世界のイチロー。日本人であれば、知らない人はいないのではないでしょうか?
数々の伝説を作り上げ、その名を世界に轟かせた日本人プロ野球選手です。
本記事では、そのイチローさんの伝説劇「イチロー伝説」を紹介しています。
イチローとはどんな人なのでしょうか。また、イチロー伝説と謳われるほどの実績とはどのようなものであり、海外からみたイチローはどう映っているのでしょうか。
どうぞご覧ください。
イチローとは
イチローとは、現在はメジャーリーグのシアトル・マリナーズにて会長付特別補佐兼インストラクターを務めている、元プロ野球選手です。
プロフィールを、下表で簡単にまとめました。
本名 | 鈴木 一朗(すずき いちろう) |
生年月日 | 1973年10月22日 |
出身地 | 愛知県西春日井郡豊山町初の首位 |
血液型 | B型 |
特徴 | 右投左打 |
日本プロ野球においては、最多タイ記録となる首位打者を7回も獲得し、パ・リーグ最多記録でもある最多安打を5回獲得しています。
そして、メジャーリーグでのイチロー伝説は下記のとおり。
- 10シーズン連続で200本安打を達成する。
- アジア人で初の首位打者と、盗塁王のタイトルを獲得。
- アジア人史上初のシーズンMVP・シルバースラッガー賞・ゴールドグラブ賞(10シーズン連続)を受賞。
- アジア人史上3人目(日本人で3人目、アジア人打者では初)の新人王を受賞。
これらの実績から、2025年の米国野球殿堂入りは確実だと言われています。
イチロー氏の伝説
上記の功績だけでも、十分と言えるほどの伝説は築き上げられているのですが、これらの他にもまだ、イチロー伝説は続きます。
1995年、阪神大震災が起こった年にイチローは、
- 「首位打者」
- 「打点王」
- 「盗塁王」
- 「最多安打」
- 「最高出塁率」
を獲得。史上初の「打者五冠王」に輝きました。
ちなみに、打点王と盗塁王の同時獲得も、日本プロ野球史上初の快挙です。
震災の影響で調整が不十分だったにもかかわらず、復興を目指す「神戸のシンボル」的存在として見事期待に応えました。
復興のシンボルとしての責任感と同時に、イチローの全盛期の1つとも言えるでしょう。
レーザービーム
海を渡ってきた日本人の強肩によって、アメリカの球場が興奮の渦に包まれました。
2001年4月11日のアスレチックス戦、8回1死1塁。1塁走者だったアスレチックスのテレンス・ロング選手は、2塁を蹴って一気に3塁を狙っていました。
そしてバッターから放たれた、ライト前への打球に猛チャージしたイチローは、スムーズな動きから3塁へ矢のような送球。糸を引くような軌道ボールは、ノーバウンドで見事なストライク送球となり、走者を刺しました。
このとき、実況者が「レーザービーム」と表現した神送球に、観客は大興奮。スーパープレーが称えられ、イチロー伝説となりました。
「マリナーズ公式ツイッター」が当時のイチロー伝説動画を公開すると、再生回数65万回を瞬く間に突破し、ファンからはこのようなメッセージが挙がりました。
「決してこの試合を忘れない。レジェンド到来の日だ!」
「塁審まで驚いてるように見えるね」
「これすごく覚えてる。彼の肩は本当にすごいよ」
「イチローは歴代トップ10に必ず入る選手。他の人がどう言おうとも」
「昨日のことのように覚えてる」
日本では「レーザービーム」ですが、メジャーリーグでは、インパクトのある送球「the Throw」と呼ばれています。
この強肩は、選手としての全盛期を表すと共に、高度なキャッチング技術を必要とすることは、言うまでもないでしょう。
スパイダーマンキャッチ
まさに忍者のようなプレーが起き、イチロー伝説となったのは、2005年5月2日のエンゼルス戦です。
7回1死1塁。そして、4番アンダーソンがすくい上げた打球は右翼への大飛球でした。これに、右翼を守っていたイチローは、打球に背を向けたままフェンス際に追い込まれました。
しかし、勢いそのままに飛び上がると、右足のスパイクでフェンスを登りながら蹴り、今度は反対の足でもうひと伸びし、グラブでキャッチ。そのまま尻もちをつきかけ体勢を崩しましたが、ボールを離すことなく、すぐさま内野に送球すると、球場はスタンディングオベーションでイチローを称えました。
このイチロー伝説プレーに、ファンからは、
「なんてこった…!!」
「正真正銘、私が見た中で最も素晴らしくて美しいキャッチのひとつ」
「判断ミスを補ってキャッチしたことは、本当にすごい」
「イチローはアニメの世界から飛び出してきたキャラクターで、この世界で捕まってしまったのかもしれないね」
「バウンドしているボールを打ったりもしているよね…」
と、数々の驚きの声が挙がりました。
イチロー氏の海外の反応
海外からは、イチローはどのようにみえているのでしょうか?
国内での評判は言うまでもないのですが、国外ではどう評価されているのか見てみましょう。
「Tonight, retired 45-year-old Ichiro caught a baseball with a bizarre behind-the-back maneuver during @Mariners BP. Only it wasn't bizarre. Not for him. He does this, because he controls the universe. #ThanksIchiro」
今晩、45歳で引退したイチローがマリナーズでのバッティング練習の際に、奇妙でなんとも巧みなビハインド・ザ・バック・ムーブでボールをキャッチした。ただしそれは実際にはそれは奇妙ではないのである。そう、彼にとっては。 彼はそれを当たり前のように事も無げにする、なぜならば世界は彼の思うがままなのだから#ありがとうイチロー
「It’s Ichiro Weekend. So naturally, Ichiro is doing Ichiro things.」
今週末は「イチロー・セレブレーション・ウィークエンド」なので当然、イチローはイチローらしいことをします
「Ichiro must be a wizard」
イチローは魔法使いに違いない
上記の他にも、たくさんの声があります。
日本だけではなく、世界からみたとしても、イチローとはとてつもない存在だったといことが分かりますね。
まとめ
今回は、イチロー伝説について解説してきました。
イチローなら、今でも現役で活躍できると期待したファンの方は、数多くいることでしょう。
惜しくも2019年3月に引退宣言しまいましたが、有終の美を日本で見られたことは光栄です。
あの人間離れしたスーパープレイを見ることが出来ないことは残念ですが、今後、指導者としても大きな期待を背負うイチローの未来に期待ですね。
打撃・走塁・守備すべてに秀でたスーパースターの姿は、いつまでもイチロー伝説として残ることでしょう。
(TOP写真提供 = Caitlin Conner / Unsplash.com)
《参考記事一覧》
イチロー氏、ちょうど16年前の“伝説キャッチ”が再脚光 米称賛「もう2度と現れない」(full-counnt)
イチローの凄さ&全盛期の伝説!天才の偉業まとめ【今のうちに知っておきたい】(Carat Woman)
イチロー氏、19年前の“レーザービーム誕生”の瞬間に米興奮「塁審まで驚いてる」(THE ANSEWR)