ラグビーにおけるパスの種類は?練習方法についても紹介!

ラグビーにおいて、ボールを運ぶときに使用されるパス。ラグビーを見始めた、やり始めたという方にとって、ルールが複雑でわかりにくいと感じられている方もいるかも知れません。

本記事では、ラグビーのパスのルールと種類、さらには練習方法についてご紹介します。

それでは、最後までご覧ください。

パスのルール

ラグビーの基本ルールでは、プレーヤーはボールより前でプレーしてはいけません。

そのため、ボールをゴールまで運ぶときにパスをする場合は自分の横方向もしくは後ろにいる味方プレーヤーにパスを出します。

もし、前方にボールを出してしまった場合は「スローフォワード」と呼ばれるハンドリングエラーの反則になり、相手ボールのスクラムから再開しなければなりません。

パスの種類とコツ

写真提供 = Quino Al / Unsplash.com

ラグビーのパスは、種類が多く、15種類以上あるといわれています。そのなかから、代表的な4種類のパスについて解説します。

  • スクリューパス
  • ストレートパス
  • オフロードパス
  • キックパス

それでは、詳しくみていきましょう。

スクリューパス

名前のとおり、ボールに回転をかけて遠くに出すパスのこと。全身を使って投げるため、ボールに勢いがあり、素早く遠くの味方にパスをする場合によく使用されます。

また、ボールに回転をかけるため、軌道が読みやすいことが特徴。ボールが無回転になると、空気や風の抵抗で軌道が変わりやすくなるため、長距離のパスを出す際にはスクリューパスが向いているといえるでしょう。

ここでは、スクリューパスのコツを2つ紹介します。

1つ目は、ボールの中心を持つこと。

遠くに飛ばすパスのため、ボールに力を一番伝えることができる中心部分を持つことが基本なります。ラグビーボールは形が楕円型の球体であるため、慣れないうちは持つことが難しいかもしれませんが、これが基礎にあたるため習熟することが第1です。またその際に、ボールを持つ手の親指側にボールの先端を傾けることで投げやすくなるでしょう。

2つ目は、腕を利用して投げること。

回転をかけるのがこのパスの基本ですが、回転を意識しすぎて手だけで投げるのではなく、しっかり腕を振ることを意識して投げることがコツです。そうすることで、ボールに力が伝わり遠くに投げることができるようになります。

ストレートパス

ボールを回転させずに近くのプレーヤーに素早く行うパスです。ボールを保持している場面で、相手プレーヤーからタックルされそうなときに咄嗟に使われることが多いでしょう。

素早く味方にボールを渡すため、ノックオン(反則プレーでボールを落とす行為)にならないように正確にパスを出してあげる必要があります。

また、ストレートパスのコツも持ち方が重要です。

手の全体でボールを持つのでなく、指だけでボールを持つように意識して持ちましょう。手のひら全体で持つとボールを出す際に余計な力がかかることもあり、正確なパスが出しづらくなってしまうため注意が必要になります。

オフロードパス

タックルされている最中に出すパスです。ボールを持ったプレーヤーが態勢を崩されながら出すため難易度の高いパスとなります。

しかし、相手プレーヤーを引きつけてから出すパスのため、連携が取れれば相手チームのディフェンスのタックルまたは、ディフェンスの隙をついてチャンスを作ることが可能。このパスのコツはプレーヤー自身のフィジカルの強さだけでなく状況判断、そしてパスを受ける(もらいに行く)選手のサポートが必要不可欠で、練習が第1になります。

キックパス

ラグビーにおいて唯一前方に出すことができるパスです。キックパスを使用することで、相手陣内の奥深くにボールを出して味方を敵陣の深くまで活かせることができ、チャンスも広がります。

有効に活用するには、グラウンダーのキックパスを敵陣の間を縫って前方に出すこと。このパスを通すことによって、敵陣のゴールラインの手前にパスを出して旨く番った場合はそのままトライを狙うことができます。

