eスポーツの市場規模|現状と今後の予測、5Gの導入効果について解説!

日本でも年々競技人口が増え、市場規模が拡大しているeスポーツ。

eスポーツへの参入を検討している企業にとって、気になるのがその現状と将来性なのではないでしょうか。

本記事では、eスポーツの市場規模の現状と将来性について、分かりやすく紹介します。

ぜひ参考にしてください。

2019年、日本のeスポーツ市場規模は61.2億円

eスポーツ事業を展開している「KADOKAWA Game Linkage」の発表によると、2019年の日本のeスポーツ市場規模は61.2億円(前年比127%)。

新語・流行語大賞にランクインし、eスポーツ元年と呼ばれた2018年の市場規模48.3億円に比べ、127%の成長を遂げています。

この成長の大きな要因として挙げられるのが企業の参入と地方でのイベントの開催。

eスポーツのプレーヤーは若年層に多く、若年層へのアプローチ手段として企業がスポンサーになる例が増えています。

また、茨城で開催された国体に全国からプレーヤーが集まり盛り上がりを見せましたが、地方で大会が開催されることにより、全国各地でeスポーツの認知度が上昇。

現在、イベントホールで大会が開催されていますが、銀座や熊谷、大阪にeスポーツ関連のビル・施設が建設されるなど、専用アリーナの建設が進んでいくのではないかとされています。

eスポーツ市場規模は年々成長しているものの、まだまだeスポーツ発展途上国である日本。

日本でeスポーツが普及しなかった理由として

  • 大会を開催しても、法律上、海外のような高額賞金を簡単に出すことができない
  • これまで数々の家庭用ゲーム機を誕生させてきたゲーム大国

ということが挙げられますが、いまや、男子中学生の希望する職業としてeスポーツ選手がランクインするなど、注目が集まっています。

収益の1位を占めるのはスポンサー収入

KADOKAWA Game Linkageが発表した2019年の日本のeスポーツ市場データの収益項目別割合によると、収益の75.7%を占めるのがスポンサー収益。

そして、放映権、アイテム課金、チケット、グッズ、による収益がそれぞれ8.4%、8.9%、5.5%、1.1%となっています。

eスポーツはスポンサー企業によって支えられていると言っても過言ではないでしょう。

2020年、世界のeスポーツ市場規模は約1165億円

eスポーツを主な対象として、世界および国別データの提供を中核事業としている海外の市場調査分析会社である「Newzoo」が発表したレポートによると、2020年の世界のeスポーツ市場の売上規模は前年比10.6%増の約1165億円。

そして、2023年には15.5%増の約1758億円になるとされています。

このレポートにおいても、その事業別売上の1位を占めるのはスポンサー収入。

2020年で約676億円に上るとされています。

2020年は世界各国で新型コロナウイルス感染症が広まりましたが、その影響によりeスポーツへの注目も高まっています。

その結果、2020年から2030年にeスポーツの市場規模はさらに拡大することが予想されています。

eスポーツ市場規模が大きい国はアメリカ・韓国・中国

eスポーツを牽引しているのは、スポーツ大国としても知られるアメリカですが、アメリカでeスポーツが本格的に広まったのは2009年。

リーグ・オブ・レジェンドやドータ・ツー(Dota2)やカウンターストライク:グローバルオフェンシブ(CS:GO)などのタイトルの発売が続きました。

いまや、約475もの大学でeスポーツがクラブ公認され、約70の大学がeスポーツで実績のある学生に奨学金を出しているといわれていますが、2018年の市場規模は世界の30%以上を占める約3億ドルであり、2022年には約6億5000ドルになるとされています。

アメリカと並んでeスポーツ先進国と呼ばれているのが韓国です。

韓国では、eスポーツがテレビやインターネット動画配信で中継されており、多くの国民がeスポーツに関心を持っています。また、政府公認のeスポーツ協会やプロゲーマーの登録制度があり、多くのプロ選手が世界で活躍しています。

つまり、現在は、eスポーツの市場規模が大きい韓国とアメリカが、2強となって他国を圧倒しているといえるでしょう。

2020年現在、eスポーツの視聴者は4億人に達しようとしています。

そのうちの約60%を占めるのが中国であり、中国市場はeスポーツ市場の売り上げの35%を占めています。

世界各国でeスポーツへの注目が集まっていますが、その中でもアメリカ・韓国・中国はeスポーツの盛んな国といえるでしょう。

5Gの浸透でより快適に

モバイルの通信環境はついに5G(第5世代移動通信システム)に突入しましたが、「高速・大容量」「低遅延」「多接続」が実現する5Gを利用すれば、モバイルでも大勢のプレイヤーが同時にストレスを感じないプレイが可能となることから、今後、モバイルでのeスポーツ市場の発展が予想されています。

日本でも5G導入を機会に大手通信企業が続々とeスポーツに参入。

5Gがeスポーツの追い風となっていることは間違いありません。

まとめ

今後も成長することが予想されるeスポーツ市場規模。

5Gが浸透すれば、完全オンラインで快適な環境でのリモート観戦が可能となり、eスポーツ大会の知名度も上がることでしょう。

日本では、まだまだ市場規模の小さいeスポーツ業界ですが、5G導入によって、今後さらに拡大していくことが予想されます。

日本、そして世界のeスポーツ市場の今後に注目が集まります。

(TOP写真提供 = Roman Kosolapov / Shutterstock.com)


《参考記事一覧》

『グローバルeスポーツマーケットレポート2020』発売! 2020年世界eスポーツ市場規模は9.74億米ドル。2023年は約16億米ドルに。(PR TIMES)

2019年の国内eスポーツ市場規模は61.2億円、今後も拡大の見込み(BCN-R)

世界に通じる日本のeスポーツ市場の現状と将来性(KPMG)

 
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