野球のポジション・キャッチャーとは? ~役割や能力・適性、防具について説明します

野球におけるキャッチャーは、「扇の要」とも呼ばれ、試合において重要な役割を果たすポジションです。

本記事では、その役割や求められる能力、サインや防具の選び方などについて、分かりやすく解説します。

キャッチャーの役割と求められる能力、適性

「扇の要」ともよばれるキャッチャーの役割と求められる能力、適性について、みていきましょう。

役割

キャッチャーの主な役割として、捕球や配球、守備や、他の守備への指示出し、盗塁の阻止があります。 

捕球とは、ピッチャーが投げるボールを受けること。

捕球する際の音でピッチャーの調子の良し悪しを計るともいわれています。

配球とは、ピッチャーにどういう球をバッターに投げさせるかを考え伝えること。

バッターの弱点や味方ピッチャーの特徴、試合状況などを的確に判断し、1球ごとにピッチャーにボールのコースと球種をサインで伝えることが求められます。

守備とは、キャッチャーフライやキャッチャーゴロ、バントなどを処理したり、相手ランナーの本塁突入をブロックして阻止するなど、1野手としての役目のこと。

本塁でのクロスプレーはスリリングでキャッチャーにとって危険を伴う接触プレーでもあります。

守備への指示出しとは、ボールの配球によって守備の位置を動かして変えたり、内野フライに対し捕球選手の指名をしたりすること。

キャッチャーは守備側で唯一スコアボードを向いて球場全体を見渡せる位置にいるため、味方の守備の位置がよく見えるポジションであることから、この指示出しも重要な役割の1つです。

盗塁の阻止とは、1塁から2塁、2塁から3塁への盗塁をボールを投げてアウトにして阻止すること。

盗塁を刺すためには、肩の強さと正確なスローイングが重要です。

求められる能力

キャッチャーに求められる能力として、正確なキャッチングができることと強い肩が挙げられます。

まず、キャッチングが正確でないとピッチャーのボールをしっかり受け止めることができません。また、肩が弱いと盗塁を許すことに繋がり失点のリスクが高まる恐れがあります。

性格的な適性

キャッチャーには、判断力とリーダーシップとが求められます。また、ピンチの際に味方選手を鼓舞し励ます明るさも必要です。

キャッチャーのサイン

写真提供 = Lisa Wall / Unsplash.com

野球はピッチャーが球を投げ、バッターが打ち返せるかどうかで勝負が決まりますが、この球種を決めるのがキャッチャーのサインです。

このサインはバッテリーによって違うもの。

例えば、プロ野球元ロッテの里崎捕手は、ピッチャーに決めさせたサインを自分が覚える、という形をとっていたといいます。

このピッチャーとキャッチャーとの間でサインによる意思疎通が上手く行かなければ、配球ミスで相手バッターに打たれたり、ワイルドピッチやパスボールなどの捕球ミスをしてしまう、ということが起こりるため、サインはとても重要なものといえるでしょう。

サインの種類

サインにはさまざまなものがありますが、最もシンプルなのが球種についてのサインです。

この場合、投げるコースはミットを構えるところとなるようです。

そして、一般的なのがコースと球種を組み合わせたもの。サイン盗みはルール上認められていませんが、もし試合中にサインが盗まれている感じがしたらアレンジすることもあるようです。

ちなみに前述した里崎選手によると、プロの選手間では、複数回サインを出す中の何番目かを、指と球種の割り当て、打者や奇数・偶数イニングによって変えたりしているということです。

サインの出し方

最もシンプルなのが球種だけのサインで、グー・チョキ・パーや指に球種を割り当てるというもの。

例えば、グーがストレート、チョキがカーブ、パーがフォークで、コースはミットの構えるところという感じです。

一般的なコースと球種を合わせて出す方法としては、例えば、インサイド(打者に近い)を1、アウトサイド(打者から遠い)を2、そして、ストレートを1、カーブを2、フォークを3とし、コース→球種の順に、1−1ならインサイドのストレート、2−2ならアウトサイドのカーブを表す方法があります。

いずれにしても、ピッチャーとキャッチャーの間でサインミスが起こらないよう、シンプルで見やすいサインとすることが大切です。

キャッチャーの防具の選び方

キャッチャーの防具は硬式用と軟式用とで異なります。

硬式用と軟式用の防具の違いは、それぞれのボールの硬さと衝撃に合わせた材質を使用しているということ。

合わない防具を使うことは危険を伴うため、適した防具を使用するようにしましょう。

それぞれの防具の用途とその選び方のポイントについて説明していきます。    

マスク

キャッチャーマスクには、マスクとヘルメットが一体化しているホッケータイプと、マスクとヘルメットが別々のタイプとがあります。

一般的なのは、マスクとヘルメットが別々のタイプ。

このマスクを選ぶ際のポイントとして、視界がよく軽い、ということが挙げられます。

マスクの材質としては、硬式は中空銅、軟式は中空軟鋼や銅線などの金属製が一般的となっています。軽い樹脂製のものもありますが、視界がよくないものもあるので試してみることがおすすめです。

また、喉の部分にボールが当たることを避けるために、スロートガードと呼ばれる喉の部分までマスクでカバーするタイプもあります。

喉もガードしておくことが安全なので、マスクがスロートガードタイプでない場合、のどの部分を保護する装備を別途、装着するようにしましょう。

プロテクター

プロテクターは、別名チェスト(胸)プロテクターともいわれるもの。

ワンバウンドのボールなどを胸や肩で受けて後逸させないためや、ファウルチップが胸や肩に直接当たらないように防御するために着用します。

プロテクターをすることで、どうしても動きが鈍くなりやすいので、ボールが当たった時の衝撃吸収性はもちろん、動きやすいかどうかが選ぶポイントになるでしょう。

また、肩が守られているかどうかは特に初心者とって大きなポイントとなるもの。

恐怖心を抑えるためには、両肩にもプロテクターがあるものがおすすめですが、スローイングに邪魔になるならば、肩にはプロテクターがないものを選ぶといいでしょう。

レガース

レガースとは、膝の上下と脛を守るプロテクターのこと。

選ぶポイントとしてフィット感や軽さ、動きやすさや覆う範囲の広さが挙げられます。

レガースのサイズは、足首周りと長さで選ぶことができます。

まとめ

野球のキャッチャーについて、役割や能力、適性や投球サインの出し方、防具の選び方などについて説明しました。

キャッチャーは、試合を作っていく重要な役割を持つポジションであり、決断力やリーダーシップが求められます。

機会があれば、ぜひ挑戦してみてください。

(TOP写真提供 = Chris Chow / Unsplash.com)


《参考記事一覧》

【野球ポジション解説】キャッチャーの役割や求められる能力とは? (スポジョバ)

キャッチャーの基本的な構え方|三点立ち姿勢とミットの構え方 (キャッチャー目線)

【元ロッテ・里崎智也に聞く】プロ野球のサインは何種類ある? (週刊ベースボールONLINE)

 
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