アルティメット(ultimate)とは?ルールや日本代表などをご紹介

「なにか新しいスポーツを始めたい」「すでに流行っているスポーツではなく、ニュースポーツがいい」という方にオススメなのが、アルティメットです。

本記事では、アルティメットのルールや歴史などを紹介します。ぜひ最後までお読みください。

アルティメットとは

アルティメットとは、フライングディスクを使って行う競技で、7人制で攻撃側、守備側に分かれて行います。

アルティメット(ultimate)は「究極の」や「最高の」という意味。名前の由来は、走力や持久力、ディスクを操る技術など、幅広い能力がこのゲームには必要であることからつけられました。

アルティメットのルール

アルティメットは、100×37m四方のフィールドでフライングディスクを落とさずに、パスをして運ぶスポーツです。コート両端のエンドゾーンと呼ばれる場所で、ディスクをキャッチすると得点になります。先に15点入れたほうが勝利です。

7対7でそれぞれ攻撃側、守備側に分かれて行います。攻撃側はディスクを投げて、エンドゾーンに運んでいく。守備側はそれを妨害していきます。

試合は、守備側がディスクを攻撃側に投げてスタートします。守備側がより遠くに飛ばせれば、攻撃の難易度が上がり、失点のリスクを抑えられるというわけです。

攻守の交代は、攻撃側がディスクを捕りそこねて落下、守備側に弾かれて落ちたり捕られたりしたときに発生します。ディスクが落ちた場所から、攻守が変わってゲームが再開されます。

また、アルティメット競技は身体接触が全面的に禁止されています。

ファウルとみなされる行為もいくつかルールに設けられています。
ここでは簡単に、代表的なものをまとめてご紹介します。

・身体の接触
・ディスクをキャッチしてから10秒以上保持
・ディスクを持ったまま3歩以上歩く
・相手の所持するディスクをはたく、または奪う

フライングディスクについて

ゲーム中に使用されるフライングディスクは、いわゆるフリスビーとほぼ同一のものです。
なお、公式規定が存在しており、直径27cm、重さが175gに当てはまるディスクが採用されます。
ディスク自体は、Amazonなどの通販で1枚1,000~2,000円程度で気軽に手に入るものです。

アルティメットの特徴

アルティメットの特徴は、フェアプレーを最重要視したセルフジャッジ方式になっているため、審判がいないということです。

つまり選手は、競技者であるとともに審判でなければなりません。

また、選手同士で意見が食い違った際には、自分と相手の意見を考慮し、有利不利関係なく、事実に基づいて判断しなければならないのです。

アルティメットの魅力

アルティメットの魅力として、ゲームに必要なものがフライングディスクのみということです。
他のスポーツとは違い、金銭面から見ても手軽に始められます。
また、ルールでも触れた通り接触禁止であることから、男女混同でのゲームができます。
なお、男女混合の場合は、女性3~4名以上出場との規定があります。

昨今では、セルフジャッジにより「相手を尊重」や「自発性」を養えるという観点から、授業に採用する学校も増えている状況です。

全世界レベルでプレーされており、以下のように今後もその規模は大きくなっていくことでしょう。
・競技人口
・世界50か国以上に浸透
・競技人口はおよそ10万人で、アメリカだけで5万人を超える
・日本国内で、約5千人

アルティメットの歴史

写真提供 = John Kofi / Unsplash.com

アメリカのニュージャージー州にあるコロンビア高校で、当時高校生だったジョエル・シルバー氏によって考案されたゲームです。

1968年に誕生しましたが、日本では、1980年代後半になるまでは個人競技の影に隠れていました。そして、1984年にフリスビーからフライングディスクに名前が変わり、団体種目へ移行したことから、国内でも徐々に流行りはじめ、2012年以降には、中学校学習指導要領に入っています。

また、アルティメットを本格的に始める大学生が多く、日本全国にたくさんのチームが存在します。

日本代表の戦績

日本代表チームは、現在世界ランキング5位です。主な戦績としては、以下の通りです。

 日本代表の戦績男子女子ミックス
2019年アジア・オセアニア大会優勝優勝準優勝
2018年世界クラブ大会6位7位13位
2016年世界選手権準優勝4位6位
2012年世界アルティメット大会5位優勝7位

アジア、オセアニア地域では優秀な成績を残している日本。2021年の世界大会では、並み居る強豪相手に、どんなプレーを見せてくれるのでしょうか。

大会情報

2012年には、大阪の堺市で「世界アルティメット&ガッツ選手権大会」が開催されましたし、その他にも数多くの国内大会が開かれています。

また、2021年にはオランダのレーワルデンにて、世界大会が開催される予定ですが、新型コロナウイルスによる影響で中止になってしまわないか、心配です。

2020年に行われるはずだった大会が全て中止になったことを踏まえ、日本国内では、2021年6月までに2020年度分を消化することとなりました。その後は、2021年分の大会を開催予定で、日程と開催場所は以下の通りです。

