ラグビー・リーグワン、初年度の総入場者数は48万4,047人に。史上2番目

NTTジャパンラグビー リーグワン2022は5月29日(日)に国立競技場でプレーオフ決勝が行われ、埼玉ワイルドナイツが東京サンゴリアスを18-12で制し、初代王者に輝いた。ワイルドナイツは昨年のトップリーグに続き2シーズン連続の優勝となる。

また、3位決定戦ではクボタスピアーズ船橋・東京ベイ、ディビジョン1・2入替戦ではグリーンロケッツ東葛と三菱重工相模原ダイナボアーズがそれぞれ勝利。全日程が終了した。

リーグワンとして新たな出発を果たしたシーズン初年度、総入場者数は48万4,047人となった。新型コロナウイルスの感染拡大で28試合がキャンセルとなったほか、入場者数制限などの中、2015-2016シーズンのトップリーグに続き史上2番目の記録となった。

ディビジョン1のリーグ戦での1試合の平均入場者数は4,213人。シーズン開幕戦となった東京サンゴリアズ対東芝ブレイブルーパスの一戦は1万人越えとなったほか、プレーオフトーナメント4試合での平均入場者数は1万5,896人で、決勝には3万3,604人が詰めかけた。

2015年W杯で強豪南アフリカ代表を破った「ブライトンの奇跡」や、初の決勝トーナメント進出を果たした自国開催の2019年W杯など、代表チームの活躍によって盛り上がりを見せる日本ラグビー。

前身となるトップリーグの平均入場者数は、2015-2016シーズン年以降5,000人越えを継続し、2019年には短縮シーズンながら平均1万人越えも達成した。今後はこれらの入場者数がひとつの指標になりそうだ。来シーズンは入場者数制限の緩和なども予想され、さらにスタジアムに客足が戻ることが期待される。