国内で最も個性的なクラブのひとつ、東京ヴェルディ。読売サッカークラブを前身とする名門は、2018年に総合型スポーツクラブへと発展し、女子サッカーのベレーザに限らず、eスポーツからトライアスロンまで幅広く16種目のチームを運営する唯一無二のクラブとなった。
歴史に残る名選手を輩出してきた東京ヴェルディにおける、次世代育成の軸とは?それを可能にするDXとは?クラブの代表取締役副社長を務める栗田大輔氏、取締役副社長の森本譲二氏が、株式会社hacomono代表取締役CEO蓮田健一氏のモデレートのもと、先月都内で行われたスポーツビジネスカンファレンスで語った。
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J1復帰を果たした王者・東京ヴェルディの現在地
Jリーグ初代王者に輝き、日本サッカー界の頂点に君臨した東京ヴェルディ。しかし、その後は15年に及ぶJ2での苦しい時代を経験するなど、順風満帆ではなかった。その名門が、ついに2024年からJ1へ復帰。今再び、新たな歴史を築こうとしている。
現在の東京ヴェルディの最大の特色は、「総合型クラブ」である点だ。男子だけでなく、国内リーグ優勝18回の実績を誇る女子チーム「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」。さらには3x3バスケットボール、チアダンス、ホッケー、パルクールまで合計16種目のチームを傘下に抱え、新しいスポーツクラブの形を世間に向けて提案している。

取締役副社長の森本譲二氏は、独自の道を歩むヴェルディの現在地をこう総括する。
「ヴェルディが1969年にできてもうすぐ60年。昔から男子と女子を同じ会社の中で運営し、世界基準のクラブを目指してきた。総合型クラブとなってからは、子どもたちに多くのスポーツに触れて、様々なスポーツを楽しんでもらいたい。そんな理念で活動しています」(森本氏)
加えて、栗田大輔氏は首都・東京のチームである責任を強調した。
「ヴェルディは、東京にあるサッカークラブとして世界に羽ばたいていく。“成長して日本を牽引していく”と、強い覚悟で取り組む時期に入った。日本経済の発展に寄与して、人々の心を動かす。『健康を支える存在』でありたいと思っています」(栗田氏)
クラブ経営のエンジンとなる「育成ビジネスの骨格」
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