2020年度の開催分

第31回全日本大学アルティメット選手権大会 東日本予選
オープン部門
2021年2月9日(火)
静岡県富士市 富士川緑地公園
第31回全日本大学アルティメット選手権大会 西日本予選
オープン部門
2021年2月10日(水)
静岡県富士市 富士川緑地公園
第31回全日本大学アルティメット選手権大会 東日本予選
ウィメン部門
2021年2月11日(木)
静岡県富士市 富士川緑地公園
第31回全日本大学アルティメット選手権大会 西日本予選
ウィメン部門
2021年2月12日(金)
静岡県富士市 富士川緑地公園
第31回全日本大学アルティメット選手権大会 本戦・決勝戦
オープン部門・ウィメン部門
2021年3月17日(水)〜18日(木)
静岡県掛川市 つま恋リゾート 彩の郷
第7回全国ユースアルティメット選手権大会2021年3月
調整中
JAPAN ULTIMATE OPEN 2020
オープン部門・ウィメン部門
2021年4月上旬
静岡県富士市 富士川緑地公園
文部科学大臣杯第45回全日本アルティメット選手権大会 本戦・決勝戦
オープン部門・ウィメン部門
2021年5月8日(土)〜9日(日)
静岡県掛川市 つま恋リゾート 彩の郷
第3回全日本U21アルティメット選手権大会 地区予選
オープン部門・ウィメン部門
2021年5月中旬〜下旬
調整中
第3回全日本U21アルティメット選手権大会 本戦・決勝戦
オープン部門・ウィメン部門
2021年6月5日(土)〜6日(日)
静岡県掛川市 つま恋リゾート 彩の郷
第8回全日本ミックスアルティメット選手権大会2021年6月12日(土)〜13日(日)
静岡県掛川市 つま恋リゾート 彩の郷
第46回全日本ガッツ選手権大会2021年5月下旬〜6月上旬
調整中

2021年度の開催分

第6回全日本ビーチアルティメット選手権大会
オープン部門・ウィメン部門・ミックス部門
2021年6月19日(土)〜20日(日)
和歌山県白浜町 白良浜
JAPAN ULTIMATE OPEN 2021
オープン部門・ウィメン部門
2021年7月上旬
調整中
第32回全日本大学アルティメット選手権大会 地区予選
オープン部門・ウィメン部門
2021年8月下旬〜9月上旬
調整中
第32回全日本大学アルティメット選手権大会 本戦・決勝戦
オープン部門・ウィメン部門
2021年9月下旬
調整中
文部科学大臣杯第46回全日本アルティメット選手権大会 本戦
オープン部門・ウィメン部門
2021年10月中旬
調整中
文部科学大臣杯第46回全日本アルティメット選手権大会 決勝戦
オープン部門・ウィメン部門
2021年10月下旬
調整中
第4回全日本U21アルティメット選手権大会 地区予選
オープン部門・ウィメン部門
2021年10月中旬〜11月上旬
調整中
2021U-23アルティメット地区選抜対抗戦2021年11月中旬
関東地区
第46回全日本フライングディスク個人総合選手権大会
(秋開催)
2021年11月下旬
調整中
第9回全日本ミックスアルティメット選手権大会2021年12月上旬
調整中
第4回全日本U21アルティメット選手権大会 本戦・決勝戦
オープン部門・ウィメン部門
2021年12月中旬
調整中
第3回全日本ガッツクラブチーム選手権大会
オープン部門・ウィメン部門
2021年12月中旬
調整中
第3回全日本大学ガッツ選手権大会
オープン部門・ウィメン部門
2021年12月中旬
調整中
第46回全日本フライングディスク個人総合選手権大会
(冬開催)
2022年2月上旬
調整中
第47回全日本ガッツ選手権大会2022年3月
調整中
第8回全国ユースアルティメット選手権大会2022年3月
調整中
第2回全日本大学ミックスアルティメット選手権大会2022年3月
調整中
第9回全日本マスターズアルティメット選手権大会2022年3月
調整中

まとめ

アルティメットは、日本に広まってからまだまだ歴史が浅いスポーツです。しかし、フェアプレーを尊重する競技性、比較的安全なゲームルールから、学校教育にも積極的に取り入れられています。

来年には世界大会も開催されるので、ぜひ皆さんも熱い声援を送ってくださいね。

(TOP写真提供 = John Kofi / Unsplash.com )


《参考記事一覧》

日本におけるフライングディスク競技の普及(森川昇)

アルティメットフリスビーの歴史とは…?(Pando)

アルティメット競技の歴史とルールの変遷について(北川 裕彬)

日本代表(JFDA)

世界フライングディスク連盟が2021年に開催予定の国際大会について発表しました(JFDA)

2020-2021年度各種全日本選手権大会について(11/17公開版)(JFDA)

「アルティメット」初心者や子どもに最初に伝えている5つのルール〜SOTG〜(Rising-Ultimate)

アルティメットの詳しいルールって?①(Pando)

アルティメット / Ultimate(JFDA)

アルティメットって何?基本ルールをわかりやすく説明!( Sposhiru.com)

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