NBA選手の名言 ~レジェンドから日本人選手やコーチまで気になる言葉を紹介〜

バスケットボールの世界最高峰のリーグであるNBAには、ここでの活躍を夢見て多くの選手が世界各国から挑戦しています。狭き門のNBAですが、今では日本や中国などアジアの選手も活躍するようになってきました。最高峰のNBAで活躍する選手には、強烈な自負が感じられます。

NBA選手の名言

まずは、NBA選手になった3人の日本人選手の言葉からご紹介します。

田臥勇太

田臥選手は、日本人初のNBA選手として有名です。彼は、高校時代に3年連続で、3冠を獲得するほどの選手でした。身長173センチと、NBA選手と比較すると低かったこともあり、NBA挑戦には多くの苦労があったことでしょう。それだけに田臥選手の言葉には重いものがあります。

「後悔もするし弱音も吐く、それでも必ず前を向く。」

「誰もやっていなかったことだったので、成功も失敗もないって思えた。」

「ネガティブなことを考えるより、その間にできること、言い方をかえればその間にしかできないこと、それを自分なりに見つけて毎日取り組むべきじゃないかな。」

渡邊雄太

日本人2人目のNBAプレーヤー。高卒後に渡米し、NCAA1部のジョージ・ワシントン大学に入学。頭角を現し認められ、田臥選手から14年後の2018年にNBAのコートに立ちました。

「0から1にするのと、1から2にするのとでは難しさは全然違う。」

田臥選手へのリスペクトが感じられる言葉です。海外では実力の勝負です。認められるまでに、渡邊選手も陰ながら多くの努力を積み重ねて来たのです。

八村塁

2019年、日本人選手として初めてドラフト一巡目指名を受け、NBA選手になった選手です。八村選手の異国での活躍は、日本人にとって毎日のうれしいニュースとなっています。

「バスケを楽しむっていう事が僕の原点。」

八村選手のプレーには、周りを巻き込み、バスケを楽しんでいる喜びが満ちあふれています。

「ずっと全力でやっていると、ここだという時に力が出ない。大事な時にもう一つ先の力を出すことが大事。」

次に、海外NBA選手のレジェンドの名言からご紹介します。

マイケル・ジョーダン

「バスケの神様」とも呼ばれ、彼の使用したシューズが人気となり、社会現象にもなりました。極度の負けず嫌いでも有名。

「私は9,000回以上シュートを外し、300試合以上に敗れた。決勝シュートを任されて26回も外した。人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功したんだ。」

失敗というネガティブワードが、ポジティブに感じられる名言です。

「失敗することは耐えられるが、挑戦しないことには耐えられない。」

「自分に期待することで、はじめて物事は可能になる。」

「誰もが才能を持っている。でも能力を得るには努力が必要だ。」

「成功は、やみくもに追い求めるものじゃない。それに向かってたゆまない努力を重ねるものだ。そうすれば、成功は思いがけない時にやって来る。それがわかっていない人が多いんだ。」

「無理だなんて絶対に口にするな。限界は恐怖と同じで、大抵幻想にしか過ぎないから。」

バスケの神様でも陰ながらたゆまぬ努力をしています。

アーヴィン・“マジック“・ジョンソン

ノールックパスのような、誰もが驚くような華麗なパスで「マジック」と呼ばれ、NBAの人気選手でした。32歳でHIV感染のため、惜しまれつつ引退しました。

「どのポジションでもベストを尽くすだけさ。シーズンを通して多くを学んできたけど、試練に挑むのは楽しい。今夜は自分に何ができるかを試すという試練が待っているんだ。」

「『君には無理だよ』という人の言うことを聞いてはいけない。もし、自分でなにかを成し遂げたかったら、出来なかった時に他人のせいにしないで自分のせいにしなさい。」

「僕は貧乏な子供だったけど、貧相な夢は持っていなかった。」

ジョン・ストックトン

NBAでは少数派の白人選手で、19年間の現役生活をユタ・ジャズでプレーした名ポイントガードです。華麗なディフェンスプレーの紹介動画には、必ず登場する選手です。9回のアシスト王、609試合連続先発出場の記録を持ちます。

そんな彼の名言は以下の通り。

「どんなにパスが下手でも、シュートが下手でも、ドリブルが下手でも、サイズがなくても、自分の可能性を信じてそれに賭けていくことが成功への秘訣だ。」

「連続先発出場には秘訣などない。毎日一生懸命練習して、毎日全力でプレイする。十分な休養をとり、無理をしない。それだけだ。」

シャキール・オニール

216センチ、154キロの規格外の体格でバスケの殿堂入りを果たした、最強センターの1人。ゴールを2回壊したダンクシュートの「シャック・アタック」で有名だった選手です。巨漢でありながら高い運動能力と技術は努力の賜物です。

