サッカーの背番号の決め方は? ~ポジションとの関係や人気番号

チームスポーツでは仲間の識別に必要になる背番号です。高校野球ではピッチャーは1番、キャッチャーは2番など、守備番号が背番号になることが多いのですが、サッカーではどうやって決められているのでしょうか?

サッカーの背番号の意味と人気の番号について説明しましょう。

サッカーのユニフォームに関するルール(JFAユニフォーム規定)

まず、サッカーのユニフォームと背番号についてのルールについて押さえておきましょう。サッカーで着るユニフォーム(シャツ、ショーツ、ソックス)と身に付けるものについてのルールには、以下があります。

  1. 両チームの選手は、審判員(黒)とお互いを区別できる色のシャツを着用する
  2. ゴールキーパーは、他の競技者、審判員と区別のできる服装を着用しなければならない
  3. ゴールキーパーに長いタイツやパッド入りのシャツの着用は認められる
  4. 選手番号は、シャツの前面縦10から15センチ、背面縦25から35センチで必ず表示しなくてはならない
  5. 選手番号は0は認められず、1から99を使用する
  6. 全ての選手は、相手に危険を及ぼす恐れのある全ての装身具を身に付けることは禁止されている

Jリーグの背番号規約

Jリーグの背番号に関する規約には、「選手番号は、0は不可とし、1をゴールキーパー、2〜11をフィールドプレーヤーとする。以降はポジションと無関係とし、50番までは欠番を認める。ただし、51番からは連番で番号をつけること、欠番は認めない。」と定められています。

サッカー 背番号の意味

写真提供 = Danylo Suprun / Unsplash.com

チームスポーツでは仲間を識別するのに背番号を使います。特にボールを追いながら選手の動きが早いサッカーやバスケットボールでは、仲間の選手を認識するのに背番号を使うことが大切になります。また、プロの試合では応援する観客にも背番号があると見やすいですね。ただしサッカーでは1から99番までを使い、3桁の番号は使えないことが多いです。

背番号をつけたのはいつから?

サッカーの試合で背番号をつけるようになったのは、歴史的には1928年のイングランドで行われた試合が最初と言われています。当時はゴールキーパーを1番とし、2番から11番までDF、MF、FWとポジション別に番号が大きくなるように決められました。数字が小さければ守備、大きければ攻撃のポジション、ということですね。その名残が今でも残っています。

ポジションとの関係性

サッカーのルールでは、ゴールキーパー以外のポジションと背番号の関係を定めた規定はありません。ゴールキーパーは1番と決まっていますが、それ以外の選手はどの背番号の選手でも好きなポジションにつくことができるということです。ただし、ポジションによってつける背番号の傾向はありますので説明しましょう。

ゴールキーパー(GK)

ゴールキーパーの背番号は、1番。これは国際的なFIFAの規定にもありますので、世界的にも歴史的にも定着していると言ってよいでしょう。

ディフェンダー(DF)

相手チームの攻撃を守る最後の要であるDFは2番・3番・4番・5番のような若い数字の背番号をつけることが多いです。中でも5番はディフェンスの中心がつけることが多いようです。

ミッドフィルダー(MF)

MFは中盤で攻撃のアシストをしつつ、守備的な動きも行います。背番号は6番・7番・8番、10番をつけることが多いです。リバプール在籍の想像力豊かなMFチアゴ選手は6番をつけています。日本代表の司令塔でファンタジスタ・中村俊輔選手は10番でした。

フォワード(FW)

攻撃的なポジションで、得点に絡む動きの多いFWは9番や11番をつけることが多いです。例えば日本代表の三浦知良選手はFWで11番をつけていました。ただし、世界に目を向けると、点取屋で人気のあるC.ロナウドがナショナルチームでもユベントスでも7番をつけていたり、バルセロナにいたメッシが10番であったなど、FWだからということで決まっている訳ではありません。

人気の背番号がある?その理由とは

背番号のポジションの決まりがないのでしたら、サッカー選手としては人気選手のつけていた背番号をつけたいと思いますよね。人気のある背番号とその理由を説明しましょう。

背番号10番

チームのエース選手で、中核となり、チームの司令塔になる選手がつけることが多いです。背番号10番が人気になったのは、17歳でブラジル代表になり「サッカーの王様」とも呼ばれた、ペレ選手がつけていたことが大きいでしょう。それ以降、ジーコ選手、プラティニ選手、マラドーナ選手、ジダン選手、R.バッジョ選手、ストイコビッチ選手など、チームのエース選手がつけることになりました。W杯の日本代表では中村俊輔選手や香川真司選手がつけていました。最近でもブラジル代表のネイマールが代表でも所属チームでも10番をつけていたり、メッシのアルゼンチン代表およびバルセロナでの10番は記憶に新しいです。

