心に残った陸上の選手&指導者の名言9選

第一線で活躍するスポーツ選手は、いつの時代も子どもたちの憧れでもあり、プレイしている姿は心を打ちます。また、スポーツ選手の明言は人生の参考になり、やる気を出したいときや心が挫けそうになったときに力を与えてくれます。

これまでにも多くのスポーツ選手が、心に残る・心に響く名言を語っています。

本記事では、その数多くあるスポーツ選手の名言のなかから、日本と世界の陸上選手と陸上指導者が残した名言をピックアップして紹介していますので、ぜひご覧ください。

日本人 陸上選手の名言

まず紹介するのは、陸上の日本人選手の名言です。 

為末大

「真の意味で幸せをつかむためには、しょせんは他人の価値観にすぎない社会的評価から自由になり、自分独自の『勝利条件』を見出さなければなりません。」

2001年世界陸上エドモントン大会と、2005年世界陸上ヘルシンキ大会の世界陸上選手権の2大会で、男子400mハードルの銅メダルを獲得した為末大選手が語った名言です。  

為末大選手は、高校まで短距離走の選手として期待されていました。

しかし、世界ジュニア陸上競技選手権大会で短距離走(100メートル走)の世界のトップレベルを肌で知り、周囲の期待のまま短距離走を続けていたら日本では勝てても、世界ではメダルに届かないと判断。その後、短距離走の選手として周囲が期待していたにも関わらず、ハードル競技に転向しました。

他人ではなく、自分の価値観で勝利条件を決めたことが、世界陸上での2度の銅メダル獲得という結果に繋がったと語っています。

野口みずき

「努力は裏切らない。走った距離もそうですけど、毎日の積み重ねがすごくものを言う。」

2002年3月に名古屋国際女子マラソンで初優勝した後、翌年の大阪国際女子マラソンでも優勝。続いて、同年8月の世界選手権パリ大会で銀メダルを獲得し、そして2004年8月22日(日本時間23日)のアテネ五輪女子マラソンで金メダルを獲得した野口みずき選手の名言です。

他にも、「走った距離は裏切らない。」という名言も語っており、この言葉を座右の銘としているとのこと。その他にも、野口みずき選手の名言には、下記の言葉があります。

「小さな試合でも大きな試合でも、本当に1つ1つ全力を尽くしていきたいので。」

「楽しい人生と楽な人生は違う。」

「今は夢の途中なので、向かっているところです。」

これらの言葉は、世代を超えて陸上選手の力の糧となっています。 

室伏広治

「メダルの色は何色でも、重要なことはそこに向かって努力していくこと。」

2001年の世界陸上エドモントン大会で銀メダルを獲得後、男子ハンマー投で以下の大会にてメダルを獲得した室伏(アレクサンダー)広治選手。

  • 2004年アテネオリンピック:金メダル
  • 2011年世界陸上大邱大会:金メダル
  • 2012年ロンドンオリンピック:銅メダル

陸上において、上記の成績を収めました。

上記の名言は、2004年のアテネオリンピックで語ったものです。

この大会、最初は室伏広治選手は銀メダルでしたが、表彰式後に金メダルだったアドリアン・アヌシュ選手のドーピングが発覚し、競技から1週間後の大会最終日に繰り上がり優勝となり、獲得メダルが銀から金に。晴れがましい金メダル獲得ではなかったものの、この言葉には深い思いがこもっています。

海外 陸上選手の名言

写真提供 = Nikolay Mitev / Unsplash.com

続いて、海外の陸上選手が語った名言を紹介します。

カール・ルイス

「誰かがやるはずだった。自分がその誰かになりたかった。」

アメリカ合衆国の男子元陸上競技選手で、10のオリンピックメダル(うち9つが金メダル)と10の世界選手権メダル(うち8つが金メダル)を獲得しているカール・ルイス選手。

カール・ルイス選手は1つの競技ではなく、複数の陸上競技でメダルを獲得しており、1984年のロス大会では100m競走、200m競走、走り幅跳び、4×100mリレーの4種目に出場して、すべての競技で金メダルを獲得しています。

ウサイン・ボルト

「伝説になりたい。そして伝説になるため、勝たなければならない。」

ジャマイカの元陸上競技短距離選手で、2現役時代は数々の記録を樹立して人類史上最速のスプリンターと評されたウサイン・ボルト選手。

オリンピックでは、北京・ロンドン・リオデジャネイロの3大会で100m・200m・4×100mリレーで、合計9つの金メダル(北京でのリレー金メダルは後に剥奪となったため、正式には8つ)を獲得しています。

