バスケットボール業界におけるSNSの活用事例|どんな取り組みがなされているの?

バスケットボールというと、ナショナルバスケットボールリーグ(NBL)とbjリーグが統合し、2016年9月に開幕したB.LEAGUEを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

B.LEAGUEは、世界初の全面LEDコートを使用した演出で話題となりましたが、開幕以来、SNSの活用によって急成長を見せています。

この記事では、B.LEAGUEにおけるSNS戦略など、バスケットボール業界におけるSNSの活用例について詳しくご紹介します。

SNS活用で急成長するB.LEAGUE

basketball

B.LEAGUEは、2016年9月に開幕した男子のプロバスケットボールリーグです。

開幕1年で来場者数が前年比40%増となるなど、人気の高まりがみられています。

その急成長の一因として挙げられるのが「SNSの活用」です。

B.LEAGUE発足時に、あらゆる年代を対象とした意識調査が行われましたが、その調査の結果、バスケットボールを観戦したいと感じている人は、若い世代に多いということが分かりました。

その結果を受けて、B.LEAGUEでは若い世代で活用されているインスタグラム・Facebook・TwitterなどのSNSで公式アカウントを開設しています。

B.LEAGUEに所属する各チームでは、2016年7月の時点でFacebookとTwitterの公式アカウントの開設が義務付けられ、所属する選手のSNSの利用が進められていますが、2019年6月現在、B.LEAGUEの公式アカウントのフォロワー数は、インスタグラムが109千人、Facebookが143,386人、Twitterが239,603人です。

全てのチームでSNSの活用がなされていますが、36チームあるB.LEAGUE所属チームの中でも、フォロワー数がダントツ1位なのが千葉ジェッツです。

千葉ジェッツは、試合の入場者数もB.LEAGUE中でダントツ1位となっていますが、千葉ジェッツのSNSは「真面目:面白さ=2:8」という構成であり、プライベートを垣間見ることができる内容となっています。

SNSのフォロワー数が増えるにつれて来場者数が増えているという統計データもあり、それぞれのツールを活用して、ファンや来場者数を増やす取り組みがなされています。

SNSの投稿に素顔を発見

B.LEAGUEの公式インスタグラムやFacebook、Twitterなどには、プレー中の選手の写真や動画が数多く投稿されています。

プレー中の姿以外にも、子どもを抱っこしている選手の写真やファンと交流している時の写真などが投稿されているため、普段見ることができない選手の様子なども見ることができます。

また、これらのSNSでは、写真や動画を見ることができるだけでなく、ファンが参加することができる企画も行われています。

その一例として挙げられるのが、バレンタイン企画です。

バレンタイン企画は、女性ファンに対する取り組みとして始まった企画であり、好きな選手に投稿して愛され男子を決めるというもの。

2019年のバレンタイン企画では、1位に選ばれた渡邉選手に投稿した人の中から選ばれた3名に、グッズがプレゼントされました。

バレンタイン企画は、サイト上に公開されている投票対象の選手のオフショットで普段の様子を垣間見ることができる企画であり、SNSを通じて選手とファンとの距離が近づくような工夫がなされています。

投稿された写真や動画で選手の普段の様子や活躍を知ることができるSNSですが、この投稿を通して選手の素顔を発見することもできます。

例えば、女子バスケットボールプレーヤーの渡嘉敷来夢選手。

女子バスケットボールのW.LEAGUEのJX-ENEOSサンフラワーズに所属する渡嘉敷選手は、優勝を祝うファンからのコメントに、1つ1つ丁寧に返信していきます。

その結果、短時間に多数のコメントを送ることができないというインスタグラムの仕様に抵触し、機能が制限されるという事態に陥りました。

そこで、渡嘉敷選手が投稿したのが、その状況についての説明と返信を返せなかったファンへの謝罪、そして、多くのファンに対するコメントです。

この投稿から、渡嘉敷選手の律儀な性格を垣間見ることができます。

SNS投稿による人気からSNS以外への露出も

SNSは、誰でも簡単に写真や動画を投稿することができる便利なツールですが、投稿されたものによる人気から、SNS以外への露出が増えるケースもあります。

  ・Cancam専属モデル「菜波」

「菜波」は、インスタグラムに投稿した「バスケットボールをドリブルする動画」が話題となり、Cancamの専属モデルとして起用されることになった人です。

「菜波」はイラン人の父と日本人の母を両親にもつハーフであり、今都内の大学に通う現役の女子大生。

インスタグラムに投稿した「バスケットボールをドリブルする動画」は再生回数が228万回を超え、その話題性からCancamの担当者の目に留まりました。

バスケをする仲間探しに活用できるSNSも

プロのバスケットボールリーグであるB.LEAGUEやW.LEAGUEの人気が高まるバスケットボール業界では、SNSの活用によって、さまざまな取り組みが行われています。

その中には、バスケをする仲間探しをできるSNSもあります。

今回は、数ある中からLaBOLAについて詳しく紹介します。

 ・LaBOLA

LaBOLAは、スポーツをする仲間を見つけるためのSNSであり、バスケットボールだけでなく、サッカーやフットサルなど、さまざまな競技で仲間を見つけることができます。

バスケットボールについてに見てみると、一緒にプレーするメンバーや対戦相手の募集などといったメンバーの募集をはじめ、観戦したB.LEAGUEの試合内容やバスケットボール教室での練習内容の投稿など、さまざまな方法で利用されています。

バスケットボールが好きで、メンバーを探したりバスケットボールの情報を知りたいという方は、ぜひ一度覗いてみると良いですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、プロのバスケットボールリーグであるB.LEAGUEやW.LEAGUEにみるSNSの活用例をはじめとするバスケットボール業界におけるSNSの活用例を見てみました。

さまざまな活用法で、バスケットボールを盛り上げていくことができるSNS。

ぜひ、覗いてみてはいかがでしょうか。

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