心に残った卓球選手の名言8選

東京オリンピック2020では、卓球競技での金メダル獲得ラッシュが続き、大きな注目を集めました。第1線で活躍するスポーツ選手は、そのプレイ姿だけでなく、語った言葉でも人々を感動させます。

本記事では、日本と世界で活躍する卓球選手の名言をまとめました。

ぜひ、最後までご覧ください。

日本人 卓球選手の名言

まず紹介するのは、日本の卓球選手の名言です。

福原愛

「毎日少しずつ努力することは、いつか大きな形となる。 」

幼少期からテレビなどに頻繁に登場したこともあり、「卓球の愛ちゃん」として多くの方に知られていた福原愛選手。また、知名度が高いだけでなく、下表のような結果も残した人々の記憶に残る名選手でもあります。

卓球の種目大会名
シングルス世界卓球選手権 ベスト8(2003)ワールドカップ 銅メダル(2005)ITTFワールドツアー・グランドファイナル ベスト4(2010)オリンピック ベスト4(2016)
ダブルス世界卓球選手権 ベスト8(2005, 2009, 2013)ITTFワールドツアー・グランドファイナル ベスト8(2007, 2010, 2014)
混合ダブルス世界卓球選手権 銅メダル(2011)
団体戦ワールドカップ 銀メダル(2011, 2013)オリンピック 銀メダル(2012)世界卓球選手権 銀メダル(2016)

これらの結果は、毎日の努力によって成しえることができたと言っても過言ではありません。

そんな福原愛選手は、他にも下記のような名言を残しています。

「時計の針が1周するほど限界を超えるまで練習しました。」

「何とかならなくても何とかしなくちゃいけないんです。」

「自信って持ち過ぎてもダメ!」

水谷隼

「夢は叶えるためにあるもの。無理なら新しい夢を作ればいい。」

北京大会・ロンドン大会・リオデジャネイロ大会、そして東京大会と、4つのオリンピックで卓球競技に出場し、活躍した水谷隼選手。日本人初シングルスでのオリンピックメダリストであり、東京大会からの新種目である卓球競技混合ダブルスの初金メダリストでもあります。

高い予測能力を持っている水谷隼選手ですが、その高い予測能力は天性のセンスではなく、練習によって培ったと語っています。 

そんな水谷隼選手は、他にも下記のような名言を残しています。

「頑張った感を作る日本の練習は、練習のための練習。」

「練習は人生の縮図と悟り、今日できることを明日に延ばさず、研究と精進を怠らず指示があったら『はい!』と返事してすぐ行動するファイトあふれる卓球選手になりたい。」

「周りは私のことを異常だというが、異常だからこそ私は試合で勝てる。」

石川佳純

「基本練習はやらないと駄目なんですけど、応用っていうのは試合でしか試せないんです。」

6歳から卓球を始めたという石川佳純選手。卓球界では遅めのスタートでしたが、毎週のように各地で開かれる大会に参加し、大人相手に実戦経験を積んだことにより急成長しました。

そして、2007年には史上最年少(17歳)で全日本王者となり、2015年の全日本卓球選手権では女子シングルス・ダブルス・混合ダブルスの3冠を達成しています。

さらに、ロンドン大会・リオデジャネイロ大会・東京大会の3つのオリンピックにもシングルスと団体の日本代表として出場し、メダルを獲得しました。

そんな石川佳純選手は、他にも下記のような名言を残しています。

「練習の時間ですか?試合=練習です。」

「変わっていくことでしか勝てない。」

「1歩1歩、地に足をつけていくことで五輪が見えてくる。」

張本智和

「普通の生活をしているだけでは普通の人生しか送れません。」

バックハンドの強さと打球タイミングの速さを活かして、速攻で試合の主導権を握る戦い方を得意としている張本智和選手。両親がともに元卓球選手だったこともあり、わずか2歳からラケットを握っていたそうです。

そして、3歳4ヶ月という年齢で地元大会の8歳未満の部で4位、7歳で全国チャンピオンとなった経歴を持ちます。

さらに、2017年と2018年の「ITTFワールドツアーグランドファイナル男子シングルス」を世界史上最年少で優勝したことから、卓球界の「怪物」と呼ばれています。

ちなみに、オリンピック初出場となった東京大会では、シングルスは4回戦でスロベニアのダルコ・ヨルギッチ選手に敗れる結果となりました。しかし、団体戦で韓国を制し、銅メダルを獲得しています。

