はちみつダイエットは、寝る前にスプーン1杯のはちみつを食べたり普段の食事で砂糖と置き換えたりするだけの簡単なダイエット法です。しかし間違った方法で実践した場合、体重が増えてしまう危険もあります。
そこでここでは、はちみつダイエットの正しいやり方やはちみつの様々な効果、ダイエット効果を出すコツなどについて解説していきます。
はちみつダイエットとは?正しいやり方を解説!
まずは、はちみつダイエットの概要やメリット、正しいやり方について解説します。
はちみつダイエットとは?
はちみつダイエットとは、はちみつを食べることで体脂肪を減らすダイエット法のことをいいます。
体を動かしたり特別な加工をしたりする必要がなく、ただ食べるだけの簡単なダイエット法のため、ダイエットが苦手な方にとっても続けやすいでしょう。
寝る前に食べる「夜はちみつダイエット」は、成長ホルモンの分泌を促進して体脂肪が燃えやすくします。
また、普段の生活で砂糖をはちみつに置き換えることで、効果的に糖質の摂取量を減らすことができます。
夜はちみつダイエットは寝る直前に食べる
夜はちみつダイエットは、就寝時間の30〜60分前に大さじ1杯(約21g)のはちみつを食べるのが正しいやり方です。
一般的な方法としては、温かい水やハーブティーにはちみつを溶かして飲みます。
はちみつにはトリプトファンというアミノ酸が含まれており、これがセロトニンという神経伝達物質に変換されます。セロトニンはリラックス効果をもたらし、睡眠の質を改善するとされています。
成長ホルモンの分泌を促進することが目的のため、大さじ1杯分をしっかり摂取する必要があります。
はちみつの糖質で太るのが怖いからと食べる量を減らしてしまうと、十分な働きができずダイエット効果も期待できません。
また、反対に大さじ1杯を超えた量を摂取してしまうと、糖質の摂取過多となり太りやすくなります。
そのため、はちみつを食べる時間と量は守るようにしてください。
普段の生活で白砂糖の代わりに使う
白砂糖の代わりにはちみつを使うやり方もあります。
はちみつは、砂糖よりも約1.3倍の甘みがあります。しかし、100gあたりのカロリーは砂糖が384kcalではちみつが303kcalと、はちみつのほうが低カロリーで糖質量も少ないです。
はちみつは少量の使用で十分な甘みを感じることができるため、糖質の摂取量を自然に減らすことができるでしょう。
また糖の吸収スピードを示す指標のGI値も砂糖より低いため、砂糖よりも太りにくい特徴があります。
そのため、いつもなら料理で砂糖を使うところをはちみつに代えるだけでダイエット効果が期待できます。
はちみつにはダイエット以外にどんな効果があるの?
はちみつを摂取することで、ダイエット以外にも多くの効果が期待できます。
減量中のデメリットを補う働きも少なくないため、ダイエット中の強い味方になってくれるでしょう。
バランスのよい栄養補給
はちみつには180種類もの豊富な栄養素が含まれています。
ビタミンB1やビタミンCなどのビタミン類、鉄や亜鉛などのミネラル類、さらにアミノ酸やポリフェノール、酵素などです。
ダイエット中は栄養が偏りやすく、代謝が低下してリバウンドするなど、
各種栄養素がバランスよく含まれているはちみつを食べることで、解消することができます。
整腸作用
はちみつに含まれているグルコン酸は、腸内のビフィズス菌の活動を促す働きがあります。また、はちみつの糖質自体も腸の働きをサポートしてくれます。
そのため、はちみつを摂取することで、ダイエット中に気になることが多いお腹の整腸作用が期待できるでしょう。
抗酸化作用
はちみつに含まれているポリフェノールは、バニリン酸やフェルラ酸などです。これらのポリフェノールには抗酸化作用があるため、体内の活性酸素の活動を抑制してくれます。
活性酸素は、生活習慣病や老化、動脈硬化などを引き起こす厄介なものです。この活性酸素を抑えることで、アンチエイジングや美肌効果も期待できるでしょう。
免疫力アップ
はちみつには免疫力アップや殺菌作用などの効果も期待できます。
風邪の予防やダイエット中のストレス対策に効果的でしょう。
はちみつダイエット・効果を出すためのコツ
はちみつダイエットの効果を出すためのコツのほか、注意点もあわせて説明します。
純粋はちみつを使う
はちみつには様々な種類がありますが、大きくは「純粋はちみつ」「果糖はちみつ」「精製はちみつ」の3つに分けることができます。
