプに分かれるヨネックスのラケット。日本のメーカーだけあって日本人にピッタリなので、迷ったときはおすすめです。
ヘッド
HEADは、プレイヤーが求めるラケットを選びやすいメーカーです。
シリーズごとの分け方が最も細分化されているため、各々の特徴に合わせたラケット選びができます。
さらに、シリーズ内でもラケット面の大きさや重さが異なるモデルが揃っています。
自分にぴったりなラケットにこだわる方におすすめのラケットメーカーです。
バボラ
バボラは、テニスラケットメーカーとしては、後発のメーカーです。しかし、重視するラケット能力別にシリーズが分けられており、
・ピュアドライブ →飛びを重視
・ピュアアエロ →スピンを重視
・ピュアストライク →コントロールを重視
と、選手のタイプによって使い分けができます。
このように、性能にこだわったラケットを作っているので、コアなファンを獲得でき、ブランド名が定着してきました。
プリンス
プリンスは、人気絶頂だった当時のシャラポワ選手使用し、一時はNo1シェアを誇っていました。ですが、O3構造化の失敗によりシェアを大きく落としまいます。
しかし、世界初のデカラケと呼ばれるフェイスの大きいラケットで、ラケットメーカー界に革命を起こすなど、 挑戦的で革新的なラケットを揃えています。
長年課題だった品質も最近になって向上したこともあって徐々にシェアを再獲得シてきているメーカーです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。テニスラケットといっても様々なメーカーが独自のモデルを発表しています。
また、それぞれのメーカーがこだわりのラケットを作っているため、メーカーごとのカラーがでているのです。
テニスを観戦する際には、選手たちが使っているラケットにも注目してみるのも面白いのではないでしょうか。
参考記事一覧
テニスラケットの人気メーカーとおすすめラケット8選を徹底解説!(SPOSHIRU)