「1回勝つ(金メダル獲得)ことは誰にでもできるが、それを繰り返すことは難しい。」

その難しいことを達成し「生きる伝説になりたい」というウサイン・ボルト選手の想いが込められた名言です。

ジム・ライアン

「走り始めるには動機づけが必要だが、走り続けるには習慣が必要だ。」

ジム・ライアン選手はアメリカ合衆国の陸上競技選手。

1966年に1マイルで世界新記録を樹立し、その翌年にも1マイルで再び世界記録を樹立したほか、1500mでも3分33秒1の世界記録を樹立しました。この記録は、1974年にフィルバート・バイ選手が更新するまで、7年間世界記録として君臨したとのこと。

またオリンピックは、1964年の東京大会から3大会連続出場しており、1968年メキシコシティー大会の男子1500mで銀メダルを獲得しています。

前述した名言には、以下のような意味が込められています。

努力を継続するには習慣が大切。日々、小さな進歩を重ねることによって、他の人には決してできないことを成し遂げられるということ。

ジム・ライアン選手には、他にも「社会を構成する基本的要素は政府ではなく家族であることを忘れてはいけない。」という名言あります。こちらは選手引退後、カンザス州選出の共和党の下院議員となっていたころの言葉です。

監督・指導者の名言

最後に陸上の監督・指導者が語った名言を紹介します。 

小出義雄

「一度しかない人生、楽しまなければ損だ。」

マラソン・中長距離選手の指導者であり、自身も陸上の長距離競技の選手であった小出義雄氏。日本の陸上競技指導者としては早い時点で女性の長距離種目への適性を評価し、女子選手育成に卓越した手腕を発揮した監督・指導者です。

さらに「ほめて育てる」という選手育成方法によって、下記の選手を輩出し、そのなかにはメダリストもいます。

  • 有森裕子
  • 五十嵐美紀
  • 吉田直美
  • 志水見千子
  • 鈴木博美
  • 高橋尚子
  • 千葉真子
  • 宮井仁美
  • 新谷仁美
  • 堀江知佳
  • 那須川瑞穂
  • 吉田香織
  • 佐伯由香里
  • 小林祐梨子
  • 原裕美子
  • 小島一恵

他にも、下記の名言を語っています。

「おまえが悪いんじゃない、監督が悪いんだ。」

「他人を超えるには、自分独自のやり方、考え方を実行しなければならない。」

「成功できるかな? ではだめなんだ。何が何でも成功するんだという信念があって初めて成功するんだ。」

原晋

「答えは出さずに出るまで待つ」

第91回箱根駅伝で、青山学院大学として史上初の往復路・総合優勝を果たした際の監督であり、駅伝競走だけでなく長距離走・マラソンの指導者でもある原晋(すすむ)氏。

他にも、下記の名言を語っています。

「強いチームをつくる上で、まず必要なことは業界の常識を疑うこと。」

「どうすれば夢が実現するか?できる理屈を積み上げていく、その繰り返しですね。」

「どんな小さなことでもいいので成功体験を作ってあげることですね。」

瀬古利彦

「人は、乗り越えられない壁は与えられない」

1970年代後半から1980年代にかけて宗茂・宗猛兄弟、伊藤国光、中山竹通、新宅雅也らとともに日本長距離界をリード。その後、瀬古利彦氏は陸上競技指導者となり、日本陸上競技連盟の強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(理事兼任)に就任しました。

上記で紹介した名言は、瀬古利彦氏が現役陸上選手だったときの言葉です。

他にも、選手時代にはこのように語っています。

「35km以降の顔。苦しくなってから、どんな顔、表情をしているか。そこにその人の人生が表れます。」

「心が安定していて、動じないタイプの人間は失敗を繰り返さない。いつでも自分のパフォーマンスが出せる。」

「自分が苦しい時は、ライバルもまた苦しいのです。そう思うと、いたずらに苦しんで走ることの無意味さがわかります。自然のまま、静かに走ることで、闘志の燃焼をさらに深められるようになったのです。」

まとめ

今回は、陸上選手の名言をまとめました。

世界で活躍する陸上選手たちも常に順風だったということはありません。失敗を繰り返してきたからこそ、人々の記憶に残る成績を残すことができたのでしょう。

本記事で紹介した名言が、人生の参考や毎日の糧となったら幸いです。

(TOP写真提供 = Chau Cédric / Unsplash.com)


《参考記事一覧》

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陸上選手の名言(スポランド)

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