スポーツ選手の給料|選手は給料をどうやって稼ぐ?

スポーツ選手には、会社に所属して給料を受け取るような実業団選手から、自らの実力で賞金報酬やスポンサー収入を獲得する選手まで、様々な選手がいます。

ここでは、プロとして年俸を獲得しているスポーツ各種目の選手の給料(年収)について紹介します。

スポーツ選手の給料に興味がある方、必見の内容です。

サッカー選手の給料

サッカーの契約には、プロA契約からJリーグ契約など、幅広い形態があります。

その年収は、プロA契約選手の最低年俸が460万円、Jリーグトップ選手が1億6千万円、J1リーグ選手の平均年俸は約2,100万円となっています。

海外チームに所属する日本選手には、スポンサー収入を含め年俸約5億円から8億円を貰う選手も。

 Jリーグ選手の年俸は、基本給+出場・勝利給となっており、その比率はチームや個人によって違います。出場の定義は、チームによって違い、全試合出場して勝利しなければ満額年俸がもらえないというシステムも。

海外チームは、年俸=基本給、出場・勝利給=ボーナス、とはなっているので、給与形態はさまざまだといえるでしょう。

サッカー選手は若いうちは選手として稼げても、平均して25歳を超える頃に引退します。

第二の人生で、コーチなどの職につけてもせいぜい年収500万円前後となり、一般に収入が激減するため、第二の人生の分まで若いうちに稼いでおくというライフプランが多いようです。

バスケットボール選手の給料

日本のプロバスケットボールリーグであるBリーグ。

所属する選手の最低年俸は、B1リーグで300万円、B2リーグで240万円と規定で定められており、Bリーグ全体での平均年俸は約840万円、B1リーグに限っては平均年俸は約1,300万円。

Bリーグに年俸の上限はなく、リーグに所属する元NBA選手の年俸は2,000万円から8,000万円となっており、日本選手トップの千葉ジェッツに所属する富樫選手の年俸は1億円を超えているとされています。

ただし、バスケットボール競技のピークは10歳代から20歳代と言われており、ケガも多く、サッカーよりもさらにスピードや瞬発力が必要なスポーツなので、NBAの名プレーヤーでも30歳代で引退してしまいます。

第二の人生でチームのコーチや監督になる選手もいますが、コーチや監督になれる選手はほんの一握りであり、多くは他業種に転職しています。

バレーボール選手の給料

バレーボールのVリーグは、サッカーやバスケットボールのBリーグと同じプロリーグではなく、日本バレーボールリーグ機構が主催しているバレーボールの日本最上位リーグです。

選手の立場はさまざまで、企業に社員として労働契約を結んで所属し、年収400万円から800万円で会社員として働く人も。プレミアリーグに所属するような大企業であれば、バレーボールに専念する環境が用意されることもありますが、そうでない場合は午後3時まで会社員として過ごし、それ以降にバレーボールの練習をするというハードスケジュールになりますが、引退した後は企業に残り、普通の会社員として過ごすことができます。

1年毎の嘱託契約を結んで所属する場合、社員とは違ってアルバイトと同様の不安定な雇用状態であり、年収も200万から700万円と、ばらつきがあります。引退した後は別の業種に再就職することが多いようです。

また、日本では数名しかいませんが、プロとして複数年の年俸契約を結ぶ選手もいます。プロ契約を結べば、契約を結んだ企業でバレーボールに専念でき、その年収は800万円から 1,000万円。中には、2,000万円クラスの選手もいます。

知名度や人気が出ればスポンサーもつき、年収以上のスポンサー収入が得られることも。

引退後は解説者や指導者、チームの監督として働くケースもあるようです。

レスリング選手の給料

レスリングの選手はプロ選手ではなく、企業に所属する実業団選手です。

その平均年収は400万円。

オリンピックの金メダリストの吉田沙保里選手や伊調馨選手は警備保障会社に所属し、特別契約社員として年俸制の契約をしていましたが、これらのクラスの選手の年収は約2,000万円といわれます。