背番号9番

チームの点取屋である、エースストライカーがつけることが多いです。かつてはブラジル代表のロナウド選手、ウルグアイ代表のスアレス選手、オランダのファン・ペルシー選手、日本代表の岡崎慎司選手、最近ではイングランド代表のケイン選手、ベルギー代表のルカク選手、ポーランド代表でバイエルン・ミュンヘン所属のレヴァンドフスキ選手、レアル・マドリードのベンゼマ選手など、ストライカーとして実績のある選手がつけています。

背番号11番

日本なら「キングカズ」と呼ばれているFW三浦和良選手の背番号11番が人気です。世界的にはブラジルのロマーリオ選手、ドイツのクローゼ選手など名ストライカーがつけています。また、11番は左サイドのFWがつけることも多く、左利きのスウェーデン代表のストライカー、イブラヒモヴィッチ選手も11番をつけています。

背番号7番

世界的に人気のポルトガル代表のFWである、C.ロナウド選手が、代表でも所属チーム・マンチェスターUでもつけている7番は今では大人気です。点取屋のフランス代表エムバペ選手もパリ・サンジェルマンで7番をつけています。かつては俳優並みのルックスで人気のあったベッカム選手、日本代表だった中田英寿選手も7番をつけていました。また、マンチェスター・ユナイテッドでの7番は「栄光の7番」と呼ばれ、カントナ、ベッカムをはじめ、C.ロナウド、オーウェンが代々つけてきたことでも人気です。

背番号4番

ディフェンダーに人気なのは4番で、守備のリーダー的な選手がつけることが多いです。かつてはドイツのベッケンバウワー選手、日本代表の「アジアの壁」と呼ばれた井原正巳選手、その後を継いだ田中マルクス闘莉王選手がつけていました。ただし、最近ではブラジルのドゥンガ選手、イングランドのジェラード選手、日本代表の本田圭佑選手のようにMFでもつける選手が出てきて人気の番号になってきました。

背番号12番

日本のJリーグでは、12番は「ファン・サポーター番号」とされている場合が多いです。11番まではフィールドプレーヤー、12番目の選手としてサポーターが応援する、という意味です。ただ、Jリーグ規定として決まっている訳ではありませんので、チームによっては12番をつけている選手もいれば、他の番号をサポーター番号としているチームもあります。

背番号14番

特別な背番号とされている、背番号14番。その理由は、選手・監督としてサッカー界に非常に貢献した元オランダ代表のヨハン・クライフが現役時代につけていた番号だからです。クライフは選手での活躍だけでなく、スペインのバルセロナを人気常勝チームとした手腕も含め、世界中のファンから慕われています。今ではオーストリア代表のFWカライジッチ、イタリア代表のFWキエーザなどが14番をつけています。日本代表では中村憲剛選手がつけていました。

背番号30番はこれから人気に?

世界的に人気のメッシが、パリ・サンジェルマンに移籍してつけている30番はこれから人気の番号になるのではないでしょうか。2021年8月にメッシは長く所属したバルセロナを退団し、パリ・サンジェルマンFCに移籍しました。移籍先のサンジェルマンでは、すでにブラジル代表のFWネイマールが背番号10番をつけていたため、メッシには背番号30番が用意されました。フランスでは原則として1番、16番、30番はGK用と決まっており、チームにも30番をつけた選手がいたのですが、特例としてメッシがバルセロナのトップチームデビュー時の番号30番が認められ、つけることになったのでした。

まとめ

サッカーの背番号について、背番号の意味と、背番号とポジションの関係、ポジションと背番号から人気の番号を紹介しました。

背番号とポジションに明確な決まりがないのであれば、人気選手や憧れの選手の背番号をつけたくなる気持ちはよく分かりますね。今の現役プロ選手たちもそうやって背番号を決めてきたのでしょう。

これから背番号を決めるつもりの方は、背番号の意味を知り、過去に背番号を背負った憧れの選手への思いも踏まえて決めれば、これからのサッカーでのプレーがきっと楽しいものになるでしょう。

(TOP写真提供 = Alliance Football Club / Unsplash.com)


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