2024年オープン、ツエーゲン金沢「新本拠地」のクラウドファンディングが開始。リターンにはネームプレートの掲出も

日本各地でスタジアム・アリーナの新設・改修が進む中、2024年にオープンを控えるのが金沢市の新サッカースタジアムだ。金沢市民サッカー場の再整備として進められている同プロジェクトでは、1万人を収容する本格的なフットボール専用スタジアムが24年度中に完成する予定。

現在J2リーグに所属するツエーゲン金沢の新たな本拠地にもなり、チームがJ1に上がればライセンス基準となる1万5000名までの拡張もでき、北陸随一のスタジアムになる。これに向けて、施設設備のアップグレードを目的とした金沢市によるクラウドファンディングも始まった。寄付のリターンには、記念内覧イベントやネームプレートなど、今回ならではの特別なお返しが用意される。

新サッカー場を「みんなのホームスタジアム」に

金沢市民サッカー場の再整備では、現在の約3000人収容の「市民サッカー場」から、Jリーグ規格を満たす1万席規模への改修を行っている。ツエーゲン金沢の新たな本拠地となるスタジアムは、ピッチとスタンドの距離を約7mまで近づけて臨場感を演出するほか、屋根を整備して雨天でも快適に観戦できる環境も用意される。

また、ファンや市民向けのイベントが開催できる屋根付きの多目的スペースも整備され、試合が無い日も市民に広く利用される設計に。また、災害時の活動支援施設として防災備蓄倉庫を整備するなど、地域のにぎわいから有事の対応まで人々にとって欠かせない施設になる。

試合観戦・スタジアム体験を向上

昨年9月に着工し、現在は工事が進行中。完成は2024年中を目指す。施設というハード面と並行して、試合観戦・スタジアム体験を向上するような取り組みも目指されており、金沢市ではガバメントクラウドファンディング(※)を通して、寄付金を「文化スポーツ施設再整備積立基金」に積み立て、フィールドシートやキッズスペース等を拡充させていこうという動きもはじまった。

(※ガバメントクラウドファンディング:ふるさと納税制度を活用して、地方自治体が実施するクラウドファンディング。ガバメント(=行政の)クラウドファンディング。通常のふるさと納税同様、個人は寄付をすることで所得に応じて寄付額が所得税と住民税から還付・控除され、実質的な負担が2000円のみとなる。)

ネームプレートの掲出イメージ。ホームのファンが中心となるバックスタンドエリアとなる

さらには、今回限定の特別な記念カードや、完成記念内覧会イベントへの招待、スタジアムに設置されるネームプレートへの掲出など、メモリアルなリターンも。ぜひこの機会にクラウドファンディングに参加してみてはいかがだろうか。

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