有名企業に所属する知名度のある選手であれば、レスリングに専念できる環境が得られるかもしれませんが、一般の選手であれば会社の業務終業後に練習したり、週末に母校のレスリング場で練習して大会を目指したりする選手もいるようです。

水泳選手の給料

水泳選手の収入には、大会での賞金やスポンサー料、勤め人であれは会社からの給料など、さまざまです。

大会での賞金は10万円から15万円程度。

社会人選手であれば、給料は一般企業の平均年収である400万円程度といわれています。

水泳は元々アマチュア競技で、成績に応じて報奨金がもらえますが、リオオリンピックでは、金メダル500万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円をもらえた上で、さらに金メダリストには日本水泳連盟とそのスポンサー企業から約3,000万円の報奨金がもらえたそうです。

水泳選手は10歳代から20歳代と若く、ピークも20歳代に迎える選手が多いため、過酷な競技でありながらオリンピックで優勝でもしない限り大きい収入は得られないといえるでしょう。

陸上選手の給料

陸上選手は実業団に所属し、働きながら競技を続けることが多くいますが、実業団の陸上選手は企業に所属し、大会に出場しよい成績を収め、企業の宣伝になることが求められます。

その年収は一般サラリーマンと同程度の平均年収400万円。ただし、為末大選手のようにプロ選手として活動する選手など、今後はプロ選手も増えていくことが予想されます。

卓球選手の給料

卓球選手の収入は、所属するクラブからの年俸や大会の賞金、スポンサー契約料や講習会などさまざまですが、日本の卓球選手は実業団選手が多く、給料の大半は企業からの収入であり、平均年収は400万円程度。

正社員ではないので身分は不安定です。

オリンピック選手などの有名選手になれば、約1億円にもなるスポンサー契約を結べることもあるようです。

プロサーファーの給料

プロサーファーの収入は、大会賞金とスポンサー契約によるもの。

国内での大会賞金は優勝してせいぜい100万円であり、年収は300万円程度といわれています。

ただし、海外での世界大会の優勝賞金は日本の10倍近い金額が獲得できるので、世界のトップサーファーだと、優勝賞金だけで年収5,000万円を超える選手もいます。

また、スポンサー収入が得られれば、年間約6億円を稼ぐプロ選手もいます。

プロ野球選手の給料

プロ野球選手のトップ100人の年俸は、7,000万円から6億円の幅といわれています。

これらはトップの人気選手に限っての数字であり、相当な実力がないと獲得できない年収ですが、ほかのスポーツより年俸は多いといえるでしょう。

野球規約などから契約上の最低年俸を調べたところ、一軍選手の最低年俸は1,500万円、支配下選手(一軍及び二軍)の最低年俸保証は440万円、育成選手の最低年俸は240万円となっています。

プロの野球選手である場合、基本給と出来高払いの年収になっていることが多く、チームによっては、出場試合数やプレーでの走攻守の働きを数値化して、契約更改に臨むこともあるようです。

スポーツ選手につきもののケガも公傷でない限りは減俸ということになるため、日頃のコンディション作りから大切になります。なお、第二の人生では、トップの人気選手以外は厳しい再就職状況のようです。

プロスケート選手の給料

スケート競技は、プロとアマチュアの違いを明確に設けている競技の1つです。

アマチュアのスケート選手の平均年収は、トップクラスの選手で1,000万円から3,000万円程度。

フィギュアスケート大会での大会賞金は上位入賞で年収1,000万円程度であり、移動の旅費やリンクの借用料など経費が多くかかるフィギュアスケート競技においては赤字になってしまうようです。

また、フィギュアスケート選手は、アマチュアとして日本スケート連盟に所属してオリンピックを頂点とする世界大会等に参加するため、収入のほぼ半分は連盟の収入になります。

つまり、トップフィギュアスケート選手では、スポンサー収入や写真集やグッズなどの収入を合わせると2億円から3億円の年収があるといわれるものの、実際の収入はその半分となるようです。

