筋肉を鍛えることは、体力維持やダイエットにも繋がります。
ところで、筋肉を鍛えるのに役立つアイテムといえば「ダンベル」ですが、重さや形などの特徴が各種異なります。
そのため、あなたの状態や目的に合っていないものを選んでしまうと、思ったほど効果が出ません。
本記事では、目的に合ったおすすめのダンベルの選び方やおすすめの種類などについて解説しています。
ダイエットや筋トレをするのに、買い方で悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
ダンベルにはどんな種類があるの?
ダンベルとは、棒の両端に重りがついたトレーニング器具のこと。主に腕や肩、胸などの上半身のウェイトトレーニングに用いられています。
両手で扱うバーベルと異なり、ダンベルは片手で扱うものです。
そのため、重量も片手で持てるようになっており、「腕」「肩」「胸」「脚」などを簡単に鍛えることが可能。またバーベルよりも低重量なため、扱う際の危険性が低いです。
対して、より高重量なバーベルは、筋肉に対して高い負荷をかけるトレーニングに向いていますが、危険性が高いので取り扱いに注意が必要となります。
ところで、ダンベルには、下記の種類が存在します。
- タイプ
- 形状
- 素材
それぞれの特徴について、詳しくみていきましょう。
タイプの種類
ダンベルのタイプに関連する種類を大きく分けると、下記の2つに分けることができます。
- 固定式:重りが棒にくっついている
- 可変式:自由におもしの重量を変えることが可能
重りが持つ部分にくっついている固定式は、運動時にわざわざおもしをつける必要がなく、メンテナンスも容易です。
使用する際に手間がかからないことや価格がリーズナブルなところもメリットの1つ。しかし、負担をかけたい筋肉によっておすすめする重量は異なってくるため、目的毎にダンベルの重りを揃えなければなりません。
一方、可変式は持つ部分に重りが固定されていないため、負担をかけたい筋肉へに適した重量に変更可能。一式を揃えておけば、さまざまな負荷に自由に変更できるところは特徴といえます。
しかし、固定式と比べて、メンテナンスや使用時の準備に手間がかかることについては留意しておきましょう。
他にも、「水を重りにしたウォーターダンベル」「砂を重りにしたサンドダンベル」なども挙げられます。
これらは、高負荷なトレーニングはできませんが、入れる水・砂の量を調整することで重量の調整が可能です。
形状の種類
ダンベルといえば、短い棒の左右に重りがついている形状をイメージするでしょう。
しかし最近は、それとは形状がまったく異なっているダンベルも存在します。
例えば、ダンベルの形状には、下記のような種類が存在しています。
- 鉄アレイタイプ
- ケトルベル
- ブロックダンベル
鉄アレイタイプとは、短い棒の左右に重りがついている一般的な形状のダンベルのこと。また、球体に取っ手がついた形状をしているダンベルがケトルベルです。
これは、形状が「やかん(kettlebell)」に似ていることが由来となっています。
そして、ブロックダンベルは、四角い形状をしており、ブロックのような見た目をしているタイプです。
素材の種類
ダンベルに使われている素材によって、種類も異なります。
主にダンベルで使用されている素材で多いタイプは、下記のとおりです。
- 鉄(アイアン)タイプ
- ラバータイプ
- ポリエチレンタイプ
- クロームメッキタイプ
素材といっても、基本的には鉄であることがほとんどです。
ところで、素材の鉄がむき出しなのが鉄(アイアン)バーベルですが、トレーニング時の騒音や使用時に床に傷がついてしまいます。それを防ぐため、アイアンダンベルの回りにラバーをかけて、保護したタイプがラバータイプのダンベルということです。
また、同じく、鉄をポリエチレンでコーティングしたのがポリエチレンタイプ。さらに、サビを防ぎ、耐久性を高める目的でメッキ加工してあるのがクロームメッキタイプです。
ちなみに、鉄がむき出しの鉄(アイアン)タイプがもっとも安価です。
しかし、塗装が剥げてしまうとサビやすく、他のタイプと比べて使用時に床を傷つける可能性が高いことには留意しておきましょう。
ダンベルを選ぶポイントとは?
