サッカーのディフェンス戦術とは?効果的な練習方法を紹介!

サッカーはゲーム中で攻守が頻繁に切り替わるため、得点が取りにくいスポーツです。そのため、失点を防ぎ、次の攻撃に繋ぐためのディフェンスが勝敗に深く関わっているのです。

サッカーにおけるディフェンス戦術は数多く存在しますが、本記事では厳選した3つの戦略を解説。また、効果的な練習方法も紹介しています。

それでは、最後までご覧ください。

ディフェンスとは

サッカーは、ボールを保持している選手によってオフェンス・ディフェンスが交互に切り替わるスポーツですが、それぞれのチームには下記の4つのポジションが存在します。

  • ゴールキーパー(GK)
  • ディフェンダー(DF)
  • ミッドフィルダー(MF)
  • フォワード(FW)

キーパーは1チーム1人と決まっていますが、それ以外のポジションは試合の状況や戦略によって人数を変動させることが可能。また、相手チームがボールを持っている場合は、チーム全体でボールの奪取を狙う必要があります。

そのため、ディフェンダー以外のミッドフィルダーやフォワードの選手も、ディフェンスの技術を磨くことが大切です。

また、ディフェンスには、下記の2つの役割があります。

  • 自チームのゴールを守り、失点を防ぐこと
  • 相手チームからボールを奪い、攻めに転じること

サッカーは得点が入りにくく、1点の重みが他のスポーツに比べて高いスポーツのため、ゴールを守り、得点を許さないことが重要です。

さらに、相手チームからボールを奪えれば逆に得点のためのチャンスを増やすことに繋がるため、サッカーにおいてディフェンスはかなり重要度が高いプレーといえます。

試合時に使えるディフェンス戦術

写真提供 = Jeffrey F Lin / Unsplash.com

ここからは、実際に試合で使用できるディフェンス戦術をご紹介します。大きく分けて以下の3種類のディフェンスの戦術があります。

  • プレッシングディフェンス
  • リトリートディフェンス
  • ミックスディフェンス

それでは、詳しくみていきましょう。

プレッシングディフェンス

相手チームのボール保持者やその周囲の選手にプレッシャーをかけるように身体を寄せて、相手のミスを誘うディフェンス戦術を「プレッシングディフェンス(プレス)」と呼びます。

パスミスを狙ったり自らボールを奪ったりすることで、自陣だけでなく相手の陣地でも守備が行える戦術です。

実際に戦術に組み込む場合、自分1人で相手チームのボール保持者にプレスしてもスキができてパスを回されてしまいます。そのため、味方と合わせてプレッシャーをかけることが重要となります。

リトリートディフェンス

プレッシングディフェンスと逆で、相手がボールを持った際に自陣に戻りゴール前の守備を固める戦術を指します。

ディフェンダーが全員自陣に固まるためコンパクトな陣形になり、その結果守備のスキが少なくなることが特徴。失点を防ぐことが大きな目的になりますが、自分のゴール近くでのやり取りになるため、ボールを奪った場合はすぐに切り返してカウンターに移ることが重要となります。

ミックスディフェンス

上記のプレッシングディフェンスとリトリートディフェンスを組み合わせた戦術のこと。プレスを行うタイミングなど、監督によって守備の陣形が異なる戦術といえます。

プレッシングディフェンスとリトリートディフェンスの有効性については前述したとおりですが、柔軟な戦術を図りたい場合には、ミックスディフェンスがおすすめです。

練習方法

それでは、実際に日々の練習に組み込めるメニューをご紹介します。

1対1での練習

サッカーでは相手チームとの選手人数が同じなので、1対1でのディフェンスが基本になります。

この練習法では、ボールの奪取のコツや相手との間合いを覚えることが可能。具体的なメニューとしては、ディフェンダーはプレスをかけて相手の自由を奪いながら、身体を入れ込むように意識してボールを奪う練習が効果的です。

プレッシャーをかけられると、相手は必ず方向・スピードの変化で仕掛けてくるため、その瞬間に対応できるかどうかが重要になります。

またボールを奪ったあとは、まだ近くに相手チームの選手がいる状態なので、すぐに切り返して攻撃に転じられるよう意識しながら練習しましょう。

複数人での練習

複数人での練習になると、相手のパスコースを限定させるためのエリアを意識したプレスが必要。パスコースが限定されればもちろんパスミスも起きやすくなります。

加えて、片方のディフェンダーがプレスしているため、もう片方のディフェンダーはボールの奪取に集中することができ、よりチャンスを広げることが可能です。

また、オフェンスの人数も2人以上にすることで、練習内の動きにパスがあるためポジション替えの練習にも繋がります。

さらに、ディフェンダーは、状況を俯瞰的に見て先を読んだ動きを取ることが、非常に重要。そのため、想定外の動きにも対応できるよう何人かでローテーションを組んで練習すると、より効果的です。

競り合い(チャージ)の練習

ボールを奪う場面やプレスをかける場面では、身体同士がぶつかり合う競り合いは避けられません。

慣れていないと相手の勢いに負けて競り合いに負けてしまったり、ボールを奪取したとしてもすぐに奪い返されたりしてしまいます。

これを防ぐためにも、競り合いの練習は重要。ここでいう競り合いとは、自分と相手の肩同士がぶつかることです。まず最初は、ボールを使わずに、ペアになって痛くない程度に肩を押し付け合う練習をするとよいでしょう。

また、試合中は空中で競り合う場面も出てくるため、同時にジャンプしながら肩をぶつけ合う練習がおすすめ。相手と肩がぶつかる感覚を覚えたら実際にボールを使って、ドリブル中に身体をぶつけながら並走すると、より実戦に近い練習になるでしょう。

しかし、どうしても怪我のリスクがある練習になるため、少しずつ慣らしながらメニューに組み込んでください。

パスの練習

ボールを奪取するための戦略などについては前述しました。しかし、せっかくチャンスになったボールも、再度相手チームが保持してしまえば、何も意味がありません。

そこで、ボールを奪ったあと素早く味方にパスを出して攻撃に転じるためにも、ディフェンダーのパス技術は重要。単純にパスの練習をすることも大切ですが、それに加えてディフェンダーがボールを奪ったらすぐに味方にパスする意識を身につけることが、ボールを保持するためのポイントといえます。

具体的な練習は、1対1や複数人で行います。

味方チームとしてカラーコーンを設置し、ディフェンダーはボールを奪取したら素早くカラーコーンに向けてパスを出す練習法がおすすめ。ボールを奪取したら、次の味方に繋げるという意識付けを行いましょう。

まとめ

今回は、サッカーにおけるディフェンス戦術や練習方法を解説しましたが、1番の目標はゴールを守り、ボールを奪取することです。

練習方法に関しては、日々のプレーのなかで自分に必要な要素が見つかるため、一概には決められません。しかし、本記事でご紹介した練習方法を自分なりにアレンジして取り入れることで、プレイヤーとしてのスキルアップが目指せるでしょう。

本記事が、チーム全体でのディフェンス力向上のための参考になれば幸いです。

(TOP写真提供 = Jeffrey F Lin / Unsplash.com)


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