FIFAワールドカップの賞金ってどれくらい?問題視される賞金の男女間格差とは?

2018年に開催されたFIFAワールドカップのロシア大会。フランスが20年ぶり2度目の優勝を飾り、幕を閉じました。ワールドカップというと、選手のプレーや盛り上がりを見せるサポーターの姿に目が行き、優勝カップをどこが手にするのかに多くの人が注目します。それと同時に、ワールドカップに勝利したチームが手にする賞金にも注目が集まっています。そこで、今回はワールドカップの賞金はどれくらいなのか、そして、その賞金はどこから出るのか、などについて、詳しく調べてみました。

ワールドカップの賞金はどれくらい?

写真提供 = A.RICARDO / Shutterstock.com

ワールドカップの賞金はその大会ごとに異なるものですが、2018年に開催されたロシア大会の賞金総額は、4億ドル。

日本円に換算すると、なんと約440億円にもなります。

そして、この賞金総額は順位に応じて分配される仕組みに。

まず、1次リーグに出場したチームには、賞金として800万ドル(約8億8千万円)、そして、準備金として150万ドル(約1億6千500万円)が分配されました。

つまり、出場するだけで約10億4728万円もの賞金が支給されたことになります。

そして、成績が良かったチームには、その順位に応じて賞金がプラスされた結果、ロシア大会の優勝チームには3800万ドル(約42億7000万円)、準優勝チームには2800万ドル(約31億4000万円)、そして3位のチームには2400万ドル(約27億円)が分配されました。

優勝チームと準優勝のチームで約11億3000万円もの差があったことがわかります。

各チームの順位と賞金総額については、下記の表にまとめてみました。

順位賞金総額
1位フランス3800万ドル(約42億7000万円)
2位クロアチア2800万ドル(約31億4000万円)
3位ベルギー2400万ドル(約27億円)
4位イングランド2200万ドル(約24億7000万円)
ベスト8ウルグアイ、ブラジル、ロシア、スウェーデン1600万ドル(約18億円)
ベスト16日本、アルゼンチン、コロンビア、スイス、スペイン、デンマーク、メキシコ、ポルトガル1200万ドル(約13億5000万円)
グループリーグ敗退国アイスランド、イラン、エジプト、オーストラリア、韓国、サウジアラビア、セルビア、セネガル、チュニジア、ドイツペルー、ナイジェリア、ポーランド、パナマ、コスタリカ、モロッコ800万ドル(約9億円)

ワールドカップの賞金はどこから出てるの?

賞金総額4億ドル(約440億円)と巨額に上るワールドカップの賞金。

その賞金は、FIFAからサッカー連盟やサッカー協会に対して支払われるものですが、そこで気になるのが、FIFAはそのお金をどこから出すのか、ということではないでしょうか。

ワールドカップの資金源とされるのは、テレビ放映権料とスポンサー料などです。

2014年に開催されたワールドカップでは、テレビ放映権料とスポンサー料による収入を合わせて45億ドル(約4959億円)であったとされているので、2018年のロシア大会でも、テレビ放映権料とスポンサー料だけでかなりの額が集まったであろうことが予測されます。

2018年のワールドカップで日本が獲得した賞金は?

32か国が出場した2018年FIFAワールドカップロシア大会。

日本は1次リーグを突破し決勝リーグに進みましたが、決勝リーグの1回戦で敗退。

ベスト16に終わりました。

この大会で日本が獲得した賞金総額は1200万ドル(約13億3000万円)ですが、これに、参加費である150万ドル(約1億7000万円)がプラスされた総額1350万ドル(約15億円)が支給されました。

日本代表チームには日本サッカー協会からの日当も

FIFAから日本サッカー協会へ約15億円もの賞金が支給された2018年FIFAワールドカップロシア大会ですが、日本代表チームには日本サッカー協会からの日当も支払われています。

日本サッカー協会から代表選手に支払われた日当は1万円。

この日当は、代表選手として招集されている間が対象とされるものであり、直前のトレーニングキャンプからベスト16で敗退した日まで支払われました。

さらに、日本サッカー協会は試合に勝つたびに「勝利給」も支給。

1勝するごとに200万円が支給されました。

また、順位に応じたボーナスも設定されていて、ベスト16に進んだことで600万円のボーナスが選手それぞれに支給されています。

男女のW杯賞金総額に400億以上の差

2018年に開催された男子FIFAワールドカップロシア大会の賞金総額は4億ドルと巨額でしたが、2019年に開催された女子FIFAワールドカップフランス大会の賞金総額は3000万ドル。

その差はなんと3億7000万ドルにも上ります。

また、男子と女子の優勝賞金を比べてみると、男子の優勝チームには3800万ドル(約42億7000万円)が支払われたのに対し、女子の優勝賞金は400万ドル(約4億3000万円)と、男子の優勝賞金は女子の優勝賞金の10倍以上であることが分かります。

その差は歴然としたものですが、この格差が問題視されるようになったきっかけは、2015年の女子W杯のアメリカ代表チームの一員であるホープ・ソロが「男性優越主義はFIFAに深く定着しており、それが賞金の格差に反映されている」と発言したこと。

この発言をきっかけに、アメリカの女子サッカー選手が男子との同一賃金を求めてサッカー協会を訴えるなどの行動が起こりました。

アメリカ以外でも、オーストラリアの選手組合がフランス大会直前に男女の賞金を同一にするようFIFAに求めたり、バロンドール賞の女子部門の初代受賞者であるノルウェーのアーダ・ヘーゲルベルグが女子選手の待遇が男子選手の待遇と違うことを理由に代表チームを辞退するなど、さまざまな広まりを見せています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

優勝賞金が3800万ドル(約42億7000万円)と巨額であったことが話題となった2018年FIFAワールドカップロシア大会。

ベスト16という成績を残した日本も、約15億円という巨額の賞金を支給されました。

男子サッカーのワールドカップが賞金面でも注目を集める中、女子サッカーとの賞金金額の差も取りざたされています。

今後、フィールドの選手の活躍に目を向けるだけでなく、賞金金額についても目を向けてみてみることも面白いのではないでしょうか。

(TOP写真提供 = fifg / Shutterstock.com)


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