ダンベルを選ぶ際は、いくつかのポイントが存在します。
ここでは、ダンベルの選び方で押さえておくべきおすすめのポイントを紹介します。
- 重量
- 使用期間
- 形状
それでは、詳しくみていきましょう。
重量で選ぶ
ダンベルの選び方で、ポイントとなるのが重量です。
適した重量のダンベルを使用していなければ、効果的なトレーニングができません。
また、トレーニングを安全に行うためにも、重量は重要なポイント。筋肉を鍛える・つけるのが目的であれば、持った際に少し重く感じるものです。
シェイプアップやダイエットが目的ならば、持った時に少し物足りなく感じるものがおすすめです。
使用期間で選ぶ
固定式のダンベルは、価格が比較的リーズナブルです。
しかし、筋肉にかけたい負荷のレベルに合わせて重量を変えることができません。
そのため、長期間トレーニングをしているうちに重量が物足りなくなったら、その都度新しい(重い)ものを買い直さなければなりません。
そうなれば、その都度、費用が嵩みます。
一方で可変式は、初回購入は固定式より割高ですが、重量を変えて使用可能。そのため、長期間トレーニングするのであれば、可変式の方がおすすめです。
形状で選ぶ
ダンベルは、持つ部分をしっかり握ることができるものを選ぶことも、ポイントの1つです。
持ち手部分が太過ぎて、しっかり握れないダンベルを使うと大変危険。握力がない方は、両手でも持つことができるケトルベルがおすすめです。
また、素材がラバーだと滑りにくく、仮に誤って落とした場合に床に傷がつきにくいです。
おすすめのダンベルをご紹介!
ダンベルの特徴や選び方のポイントについては、理解できたことでしょう。
ここでは、トレーニングやダイエットに最適なおすすめのダンベルを紹介します。
PROIRON ダンベル
「PROIRON ダンベル」は、家庭でのフィットネス機器製造と開発に力を入れているPROIRONのダンベル。固定式なので重りの変更はできませんが、「1kg/2kg/3kg/4kg/5kg/8kg/10kg」と豊富に用意されているため、最適な重さでトレーニングが可能です。
ネオプレンという劣化性、耐水性に優れた合成ゴムで保護されたラバータイプのため、安全に使用でき床の損傷を気にせずにトレーニングができます。
Northdeer 可変式ダンベル
「Northdeer 可変式ダンベル」は、プレートを緩めるだけで素早く重量を調整できるため、重りの変更が簡単で、しかもナットの緩みの心配なく使えます。
また、持ち手部分に弾性発泡素材を使っているため安全で滑りにくく、さらに重みによる手の痛みを軽減可能。メッキ加工されていることに加えて、付属のゴムリングをプレートの溝部に装着すれば、床の傷やトレーニング時の音の発生が防げます。
持ち手部分のサイズが小さく、女性でも握りやすいのもおすすめする理由です。
GronG可変式 ケトルベル
「GronG可変式 ケトルベル」は可変式のため、目的やトレーニングの強度に合わせて、重量の細かな設定が可能。一般的に、ケトルベルは固定式のものが多いですが、「GronG可変式 ケトルベル」は可変式です。
ロック機構がついているため、安全に使用できストッパーを矢印方向に引くだけでプレートのロックも解除可能。重りの変更も簡単なためおすすめです。
底部にはスポンジがついており、床を傷つける心配がないところも注目のポイントです。
FIELDOOR可変式 ブロックダンベル
「FIELDOOR可変式 ブロックダンベル」は、今回おすすめするダンベルのなかでもズバ抜けて高価。しかし、27段階の重量調節が可能なため、これ1つあればさまざまな目的・トレーニングに使えます。
しかも、重量調節がストッパーを差し替えるだけなのでとても簡単です。
コンパクトで、重量調節したプレートはその場に残るため、使用していないときの置き場所に困ることもありません。
まとめ
今回は、ダンベルの選び方や特徴、種類などについて解説してきました。
各メーカーがさまざまな種類のダンベルを出しているため、選び方で迷う方もいることでしょう。効果を実感するには、あなたの目的やトレーニングに合ったダンベルを選ぶことが重要です。
自分に合っていないダンベルを使っていると、怪我や事故に繋がる危険性が伴います。
安全にダンベルを使用するためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。
(TOP写真提供 =Alora Griffiths / Unsplash.com)
《参考記事一覧》
・可変式ダンベルのおすすめ17選。コスパのよい人気モデルをご紹介(SAKIDORI)
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