はちみつダイエットの効果を出すためには、余計な手が加えられていない天然の「純粋はちみつ」を使うことが重要です。
また、純粋はちみつの中でも非加熱のものを選ぶとよいでしょう。
はちみつの摂取量を調整する
はちみつでダイエットできるからといっても、はちみつの大部分は糖質に変わりありません。はちみつをたくさん食べるほど痩せるわけではないため注意してください。
夜はちみつダイエットを実践する際は、大さじ1杯を超えて食べないことが大切です。
また砂糖をはちみつに置き換える場合は、砂糖の半分の量を目安に使用するとよいでしょう。はちみつの甘味は強いので、量を減らしても十分に甘みを感じることができます。
糖質摂取量を全体的に減らす
ダイエット中は、はちみつ以外の食材に含まれる糖質の摂取量を減らすことが大切です。
スイーツはもちろん、主な栄養素が炭水化物の食材にも注意してください。炭水化物には糖質と食物繊維が含まれていますが、ご飯やパンなどは糖質の含有量が多いため糖質の摂取量が増えやすいです。
夕食後はエネルギーを消費しにくい時間帯です。摂取した糖質を体脂肪として溜め込みやすくなるため、献立の糖質量には特に注意してください。
食事内容は、タンパク質や野菜類を中心にするとよいでしょう。
睡眠時間を確保する
夜はちみつダイエットの際は、睡眠の質を高めることが大切です。成長ホルモンの分泌がより促進され、さらなる体脂肪の燃焼が期待できるためです。
そのためには、睡眠時間を確保することも大切です。
また睡眠の質を低下させると言われていることを寝る前にはしないようにしましょう。
例えば、寝る直前までスマートフォンの画面を見続けることは避けてください。ブルーライトの影響で睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が少なくなり、睡眠の質が低下してしまいます。
エアコンや扇風機の風を体に直接当てないことも大切です。
睡眠の質を高めるためには、部屋の温度を快適に設定したり寝る時間の30分前から部屋を暗くしたりするとよいでしょう。
また温かい湯船に浸かる、ストレッチする、落ち着く音楽を聞くなども効果的です。
運動と併用する
はちみつダイエット中は、運動と併用することで、より体脂肪の燃焼が期待できます。
運動による消費カロリーの増加はもちろん、はちみつに含まれる糖質がトレーニング後の回復を助け疲労を軽減してくれます。
食事管理中の運動で疲れやすい方は、はちみつの摂取が大きなサポートになるでしょう。
就寝する3〜4時間前までに食事を取る
就寝する3~4時間前までには夕食を済ませておくことも大切です。
食べ物が消化される時間は、食事内容によって違うものの、3時間ほどといわれています。
そのため最低でも3時間前には食事を終えて消化器官を休ませ、質の高い睡眠につなげることが大切です。
どうしても食事時間が遅くなってしまう場合は、寝る30~60分前に食べるはちみつだけにするとよいでしょう。
食事をしなくてもはちみつを食べれば空腹感を抑えることができます。
栄養バランスの取れた食生活を送る
栄養バランスのとれた食習慣をつけることが大切です。
はちみつに豊富な栄養素がバランス良く含まれているとはいえ、糖質量に注意しながら食べるため十分な量のビタミンやミネラルは摂取できません。そのため、野菜や海藻、果物などを積極的にとることが大切です。
そうすることで代謝アップが見込めるでしょう。
タンパク質の摂取量を増やすこともおすすめです。筋肉の材料になるタンパク質を増やし反対に糖質を減らすことで、痩せやすく太りにくい体にすることが期待できます。
まとめ - はじめやすい「はちみつダイエット」で大事なことは正しい方法で続けること
はちみつダイエットは、普段の生活に取り入れやすいため続けやすいダイエット方法です。
また、はちみつは豊富な栄養素が含まれており、抗酸化作用や整腸作用も期待できる食材です。
しかし、効果を実感するためには正しいやり方を続けなければいけません。
ぜひポイントを押さえながら実践することで、自然なダイエットを実現させてください。
(TOP写真提供 = Mariana Ibanez / Unsplash.com)
《参考記事一覧》
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