「神がボクに与えたのは、48%の才能だ。あとの52%は練習で得たものだ。ボクは天賦の才能を信じない。信じるのは努力だけだ。」

「優秀であるということは、非凡な行動ではなく習慣なんだ。君は君がコレまで繰り返してきたことから成り立っている。」

アレン・アイバーソン

NBAでは、彼の183センチの身長でも背が低いとされる中、身体能力の高さを生かし、瞬発力と技術で新人王、シーズンMVP、4回の得点王にもなった選手です。

「才能よりも常に勇気をもっていたい。」

「無理だって言う奴はチャレンジしてない奴だ。」

「俺はいつもどうやったらチャンスを得られるかを考えていた。」

「体のサイズでプレーしているんじゃない、ハートでプレーしているんだ。」

ケビン・ガーネット

高卒からNBA入りを果たし、リーグを代表するオールラウンダー。ディフェンス力が高く、リバウンド王を4回獲得しています。

「コントロールできないことでイライラするよりも、自分ができることをやった方がいい。」

「俺は人間だから、すべて完璧ではないよ。自分がなれうる完璧な存在になるんだ。」

ヴィンス・カーター

現役生活22年で8チームを渡り歩いた選手で、類まれなジャンプ力を持つ屈指のスラムダンカーです。自分の個性をコートで表現してこそプロ選手という、プロとしての心構えを言葉にしています。

「昔コーチにダンクしようがしまいが2点は2点だと言われたことがあるけど、そのコーチはダンクができなかった。」

「僕はもっとみんな自分を表現するべきだと思うんだ。」

コービー・ブライアント

高卒でNBAに入り、トップ選手として引退まで活躍。彼のストイックさはピカイチで、現役時代の練習量はNBAで一番だったと言われています。取り組む姿勢は「マンバ(猛毒の蛇)・メンタリティー」と呼ばれ、今でもリスペクトされています。2020年1月、ヘリコプター事故により41歳で惜しまれつつ亡くなりました。

「僕がどれだけ勝つことに取りつかれているかみんな理解していないんだ。」

「全てのネガティブな要素・プレッシャーや挑戦は僕を成長させるチャンスだ。」

レブロン・ジェームス

NBA史上最高の選手の1人で「バスケの王様」と呼ばれています。現在もなお、NBAの記録を次々と塗り替えています。才能に加え、努力を怠りません。

「失敗を恐れちゃいけない、成功するための唯一の方法だから。常に成功している人はいないのを僕は知っているんだ。」

「若い頃のつらい時期を乗り越えてきたからこそ、今の僕があるんだ。」

ケビン・デュラント

大学カレッジバスケットボールの個人タイトルを全制覇した選手で、努力家です。才能あふれた選手が努力を怠らなければ、敵うものはいません。

「人生において、人から与えられたものは何もなかった。いつも自分で取りに行かなくてはいけない。」

ステフィン・カリー

父親がNBA選手という恵まれた環境で育った、NBA最高レベルのクイックシューター。

それまで、NBAの花形プレーといえばダンクでしたが、この選手の登場を機に、スリーポイントに変わったと言われています。

「クイックシュートを打つのが嫌になるくらい練習したい。そうすれば試合では普通のスピードで打てる。」

監督の名言

写真提供 = Markus Spiske / Unsplash.com

ここからは、監督(=ヘッドコーチ)の名言を紹介します。

ラリー・ブラウン

NBAでの20年のヘッドコーチ歴で一度も優勝経験のなかったブラウンコーチが、2004年に弱小チームと言われたピストンズを初めて優勝に導きました。

「このチームは正しい方法でプレーし、ゲームに、そしてお互いに対して敬意を抱いている。正しいやり方でやれば、優勝できるのだという証明だと思う。」

ジョン・ウッデン

バスケの殿堂入りしたUCLAのバスケットの名コーチです。12シーズンで10回の優勝と圧倒的な強さを見せ、多くのNBA選手を育て輩出しました。

「勝つには才能が必要で、勝ち続けるには精神力が必要だ。」

「機敏になれ、ただ焦ってはいけない。」

「これまでいかに大変だったではない、やり遂げるかどうかだ。」

トム・ホーバス

元NBA選手で、2017年から女子バスケ日本代表のヘッドコーチ。日本バスケ史上初のメダル獲得へ導きました。

「信じてないなら優勝できない。信じてないなら大きいチームに勝てない。自分の力を信じていなければ何もできないと思います。」

東京オリンピックでは、女子バスケ日本代表チームの平均身長は176センチで、参加12ヵ国の2番目に小さく、他チームとの体格差は否めませんでした。ホーバスコーチは、現役時代にアメリカでは芽が出ず、ポルトガルや日本で経験を積み、実績を認められ、念願のNBA選手になりました。

「日本の目標は銀メダルじゃないです。まだ仕事があります。それを忘れないで。」

「このチームにスーパースター選手はいないけど、スーパーチームですよ。」

ホーバス選手は、選手や報道陣に日本語で話しています。理由は、「日本語で話す方が多少の間違いがあったとしても気持ちが伝わるから。」とのこと。そのハートとコミュニケーション力がチームを育てたのでしょう。

まとめ

本記事では、NBA選手とコーチの名言をご紹介しました。

 数々の名言の中に共通する部分は、どんなトップアスリートも努力を続け、決してあきらめず、失敗をおそれずに挑戦する姿勢です。

 スポーツや日常生活などで悩んだ時などは、先人たちの言葉の中に解決のヒントを見つけてみてください。

(TOP写真提供 = NeONBRAND / Unsplash.com)


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