このパスは、攻撃を素早く展開したい場面で使われることが多いです。しかし、敵陣をめがけてパスを出す場合は相手チームにボールを奪われるリスクがあり、キックの精度や味方との連携などの高度なスキルが必要になるでしょう。

パスの練習方法

パスの練習は、そのパスごとに投げ方が変わるためコツをつかんだうえでやっていきます。基本的なパスはスクリューパスとストレートパスになるため、それぞれの練習方法について見ていきましょう。

スクリューパスの練習

まず、スクリューパスの練習において、基本的な初動作の手順をまとめます。

  • ボールは指で持つ
  • 短い距離から投げる練習を始める
  • 下から上に腕をしっかりと振るように意識する
  • 慣れてきたら、反対側の手を添えて投げるときのコースを安定させながら練習する

投げる際に意識したいことは、ボールを放る時に手をしっかり押し出すようなイメージで腕を振ること。それができるようになったら、今度は腰の回転をつけながらボールを投げてみましょう。

スクリューパスは長い距離でパスをつなぐことを想定されるため、腕の振りだけでなく体の回転を使って勢いをつけて投げることができるようになることが大事です。

最初は、ボールを腰の位置にくっつけて体をひねって投げてみます。できるようになったら、今度は両手で横の腰の位置からボールを投げてみましょう。

ラグビーにおいてパスは体の両方から投げることも十分想定されるので、左右の体の位置から投げられるように練習することも重要です。ここまでできるようになれば、スクリューパスの基礎が身についていることが見込めます。

ストレートパスの練習

ストレートパスの練習もボールの持ち方から身に付けていくことが重要です。まずは、ポイントをまとめます。

  • 両手の指だけでしっかり持つこと
  • 短い距離から投げる
  • 基本的な体勢は、投げる腕と反対側の脚をやや前に出す
  • 慣れてきたら投げる距離を伸ばす

ストレートパスのボールの持ち方は、両手の指だけでしっかり持つことが基本になります。手のひら全体でがっしり持つと投げる際に余計な力がボールに伝わり、思った方向に投げられなくなるため持ち方は意識しましょう。

投げ方は、短い距離からやっていきます。この場合も左右両方の手から投げられるように練習していくことが基本です。

まず体勢ですが、投げる腕と反対側の脚をやや前に出してやってみてください。出した脚と反対側の腰の部分から、両手でボールを前に放り出すように投げるとよいでしょう。これを、回数を決めて左右それぞれ行うことで少しずつ上達が見込めます。

慣れてきたら距離を伸ばして投げてみましょう。パスの距離が長い距離になる程相手まで届かなくなるはず。それに対し、今度は体重移動を意識して遠くまで投げることができるように意識して取り組むよう心掛けてください。

また、体重移動は、ボールをリリースする際に腕といっしょに体の重心を前に出すようなイメージで投げることでコツを掴めるようになっています。そのときに、前方に数歩ステップしてもよいので、感覚をつかんでいくことで基礎が身に付くでしょう。

まとめ

今回は、ラグビーのパスの種類と練習方法について解説しました。

ラグビーは他の球技と違ってボールの形が変わっているため、最初は持ち方をマスターしてパス練習を行っていくことが基本です。また、試合においてのルールや状況によってどんなパスを出すべきかを瞬時に判断する必要がありますので、練習で基礎を少しずつ抑えていきましょう。

本記事が、ラグビーのパスの種類や練習方法について知りたい方の参考になれば幸いです。

(TOP写真提供 = Max Leveridge / Unsplash.com)


《参考記事一覧》

パスの種類|ラグビーが上達する練習メニュー(ラグビーが上達する練習メニュー)

【ラグビー】ボールの投げ方を徹底解説|パスの種類や練習方法は?(SPOSHIRU)

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ラグビーのパスに挑戦!パスの種類、スクリュー・ストレートパスの投げ方と練習法(ラガサプ)

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