【6月】今月のスポーツビジネス・おすすめ求人

スポーツビジネス関連求人を多数扱うHALF TIMEでは、毎月おすすめの求人情報をご紹介します。withコロナ時代として各スポーツの再開が見え始めた6月は、プロスポーツクラブの経営を行う大手企業と、スポーツ界に新たな革新を起こそうとするベンチャー企業をそれぞれピックアップしました。

スポーツ・地域創生を第二の柱に。ジャパネットグループ

画像提供=ジャパネットグループ

通信販売と並び、スポーツ・地域創生を第二の事業の柱に据えるジャパネットグループでは、2019年に地域創生を行う株式会社リージョナルクリエーション長崎を設立。また、2024年の開業を目指し、スタジアムを中心としたまちづくり「長崎スタジアムシティプロジェクト」を進めている。

JリーグクラブのV・ファーレン長崎というスポーツコンテンツと、新たなスタジアムと周辺施設というハードを保有することとなる同社。この壮大なプロジェクトの実現に向けて、スタジアムシティ構想の戦略・事業推進担当とキャッシュレス事業の戦略担当を募集している。

求人▶︎【リージョナルクリエーション長崎】スタジアムシティ事業 戦略・事業推進
求人▶︎【ジャパネットサービスイノベーション】スタジアムキャッシュレス事業戦略担当

V・ファーレン長崎の髙田春奈社長は、4月に開催された『HALF TIMEカンファレンス2020』の中で、地元商店街と「V・ファーレンロード」を形作る取り組みを引き合いに出し、「競技の外では敵も味方も関係なく平和を実現したいという理念を表現する場所として、おもてなしの空間が機能している」と語っていた

プロスポーツクラブが競技という枠を超えて、地域経済の活性化やコミュニティの醸成など、社会的意義の大きな存在となっていくモデルケースが、長崎で展開されようとしている。

デジタルマーケティングを推進するプラスクラス・スポーツ・インキュベーション

画像提供=プラスクラス・スポーツ・インキュベーション

デジタルマーケティングに強みを持ち、同領域でスポーツ団体を支援する専門エージェンシーがプラスクラス・スポーツ・インキュベーション(PSI)だ。

Webコンサルティングのプラスクラスを母体とする同社は、野球、サッカー、バスケットボールの3リーグ・115クラブのうち半数以上をクライアントに持ち、「日本のスポーツ全会場を満員に!」をミッションに、主にチケットセールスとスポンサーセールスへのデジタルマーケティング導入を支援している。

さらに現在は、高知県土佐町と、豊かな自然とカヌーの競技環境を基にした地方創生プロジェクトも展開する。行政との協定を基にPSIから人材とナレッジを送り込み、地方活性化につなげる取り組みだ。

同社代表取締役の平地大樹氏は、以前HALF TIMEのインタビューで、「いずれカヌーをベースにした地域総合型スポーツクラブになるような形になればいい。私たちはノウハウをどんどん提供しますので、最前線に立って地方創生をできる人に来てほしい」と話していた。

現在、土佐町現地でのプロジェクトに関わる営業人材と、デジタルマーケティング事業をクリエイティブから支えるインハウスデザイナーを募集している。

求人▶︎日本のスポーツ全会場を満員に!日本屈指のスポーツ×マーケ企業でクラブと向き合う営業を募集
求人▶︎国内トップクラスのスポーツ支援企業でスポーツ×クリエイティブの可能性を最大化するデザイナー募集

AIをスポーツに応用。筑波大発テクノロジーベンチャーのSportip

画像提供=Sportip

筑波大学発ベンチャーとして2018年に設立されたSportipは、AI技術をスポーツで活用するスポーツテック企業だ。「1人に“ひとつ”のコーチを提供する」をミッションに、テクノロジーを活用して個人の動作解析と、それに対する適切な指導をアプリを通して提供する。

この「まるでコーチがいるかのような」トレーニング方法の指導は、スポーツ・競技から、ヘルスケア・フィットネス、そして医療・リハビリテーションまで発展可能性がある。この事業拡大を見越して、同社では現在COO候補を募集中だ。

求人▶︎【COO候補】筑波大発のスタートアップ/「AI×スポーツ」で競技や健康の可能性を最大化!

スポーツビジネス」は、実際は一括りにできないほど多種多様で、ジャパネットのような大手企業から、PSI、Sportipのようなスタートアップ企業までプレーヤーも多く存在します。コンテンツホルダー、エージェンシー、テクノロジーサービスといったスポーツへの「関わり方」と、経営層から事業戦略、営業やデザイナーといった「職種」の掛け合わせで、ぜひ次のキャリアを検討してみてはいかがでしょうか。