そんな張本智和選手は、他にも下記のような名言を残しています。

「どんなに劣勢になっても諦める事はしません。」

「日頃の1日1日を大事に、1秒も無駄にしない選手になりたい。」

「練習だけではどうしようもないところが試合にはある。」

海外選手の名言

写真提供 = Waldemar Brandt / Unsplash.com

続いて、海外の卓球選手が語った名言を紹介します。

馬龍(まりゅう)

「どん底に落ちたけど、這い上がってきた。」

2012年のロンドン大会男子団体で金メダル、2016年のリオデジャネイロ大会と2021年の東京大会では、男子シングルスと男子団体で金メダルを獲得した中国の卓球選手。他にも、2015年・2017年・2019年の世界選手権の男子シングルスで3連覇しました。

さらに、ワールドカップ男子シングルスで2度優勝するなど、数々の記録を打ち立てている名卓球選手です。

リアム・ピッチフォード

「うつ(depression)を乗り越えて、今僕はコートに立っている。」

イングランド代表選手として出場した2018年のワールドカップでは、日本代表の張本智和選手をストレートで破ったリアム・ピッチフォード選手。続く試合で、水谷隼選手にも勝利しており、日本人キラーと呼ばれています。

また、前陣・中陣・後陣どこからでも振ることができる正確で威力のあるバックハンドドライブを武器に、世界最強といわれている馬龍選手にも勝利したことがある卓球選手です。

このような輝かしい結果を残してきているリアム・ピッチフォード選手は、過去にうつ病で苦しんだことがありました。

その後、再び卓球を楽しめるようになるまでに、約1年半かかりました。そんなリアム・ピッチフォード選手が、「過去を話すことで、同じようにもがいている人を助けることができる」との思いから残した名言です。

ティモ・ボル

「どんなトーナメントの始めにおいても、完璧なスタートが常に重要だ。」

ドイツ・ヘッセン州エアバッハ出身の卓球選手であるティモ・ボル選手。父親の指導により4歳から卓球を始め、1995年のヨーロッパ卓球ユース選手権カデットの部での優勝を皮切りに、1997年と1998年にはジュニアの部で優勝しました。

そして、1997年の世界卓球選手権マンチェスター大会に初出場し、2007年のザグレブ大会まで世界卓球選手権に9回連続出場しています。

その後、2000年のシドニー大会から2016年のリオデジャネイロ大会まで5大会に連続出場。シングルスでのメダル獲得はありませんが、団体では北京大会で銀メダルを獲得しました。

また、ロンドン大会、リオデジャネイロ大会で銅メダルを獲得しています。 

張継科(ちょうけいか)

「情熱だけだ。偉大な情熱が、魂を偉大なものまで引き上げることができる。」

強力なサーブと攻守巧みなバックハンド技術、さらに切れのよいフォアハンドドライブを武器に、2008年全中国選手権大会男子シングルスで活躍した張継科(ちょうけいか)選手。2010年には、世界卓球モスクワ大会の団体戦に初出場しました。

そして、翌年の2011年には、世界卓球ロッテルダム大会でシングルスに初出場して優勝。さらに、ワールドカップパリ大会でも優勝しました。

その後、2012年のオリンピックロンドン大会では、男子シングルスと男子団体で金メダルを獲得。その次のリオデジャネイロ大会でも、男子団体で金を、男子シングルスで銀メダルを獲得しています。

ちなみに、チキータを攻撃的な技術へと進化させ、ツッツキレシーブが主流だった当時の卓球界に変革をもたらした人物が張継科選手といわれています。

まとめ

今回は、国内外で活躍している卓球選手が残した名言をまとめました。

数々の好成績を残し、活躍をみせている卓球選手も、過去の苦難を乗り越えて今があります。そして、過去に挫折を味わった経験から、数々の名言が誕生しています。

本記事で紹介した卓球選手の名言が、あなたの人生や毎日の糧となれば幸いです。

(TOP写真提供 = Lisa Keffer / Unsplash.com)


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