【野球】ピッチャーの役割とは?必要スキルやおすすめのトレーニングメニューを紹介!

ピッチャーには、守備の際に相手打者と対面し、点数を抑える役割があります。

試合において特に重要ポジションであるピッチャー。守備の要でもある一方で活躍の場面も多いそのポジションに憧れを持つ者もいることでしょう。

本記事では、野球におけるピッチャーの役割や必要なスキルについて解説しています。また、おすすめのトレーニングメニューも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ピッチャーについて

野球のピッチャーは、どのような役割があるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

役割

ピッチャーは守備の際、マウンドに立ちバッターに対して投球する役割を持ちます。この投球次第で点数の差やチーム全体のパフォーマンスにも影響してくるため、勝敗を分ける上で最も重要なポジションといえるでしょう。

他のポジションにいる選手がいくら優秀でも、ピッチャーの球が打たれ過ぎては負担も大きくなり負けてしまいます。

投げ方

次に、野球でのピッチャーの投げ方について解説します。主な投げ方は、下記の4つが挙げられます。

  • オーバースロー
  • サイドスロー
  • スリークォーター
  • アンダースロー

それでは、詳しくみていきましょう。

オーバースロー 

オーバースローは、ボールを上から投げ下ろす、最もスタンダードな投球フォーム。スピードのあるストレートや回転のキレがかかった変化球を出しやすいのが長所です。

特に高身長の選手がこのフォームで投げることで、バッター視点から見た圧力、ボールにかかるエネルギーの両方の強みを引き出すことができます。

サイドスロー

その名のとおり、サイドスローは、地面と水平方向にボールをリリースするフォーム。オーバースローと違って横から投げるため、ストレートが出しにくい代わりに横回転の変化球が投げやすいです。

また、縦軸からの投球ではないため、コースによっては相手打者が苦戦する形となるのもメリットです。

スリークォーター 

スリークォーターは、先述したオーバースローと投球フォームが似ていますが、その違いや名前の由来は、ボールのリリース角度にあります。

オーバースローが地面に対して垂直方向、サイドスローが水平方向にあるため、その4分の3辺りの角度(30度ぐらい)で投げるフォームとして名付けられました。肩や肘などを壊すリスクが低く、コントロールやスピードに安定感が持てます。

アンダースロー

アンダースローは、水平方向よりもぐっと下の位置、地面に近いポジションから投球されるフォーム。垂直方向かつ最もスタンダードな「オーバースロー」と違い、こちらは実戦で使用している選手が非常に限られています。

腕の振り方からもスピードが出しづらくなりますが、足を大きく踏み出すためキャッチャーまでの距離短縮やボールの出所がバレにくくなります。

求められるスキル

ピッチャーに求められるスキルは、主に下記の4つが挙げられます。

  • 球速
  • コントロール力と変化球
  • フィジカルの強さ
  • リズムやタイミングの感覚

それでは、詳しくみていきましょう。

球速

スピードのある球を投げることは、相手の判断を間に合わせないことやボール速度の調整幅を広げる上でとても重要です。また、ボールリリースからキャッチャーの元に届くまでの時間も抑えられるため、相手の走者を潰す機会が増えるのです。

コントロール力と変化球

野球にも他のスポーツ同様に戦術があり、その都度計画に応じて正確に投げなければなりません。球種に関してもストレートだけでなく、幾つかの変化球を手札に持つことで、相手の選択肢を散らす事ができます。

また、コントロール力を持つことで投げる球数を抑える事にも繋がります。トレーニングで鍛えていても、一試合に投げられる回数というのは限られているため、なるべく長くスタミナを持たせるという意味でも、正確なボールコントロールは必要なのです。

フィジカルの強さ

チームの中でも特に守備の要となるピッチャーは、自分の身体をよく理解し効率的に使う必要があります。その基盤となる筋肉や体幹トレーニングは欠かせません。どの部位がどんな強化に繋がるのかは、後述する「トレーニング方法」にて解説していきます。

リズムやタイミングの感覚

先述したボールの緩急や状況に応じた変化球や投球コースで相手のリズムや戦術を狂わせることも必要です。時間制限のあるなかで間を空けずに投げる、遅延ぎりぎりまで待つ、その間で調整するなど、ボールだけでなく試合そのものの流れを読む力も必要といえるでしょう。

