採用担当者に好印象を与える履歴書とは?書き方とそのポイントを徹底解説!

就職や転職の際に必ず必要となる履歴書と職務経歴書。

本記事では履歴書の正しい書き方について紹介します。

本記事を読めば、採用担当者が知りたいポイントとは何かを知り、そのポイントを押さえた履歴書を作成することができます。

ぜひ参考にしてください。

履歴書の書き方

履歴書は就職・転職活動において欠かせない重要な書類。

履歴書には

  • 基本情報
  • 学歴・職歴
  • 志望動機
  • 免許・資格
  • 自己PR
  • 本人希望
  • 通勤時間・健康状態
  • 扶養家族
  • 趣味・特技

を記載するようになっています。

それぞれの欄の、基本的な書き方を解説していきます。

基本情報欄

左上部の氏名・住所・氏名・生年月日・連絡先・提出日、そして、写真を貼り付ける基本情報欄。

ここでポイントとなるのが、提出日と生年月日の年号を合わせること。提出日を西暦で書く場合は生年月日も西暦で、提出日を和暦で書く際は生年月日も和暦で書くようにしてください。なお、提出日の日付は、郵送の際は投函日を、面接に持っていく場合は面接当日の日付を記載するようにしましょう。

氏名は姓と名の間にスペースを空け、履歴書の書き方に合わせてひらがな、またはカタカナで振り仮名を振りましょう。

また、住所は都道府県名から記載します。連絡先欄は現住所と異なる場合のみ、記載すると良いでしょう。

使用する写真は好印象を与える服装を着用し、カラーで撮影したものを使用してください。なお、万が一剥がれた場合でも誰の写真か分かるよう、写真の裏に自分の名前を記載しておくことが大切です。

学歴・職歴欄

学歴と職歴欄には、入学と卒業、入社と退社について正しく記入するようにしましょう。

学歴を書くポイントは、省略せず正しく記入すること。学歴には高校から記載しますが、「高校」ではなく「高等学校」、そして、学科や学部、コース名なども記載するようにしましょう。

職歴は時系列に勤務先を記載していきます。

勤め先の企業名や団体名は略さずに正しいものを書きましょう。入社と退社の他に配属先も記入。

退社は「一身上の都合により退職」と書くのがベターです。ただし、会社が倒産した場合など、特別な事情があったときには、その旨を記入しましょう。

職歴を書き終わったら、「現在に至る」と記入し最後に「以上」と書いて職歴欄を書き終えます。

志望動機欄

志望動機欄には、「なぜその仕事をしたいのか」「なぜこの会社を選んだのか」「職歴をどう活かすことができるのか」などが明確に伝わるよう作成しましょう。

免許・資格欄

免許資格欄には、まず、免許を記載し、その後に視覚を記載しましょう。

免許・資格は、正式な名称で記載することが大切です。例えば、運転免許は「普通自動車第一種運転免許」、英検は「実用英語技能検定〇級」などと記載します。

業務に関する資格や、現在取得を目指して勉強しているものなどを記載すると良いでしょう。

自己PR

自己PR欄は、自分の持つ強みやこだわりを書いていきます。応募先企業に対して、アピールできる内容にしていきましょう。

また履歴書のフォーマットによっては、自己PRと志望理由どちらかしかない場合があります。その際には、両方をうまく論理展開して書くのがベターです。

自己PR欄を書く際には、「企業に対してどのように貢献できるか」を意識して記入するといいでしょう。

本人希望欄

本人希望欄には、希望勤務地や職種などを記載します。

もしない場合には「貴社の規定に従います」と記載すると良いでしょう。

通勤時間・健康状態欄

通勤時間は通常、5分単位で記入します。フォーマットが◯時間◯分となっていて、1時間未満の場合、0時間◯分と書くようにしましょう。通勤圏内は通常90分以内となります。転居が可能な場合は、内定後転居可能と記載すると良いでしょう。

健康状態は、基本的に「良好」と記入します。健康に不安がある場合は、業務に支障がないことを伝え、通院頻度などを書くようにしましょう。

扶養家族欄

扶養家族欄は配偶者がいない場合は扶養義務・配偶者ともに「無」と書きます。

もし結婚をしていて配偶者が専業主婦(夫)の場合は、配偶者あり・配偶者の扶養義務ありとなります。

もし、結婚をしていて共働きなら、配偶者の収入が130万円以上の場合に、配偶者ありで配偶者の扶養義務は、なしとなるのです。

趣味・特技欄

趣味・特技の欄は、直接評価への影響はほとんどありません。しかし、趣味・特技の欄に記載した内容から面接担当者との話が弾むこともあるので、空欄にするのではなく、何か記載するようにすると良いでしょう。

履歴書を書く際のポイント

履歴書を書く際のポイントは修正液を使わないことと下書をすること。

それぞれのポイントについて、見ていきましょう。

修正液は使わない

履歴書は、経歴を証明するもの。

修正液や修正テープで修正すると、誰が修正したのかが分からず、信憑性が下がります。

したがって、修正液や修正テープで直すのはNGとされています。

「綺麗に消せばよいのでは」と思う方もいるかもしれませんが、裏から見ると修正したことがわかるもの。

間違えてしまった場合は、一から書き直すようにしましょう。

もし、書き直す時間や履歴書のストックがない場合には、間違えた箇所に二重線を引き、訂正印を押し、間違えた箇所の上下どちらかに正しい文章を書けばOKです。

ただし、見栄えが良くないため、できれば1箇所までに留めるようにしましょう。

また、訂正印にはシャチハタは使用しないようにしてください。

下書きをする

書類を書く際には、どれだけ気を付けて記入していても意図せず間違ってしまうことがあります。

ミスを防ぐためにおすすめなのが、下書きをすること。

2度手間になると感じるかもしれませんが、シャープペンシルや鉛筆などで下書きをして、ボールペンで清書すればミスなく記入することができるので、ぜひ試してみてください。

下書をする際の注意点は、筆圧が高いとあとが残ってしまうこと。

弱めの筆圧で、全体のバランスを見ながら書くようにしましょう。

封筒の注意点

履歴書は、郵送でも手持ちでも、基本的に封筒に入れるもの。

その封筒には、相手の住所と社名を都道府県から正確に記入するようにしましょう。

このとき、相手の社名は略称を使わずに正式名称を書くことが大切です。例えば、株式会社であれば(株)ではなく、株式会社と書くようにしましょう。

また、宛名は御中と様を併用してはいけません。採用担当個人であれば様、複数人の部署であれば御中と記載しましょう。

封筒の表面左下には、「応募書類在中」もしくは「〇〇職応募書類在中」と記入し、何の書類が入っているか一目でわかるようにしておくのがポイントです。

まとめ

履歴書は就職や転職をするうえで、必ず必要となるもの。

記載されている内容で採用担当者に与える印象は変わります。

本記事で紹介した内容を参考に、魅力的な印象を与える履歴書を作成してみてください。

(TOP写真提供 = mapo_japan / Shutterstock.com)


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