フィギュアスケート選手は、10歳代でトップに上り詰めることもある一方、30歳代の選手はほぼいない過酷な競技です。

スピードスケート選手でもフィギュアスケート選手でも、副収入以外のトップ選手の年収にはあまり変わりがないと言われていますが、スケート選手は実業団に所属して会社員として競技を続ける選手が多く、年収は会社員の平均年収の約400万円程度。その一方、 フィギュア選手は、アマチュアを引退してプロのスケート選手になることがあるものの、収入が大きく増えるということはなく、元メダリストはアイスショーに出たり、コーチや振付師として活躍する、という道があるようです。

ラグビー選手の給料

ラグビー選手は、実業団に所属しており、その企業の給与プラス大会賞金や報奨金が年収となります。

平均年収は500万円から1,000万円。最近はプロ選手として、年俸の複数年契約をする選手も増えてきています。

競輪選手の給料

競輪競技は、日本で認められている公営競技の1つであり、賞金を獲得して収入とする選手を競輪選手と呼びます。

選手はS級とA級の2つのライセンスそれぞれに3班あり、6つにクラス分けされています。

S級クラスの平均賞金額は約2,000万円、A級クラスの平均賞金額は約1,000万円で、A級3班の平均賞金額の約700万円からS級S班の平均賞金額の約9,000万円の幅が選手の年収となります。

競輪選手になるには、日本競輪学校へ入学して、厳しい訓練を経て選手資格検定に合格しなければなりません。実力次第では上位クラスも狙えますが、下位の選手では生活が苦しい選手もいるようです。

競艇選手の給料

競艇も公営競技の1つであり、競艇選手は毎月のボートレース競技に参加し賞金報酬が給料となります。

賞金報酬が収入のため、成績によって個人差が大きいものの、平均年収は約1,000万円から約2,000万円とされています。

競艇選手になるには他の公営競技と同様、試験を受験し養成機関に入学し訓練を受け、養成機関卒業後、国家試験を受けてプロデビューとなります。

選手は成績順でランク付けされ、勝率によって4クラスに分けられます。

危険の多い競技であることから、公営競技の中では、最も高額な優勝賞金が設定されています。

プロボクサーの給料

プロボクサーはからだひとつで稼ぐ、ファンに夢を与える仕事というイメージがある職業です。

一般のプロボクサーの1試合あたりのファイトマネーは100万円程度で、そのうち2から3割は所属ボクシングジムに収められます。つまり、年間2から3試合を戦って約250万円が年収となるようです。

世界チャンピオンレベルになればファイトマネーも高額になり、賞金だけで一生暮らしていけるかもしれませんが、日本チャンピオンレベルでも引退後の再就職が難しいとされています。

プロゴルファーの給料

プロゴルファーの年収は、賞金報酬で年間約2,000万円程度。

これに加え、スポンサー料も収入となり、トップゴルファーであれば年間数億円の収入も得られるようです。

プロゴルファーになるには日本プロゴルフ協会が行っているプロテストに合格しなければなりませんが、その合格率は10%を切るなど、かなり狭き門となっています。

合格しても試合に勝つことが大切であり、人気と実力を備えてトップゴルファーになるのは一握りの選手といえるでしょう。

テニス選手の給料

日本でプロテニス選手になるには、日本テニス協会にプロ転向を申し出るだけ。

高校生ぐらいのジュニアからプロ登録している選手もいますが、テニスのトーナメントに参戦して賞金を得て、スポンサー収入もある選手は日本でも一握りの選手です。

日本のトップ選手の年収は約4,000万円。

高収入の鍵を握るのはスポンサー契約といえるでしょう。

まとめ

スポーツ競技の給料についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

賞金が一番の収入となる競技や、スポンサー収入が得られないと生活にも困る競技、実業団に所属して会社員給料をもらいながら選手活動を続ける選手など、競技への参加や収入を得る手段もスポーツによってさまざまであるといえるでしょう。

(TOP写真提供 = Pavel1964 / Shutterstock.com)


《参考記事一覧》

運動・健康系職業の給料一覧 (給料BANK)

 
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