ピッチャーのルール

写真提供 = Chanan Greenblatt / Unsplash.com

ピッチャーはその役割の専門性と重要性から、投球時においてさまざまなルールが設けられています。

例えば、マウンドのプレート(白い長方形板)に足が着いている状態で投球モーションに入らなければならないなど、さまざまなルールがあります。また、相手の打者がボールに対して「空振り」「ストライクゾーンに入っているが何もしない」「バットを振ってボールに当たったがファール」の場合も、ストライク判定となります。

その他のピッチャーに関する主なルールは、下記のとおり。

  • ストライクが2つ付いた状態でファールになってもストライクはカウントされない
  • ピッチャーの球がストライクゾーンから外れている場合、ボール判定となる
  • カウントが4つ溜まることでフォアボールとなり、相手の打者は一塁に進む
  • ピッチャーの球が相手の打者に当たった場合、デッドボールとなり、カウントに関係なく相手の打者は一塁に進む
  • 場合によっては退場となり、以降の試合参加は不可となる
  • ピッチャーは投球以外に、塁に出ている選手のリード(投球の隙を見て次の塁に進める権利)を防ぐため牽制ができる。この場合、ベース間で相手選手が捕まるとアウト判定となる
  • 牽制に回数制限は規定上なしとされている
  • 投球までの時間制限は、キャッチャーから球を受け取って12秒以内。走者がいる場合は20秒以内
  • 投球モーションに入ってから投げなかった場合やボールを落とした場合、意図的な遅延行為などルールに違反する行為はボークとなり、状況に応じてペナルティが課せられる
  • ピッチャーの交代は、1人目の相手打者がアウトor1塁以上進まない限り基本的に不可
  • 選手交代した際に、1度降板した選手は試合が終わるまでゲームに参加不可となる

以上が簡単なピッチャーのルールとなります。専門用語などは実物の写真などを見つつ、イメージとして覚えておくといいでしょう。

続いて、ピッチャーのトレーニング方法について紹介していきます。

トレーニング方法

ピッチャーには理想のボールを投げるためにも、コントロール力だけでなく、フォーム改善や球速向上に繋がる体幹、筋トレも必要です。部位別に何が強化されるか、解説していきます。

懸垂:肩甲骨周りの筋肉

肩甲骨周りの筋肉は、主に懸垂で鍛えることができる部位。筋トレだけでなく、肩甲骨の可動域を広げるメリットもあり、球速アップにも繋がります。

懸垂のトレーニングをする際のポイントは、反動は利用せずゆっくりと体を上げ下げすること。また、鉄棒を握るときの両手幅を意識すると、肩甲骨周りの筋肉をピンポイントで鍛えることができるでしょう。

ダンベル:腹筋と腰回りの筋肉

腹筋と腰回りの筋肉は、ダンベルなどの重いものを支えながら身体を捻じる(ツイスト)ことで鍛えられます。これにより、投球時に身体を捻じった後の反動が強くなる上、体幹が強化されるため安定したバランスを保てます。

ダンベルのトレーニングで腹筋と腰回りの筋肉を鍛えるポイントは、呼吸を整えながらゆっくりと身体を捻じること。態勢も真っすぐになるよう意識することが重要です。

スクワット:太ももやお尻の筋肉

太ももやお尻の筋肉は、筋トレのなかでも最重要といえる下半身の筋トレ。スクワットや長距離走で鍛えるのがオーソドックスです。

地面を蹴る力を強めることで、脚から体幹、腕へと力を流し、よりパワフルなボールとなります。野球に限らず、すべての動きの基盤となるのが下半身です。

また、筋肉には持久力のある遅筋、瞬発力のある速筋の2種類が存在。投球の際に必要となってくるのは、瞬間的に爆発させる力です。よって、スピーディーな筋トレで『速筋』を付けることをまずは目指していきましょう。

もちろん、過剰なトレーニングや休息不足はパフォーマンスに支障をきたすので、十分に注意してください。

まとめ

今回は、野球におけるピッチャーの役割や必要スキルなどについて解説しました。野球の試合において、守備の要となるピッチャーに求められることは非常に多いです。

単に投げるだけでなく、状況を判断できる力やボールの回転、スピード調整といったコントロール力など責任の重いポジションですが、それだけ活躍できる機会も多く、目指す者も多いのも事実。

日々のトレーニングを欠かさず行い、理想のピッチャーへと近づきましょう!

(TOP写真提供 = Jose Francisco Morales / Unsplash.com)


《参考記事一覧》

野球のピッチャーの役割とは?投げ方の種類や求められる能力も紹介!(スポジョバ)

少年野球のピッチャーについて(特徴・求められる能力・練習方法)(少年野球の全て!)

 
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