アウトドア業界の年収は?業績の傾向など解説!

コロナ禍でもアウトドア業界は、業界全体が好調です。

そのため、元々アウトドアが好き・興味があるので業界で働きたいという方だけでなく、好調なアウトドア業界の職業に興味があるという方もいるでしょう。

そうした業界で働きたいという方のために、本記事では、業界の年収はどのくらいなのか詳しく解説しています。また、業界の業績傾向や活躍するのに役立つスキルなども紹介しています。

それでは、最後までご覧ください。

アウトドア業界の年収はどのくらい?職種別に解説!

アウトドアとは、屋外で行う活動の総称。「アウトドア=キャンプ」というイメージの方も多いでしょうが、ハイキングやピクニック、登山などもアウトドアに属します。

また、自然観察などもアウトドア。こうした屋外で行う活動に関わるのが、アウトドア業界の職業です。

そのため、アウトドア業界はとても幅広く、職業もいろいろとあり、職種によって年収は異なります。

ここでは、業界の職業のなかでも、人気の高い下記の職業の年収を紹介します。

  • アウトドアガイド
  • アウトドアインストラクター
  • アウトドアメーカー職員

それでは、詳しくみていきましょう。

・アウトドアガイドの平均年収

アウトドア業界では、登山(山岳)ガイドのように、山や奥地などで登山者や探検家の道案内をする職業。また、ネイチャーガイドのように、自然探索ツアーに同行して、草木などの解説や自然との付き合い方を紹介するなどがあります。

また、川に関するアクティビティのガイドを行うリバーガイドもその1つ。これらの職業は、利用者が安全に楽しめるように、説明・助言する仕事です。

ジョイキャリアによると、それぞれの年収は、下表のとおりです。

職種平均年収
登山(山岳)ガイド約372万円
ネイチャーガイド約286万円
リバーガイド約286万円

・アウトドアインストラクターの平均年収

アウトドアインストラクターは、アウトドア系のアクティビティ施設で働く職業。施設に勤務し、下記のような業務を行います。

  • アウトドアスポーツやレジャーの安全な楽しみ方をレクチャーする
  • 施設やパーク内の整備やメンテナンスをする
  • 受付業務などの一般事務
  • 接客

また、施設には勤務せず団体や会社に呼ばれ、そこが主催する林間学校や自然教室でレクチャーするといったフリーの働き方が可能。年金チェッカーによると、平均年収は約376万円です。

・アウトドアメーカー職員

国内国外問わず、キャンプ用品やウェアなどのアウトドア製品・商品を開発・製造・販売している色々なアウトドア用品メーカーがあります。

そして、メーカー職員の仕事内容もさまざまです。主な仕事としては、下記のとおりです。

  • ショップスタッフ:アウトドアショップに勤務し、接客や販売を行う仕事
  • 営業:自社商品の取扱店舗の開拓、既存取扱店のルート開拓をする仕事
  • 商品開発:アウトドア商品や製品を新規開発する仕事
  • バイヤー:アウトドア商品の買い付けを行う仕事

就職するメーカーによって年収は違いますし、どの仕事に就くかによっても幅があります。業界動向SEARCH.COMのデータを参考に、アウトドアメーカー職員の平均年収を下表にまとめました。

職種平均年収
ゼビオHD901万円
ワークマン691万円
デサント661万円
ゴールドウィン607万円
カンセキ565万円
ヒマラヤ494万円
ティムコ489万円
スノーピーク441万円

アウトドア業界の業績傾向

写真提供 =S&B Vonlanthen / Unsplash.com

コロナ禍のなかでも、密を避けてレジャーを楽しむことができるアウトドア業界の業績は好調です。

しかし、もともとコロナ禍前から業界の業績は右肩上がりだったとのこと。そんなアウトドア業界でも、日本でコロナ禍が加速し始めた2020年は打撃を受けています。

その詳細を、オートキャンプの普及を目的として作られた旧運輸省(現国土交通省)の認可団体を前進とする一般社団法人日本オートキャンプ協会(JAC)が独自に調査。そして公表した「オートキャンプ白書2021」によると、2020年以前は1年間に1回以上キャンプをした人数は順調に増加していました。

しかし、2020年は前年比約30%も減少したとのこと。減少した原因は、下記のとおりです。

  • 密を避けるためにこれまでより設置できるテントサイトの数が減った
  • 県外への外出の自粛を求められたため来場者の地域が限定された
  • 臨時休業をすることになったキャンプ場も少なくなかった

結論として、他業界と比べると、アウトドア業界の業績は減少していなかったということ。このような背景からアウトドア業界全体における平均年収も、現状を維持できたことが伺えます。そして、2021年以降は業績は回復しており、アウトドア用品は需要が激増しています。

ちなみにアウトドア用品の需要もコロナ禍前から好調でしたが、もともとコロナ禍の影響を受けた2020年も好調を保っていたとのこと。外出への規制緩和が加速していることに加え、好調なアウトドア業界にこれまでなかった業界が次々と参入し、これまでなかったサービスやアウトドアの楽しみ方が誕生しています。

また、逆にアウトドア業界が食品やインテリアといった他の業界に進出もしているため、アウトドア業界の業績は今後も好調が続く可能性が高いでしょう。

アウトドア業界で活躍するためのスキルとは…

今後も業績の好調が続くアウトドア業界。平均年収が維持できた背景には、資格取得に向けた各企業の前向きな取り組みが功を奏したといえるでしょう。アウトドア業界は、資格やスキルがなくても働ける職種も多いですが、持っていた方が活躍しやすいです。

ここでは、業界で活躍するのに役立つスキルを紹介します。

職種資格/スキル
アウトドアガイド/インストラクター<資格>・自然ガイド(ステージⅠ・Ⅱ)・登山ガイド(ステージⅠ・Ⅱ・Ⅲ)・山岳ガイド(ステージⅠ・Ⅱ)・国際ガイド・健康運動実践指導者・アウトドアフィットネスBASICインストラクター・キャンプインストラクター<スキル>・アウトドアスポーツやレジャーに関する専門スキル・安全管理スキル・状況把握能力・応急手当の基礎知識・情報発信力・コミュニケーション能力・体力・臨機応変な対応力
アウトドア用品メーカー<スキル>・アウトドアスポーツやレジャーに関する専門スキル・アウトドアの知識・情報発信力・コミュニケーション能力

まとめ

今回は、アウトドア業界における各職種の平均年収や業績の傾向などについて解説してきました。

アウトドア業界の職業は幅広く、どの職業で働くかによって年収は異なります。また、活躍するために役立つスキルも異なります。

本記事で紹介した内容は、アウトドア業界の一部の職業に関する情報ですが、ぜひお役立ていただけますと幸いです。

(TOP写真提供 = Kitera Dent  / Unsplash.com)


《参考記事一覧》

アウトドアな仕事のお金事情と職種別の給料まとめ(アウトドアな俺たち)

アウトドアインストラクターの年収は?求人から給料相場を算出(JobQ)

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